Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(129)

2015-05-31 05:59:24 | コラム
生まれて初めての「創作文」の、つづき。

きょうは2ページ目、3ページ目、最後の4ページ目と一気に掲載するので文章は短めに。


まぁ小学4年生だから―とイイワケしたいところだが、小1くらいでもっとすごい文章書くヤツ居るよね。

ただ、気分だけはシェイクスピアだったにちがいない。
この課題が出された瞬間に、教室は重い空気で支配された・・・と記憶するが、自分だけはウキウキしていたのだもの。

その実力やセンスはともかく、書くことがほんとうに好きだったのだと思う。


2ページ目




3ページ目




4ページ目



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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『煽り + 5月コラムの目次』

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初体験 リッジモント・ハイ(128)

2015-05-30 04:38:29 | コラム
地上波テレビの特番で個人的に最も楽しみなのが、大喜利だけで120分を展開する『IPPONグランプリ』(フジテレビ…トップ画像)。

いままで放送された回で「文句なし一本!!」と思えたのは・・・

<そこそこのウソをついて下さい>

というお題に対する、

<オッス!オラも悟空!>

と答えた千原ジュニア。

<ティッシュの箱に書かれていた、過保護すぎる使用上の注意書きとは?>

というお題に対する、

<鼻をかむ→2枚 ソースこぼした→4枚 友達が吐いた→10~20枚>

と答えたピース又吉かなぁ。


※バカリズムの回答だけをまとめた動画





先日放送されたAブロックの第1問目は、

<世界が涙した3千万部の大ベストセラー、『白ねずみオペンペンの大冒険』の書き出しを教えてください>

というもの。

回答者のなかで最も冴えていたのはチュートリアル徳井で、とくに・・・

<父オパンパン、母オピンピンの次男として生まれてきたオペンペンは…>

という回答が面白かった。


小説の書き出しって重要である。
まぁそれは小説にかぎった話ではなく、読み物すべてにいえることかもしれないけれど。


さすがだなぁ! と思う冒頭は、やっぱり漱石の『草枕』。

「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」

完璧。
もう、なんもいえねぇ。

サガンの『悲しみよこんにちは』も素晴らしい。

「ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しい、りっぱな名をつけようか、私は迷う。
その感情はあまりにも自分のことにかまけ、利己主義な感情であり、私はそれをほとんど恥じている。
ところが、悲しみはいつも高尚なもののように思われていたのだから。
私はこれまで悲しみというものを知らなかった。
けれども、ものうさ、悔恨、そして稀には良心の呵責も知っていた。
今は、絹のようにいらだたしく、やわらかい何かが私に蔽いかぶさって、私をほかの人たちから離れさせる」

サガンだけでなく、訳者にも拍手を送りたい。


自分も似非ながらモノカキを名乗っているので、とくに冒頭と末尾の文章には気を配っている(つもり)。

というわけで、今回の初体験テーマは「初めての創作文」でいってみたい。


ガキのころから読み書き「だけ」は好きで、国語の成績「のみ」クラスの優等生と張り合っていた(と、自分だけ思っていた)。

国語以外の授業中は専ら「頭のなかで物語を創造・想像しては楽しむ」つまり空想に耽っていて、結果、作り話をするのが上手に? なった。
この特技は実生活では厄介だが、作り手としては有効だったのではないか。


初めて「小説、らしきもの」を書いたのは、小学校4年生のころ。
国語の特別授業だったと記憶するが、優秀だった3作品は文集に掲載された。

きょう・あすにかけて載せるこの小説は、その文集をスキャンしたものである。

きょうは、その1枚目だけアップロードしてみよう。

画像をクリックすると拡大されるはずなので、時間のあるひとはぜひ読んでみてね。






つづく。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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『初体験 リッジモント・ハイ(129)』

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ぱんちら

2015-05-29 09:34:48 | コラム
すぐ上映が終了しそうなので、公開されたばかりの日本映画『やるっきゃ騎士』を観てきた。

読みかたは、やるっきゃ「ないと」ね。

原作(みやすのんき)はこんな感じで、



80年代の『月刊少年ジャンプ』に連載されていた。
(モリュー・バリモアっていうキャラが、いちばん好きだったな)

映画版は気楽に観ることが出来る、お色気コメディ・・・なのだが、それでもPG-12のレーティングがついたというのは、パンチラシーンが多いのが原因だろう。

パンチラ。
甘美な響きである。

それほどパンツに執着するタイプではないが、別に好いていない子のパンツだったとしても、「見れた」というだけで、その日の幸福度は10%くらい上がる。

「モロ見え」より「チラ見え」のほうがロマンを感じさせてくれる―ゆえに「パンモロ」ではなく「パンチラ」ということばが生まれた―たぶん、ちがうよね笑―のだが、
園子温監督のおかげだろうか、一時期は控えめだったパンチラ描写が復活してきたように思う。

