Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

焦点あわず。。。

2020-08-31 00:10:00 | コラム
某日―。

いまになってやっと、リモートを駆使した会議に「初」参加する。

「ほぼ毎月」会議するメンバーで構成。

池袋に集い、10分前後の会議を展開して即解散。

そうなんだよね、いままで10分のためだけに池袋までチャリ疾走していたわけ。

たかが10分、されど10分。
かなーり濃密な会議だったことはたしか。

とはいえ10分のためだけに方々から都心に集まってくるのは、コロナ禍の現状ではどうなんだろ? と議長であるボスがいいだし、それじゃあリモートをやってみようと。

結果。
リモートで展開してみて大正解。

ただ、メンバー全員が気持ち的に余裕を持ち過ぎているので会議は10分どころか1時間でも終わらず、最後のほうはリモート呑み会と化していたけれどもね。

問題があるとするならば、自分の視線くらいだったかと。

ほかのメンバーは、タブレットあるいはノートパソコン。
視点は端末を見下ろす形になるが、自分だけはデスクトップで、カメラはこんなところについている。


だから自分だけ、カメラを見上げる視点になる。
いつまで経っても焦点をあわせられず、不審者みたいに目をキョロキョロさせていた。


会議終了後―。
あぁそうか、座高の問題だろうからパソコン自体を傾ければよかったんだなぁと気づく。

もう遅いがな!!

ナニゴトも経験、経験よねぇ。。。




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明日のコラムは・・・

『ジェンダー時代の映画祭 + 08月コラムの目次』
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外国女優別キャリア10傑(34)スーザン・サランドン

2020-08-30 00:10:00 | コラム
~スーザン・サランドンのキャリア10傑~

ハリウッドの代表的なリベラル主義者として有名で、積極的に社会性の強い映画に出演、、、しつつ、もう少し若いころは年下を翻弄するセクシーな役柄も。

そんな彼女の虜になったひとりがティム・ロビンスで、いいカップルだなぁと思っていたのだけれど関係解消、ふたりのコンビ作(監督×主演)が拝めなくなったのはシンプルに残念だなぁ。。。


(1)『テルマ&ルイーズ』(91)

遅れてやってきた、おんなのニューシネマ。

化粧が落ちてボロボロになっていくふたりの、なんと神々しいことか!!




(2)『さよならゲーム』(88)

ケビン・コスナー、ティム・ロビンス共演の、野球&三角関係のドラマ。

サランドンは、野球狂(教)ともいえる教師を好演。

これでロビンスがノックアウトされたとしても、仕方ないのではないかな。



(3)『ロッキー・ホラー・ショー』(75)

まだ無名のころに出演したホラーミュージカルが、のちにカルト人気を誇る伝説的な映画に。

運を持っているひと、ということでしょう。