『やるっきゃ騎士』の実写化も園監督による『みんな!エスパーだよ!』(2013、テレビ東京)の影響下にあるはずで、
そんな『みんな!エスパーだよ!』映画版のエキストラの応募用紙には・・・

<水着やパンチラのシーン、大丈夫な人は「○」、考え中の人は「△」、絶対ダメな人は「×」>

・・・を書く欄があったらしいのである。


たいしたもんだよ、園さん。

さすが「東京に出てくれば、童貞が捨てられる」と思っていただけのことはある。


そんなわけできょうは、映画のなかにおける「忘れ難きパンチラ10傑」を選出してみた。


(1)『誘う女』(95)

意識的か、あるいは無意識か。



こんな風にパンツを見せられたら、5割の男子は殺人者になるだろう。

(2)『愛のむきだし』(2009…トップ画像)

全編パンチラの嵐。

園子温の名前を一躍有名にした快作だが、パンツを見せてくれたすべての女子に感謝したい。

(3)『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』(2015)

現時点における、今年最高のパンチラ。

園さんや松尾スズキに鍛えられた二階堂ふみちゃんは、パンツを見せることに抵抗感がなさそうで素敵。

(4)『ブルース・オールマイティー』(2003)

一瞬の出来事、だからこそ楽しい。




(5)『シリアル・ママ』(94)

おばさんだからゾクゾクするものはないが、「裁判中にパンチラ」しようとするシチュエーションが鮮烈。

(6)『白いドレスの女』(81)

しかし、そんなキャスリーン・ターナーにも若くて美しい時期があって。
こちらのパンチラは、そーとーゾクゾクします。

(7)『焼け石に水』(2000)

もはやパンチラではないが、リュディヴィーヌ・サニエが素敵なので。



(8)『エキゾチカ』(94)

制服とパンツ、これ最強。



(9)『片腕マシンガール』(2008)

ここまで振り切れていると、むしろ清々しい。

ロバート・ロドリゲスの映画より、センスがあると思う。




(10)『無能の人』(91)

情緒さえ感じさせる、それでいてひじょうにいやらしいパンチラ。

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にっぽん男優列伝(281)林泰文

2015-05-28 05:48:30 | コラム
71年12月7日生まれ、43歳。
東京出身。

公式プロフィール

同時上映の思い出―。

中学2年生のころだったか・・・
成龍ジャッキーの『プロジェクトA2』(87)初日、この映画を「観る前から3回鑑賞する」と決めて劇場に向かったのだが、日本映画『漂流教室』(87)と同時上映であり、『A2』を繰り返し観るには『漂流教室』という壁を越えなければならなかった。



面白かったらいいな、つまらなかったら2度観るのはしんどいな―期待と不安を抱えながら上映が始まったのだが、もう10分でイヤになった。

主人公がシャワーを浴びながら歯磨きし、学校へ向かうまでの冒頭は躍動感があって、それなりにワクワクしたのだけれども。

校舎「ごと」未来へと送られてしまった生徒たちは、生き残ることが出来るのか―『漂流教室』は、楳図かずおの傑作漫画を映画化したもの。
そう、原作は楳図作品のなかでもトップクラスの面白さ・・・なのに、映画はダメダメだった。

当時「最新」とされた特殊効果による未知の生物が登場するのだが、

どうよ、これ? 見事なもんでしょう、金を要したんですよ~。

みたいな感じで、延々とこの生物を映す。

中学生のドシロートでも、「わぁセンスないなぁ!」と思いましたよ。
技術は、ひけらかすものではないって。

この映画の主人公を演じていたのが、林泰文(はやし・やすふみ)さん。

出来に関しては褒めることが出来ませんが、難しいキャラクターを好演していたと思います。


※主題歌は、このひとでした




<経歴>

76年、子役としてデビュー・・・って、あれまぁ自分が生まれた年から活躍しているのですね。
年齢ひとつしかちがわないのに!

『漂流教室』で知ったひとでしたので、少年期にデビューしたのかと思っていました。

しばらくはCMやアニメーションの声優として活躍、
映画への参戦は、86年の『野ゆき山ゆき海べゆき』でした。

主演は、とっても可愛かった鷲尾いさ子。
監督は大林宣彦で、以降、大林組のレギュラー俳優としてキャリアを築き上げていきます。

前述した『漂流教室』だけでなく・・・

『異人たちとの夏』(88)、『北京的西瓜』(89)、『青春デンデケデケデケ』(92)、『あした』(95)、『SADA~戯作・阿部定の生涯』(98)、『風の歌が聴きたい』(98)、『あの、夏の日』(99)

・・・これすべて、大林作品です。

このなかから代表作を挙げるとするならば、やっぱり『青春デンデケデケデケ』になるでしょうね。


ほかの出演作に・・・

『遥かなる甲子園』(90)、『ぷるぷる 天使的休日』(93)、『BAD GUY BEACH』(95)、『すももももも』(95)、『渇きの街』(97)、『緑の街』(97)、『二宮金次郎物語 愛と情熱のかぎり』(98)、『コキーユ 貝殻』(99)、
『Last Dance ―離婚式―』(2001)、『歩く、人』(2001)、『いのちの海 Closed Ward』(2001)、『アイ・ラヴ・ピース』(2003)、『怪談新耳袋劇場版』(2004)、『容疑者Xの献身』(2008)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)、『オカンの嫁入り』(2010)、最新作は『おかえり、はやぶさ』(2012)。


最近は大林組への参加は控えている? ようですが、べつに喧嘩別れしたわけではないので、いつか復帰すると思います。

正直いうと、
大林組「以外の」作品がちょっと弱い・・・ので、余計に復帰してほしいなと思ってしまうのですよね~。


次回のにっぽん男優列伝は、林隆三さんから。

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『ぱんちら』

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♪ もう、いくつ寝ると ♪

2015-05-27 05:54:05 | コラム
・・・2016年~♪

って、あと半年あるけど。

もうすでに何度か書いているが、自分のようなスコセッシ信者・リンチ狂にとっては今年より来年のほうが大事で、
それは、スコセッシの『沈黙』とリンチの『新・ツインピークス』が上陸予定だから。

『沈黙』は、10年以上待ち続けた作品。
『新・ツインピークス』は、続編のニュースが先月入ったばかりなので「待った」という表現はちがうけど。

「いつ死んでもいいように」を心がけて生きてきたので、
殺し屋? に銃を突きつけられたら命乞いはしないと決めていたところがあるけど? そうもいかなくなってきた。

小便垂れ流しながら、どうか助けてください~、来年までは!! と絶叫することだろう。
『ミラーズ・クロッシング』(90)の、ジョン・タトゥーロのように。




そんなわけできょうは、自分にとって ♪ もう、いくつ寝ると ♪ だった作品・イベントの10傑を展開してみたい。


※もちろん、『沈黙』と『新・ツインピークス』は除く
※※もちろん、作品の出来不出来は無関係


(1)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)

これまた、スコセッシ念願の企画だった。

当時のアルバイト先の仲間を引き連れ、約10人で観に行く。

本来は「ひとりで観に行く派」だが、興行成績に貢献したかったんだと思う。

(2)『スターウォーズ エピソード7』(2015)

来年のことばかり書いてしまったが、これは本年末公開なのだった。

予告編だけで、ワクワクが止まらない。




(3)UFCジャパン

11年ぶりの日本開催となった、2012年の総合格闘技イベント。

真冬の午前中、さいたまに集った同志たち!!

(4)斉藤由貴のコンサート

生まれて初めてのコンサートだったから。

たぶん、このころね。



(5)『パルプ・フィクション』(94)

公開前の、QT来日イベント。

勝新太郎、関根さんも間近で見ることが出来て幸福だった。

(6)サマーソニック

今年も参戦予定の、音楽フェス。

自分の初参戦は、2002年。
ガンズ・アンド・ローゼズ目当てだった。

(7)『スターウォーズ エピソード1』(99)

別名『ファントム・メナス』。

当時好きだった子と、先行オールナイトで観に行った。
劇場は超満員で、地べたに座って鑑賞したんだっけ。

(8)PRIDE男祭り

高田さんがタップを披露した、この年です。




(9)マイク・タイソンVSジェームズ・ダグラス

東京ドームでおこなわれた、衝撃のオチが待っていたボクシング。

生まれて初めて生観戦して、こんなことが起こるなんて!!

でもね・・・
タイソンがガウンを脱いだとき、「あ、負けるな…」と思ったのも事実。

ぜんぜん、絞られてなかったんだもの。

(10)『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94)

渋谷パンテオンの、大晦日年越し企画で鑑賞。

壇上で本作を解説する木村奈保子さんに向かって、「早く観せろ!」の野次が。

それに対し「黙って聞いてろ!」と返した木村さんのことを、一気に好きになった―と同時に、本作への期待値もグンと上がったのであった。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

「事情があって」1日お休みしましたです、
『にっぽん男優列伝(281)林泰文』

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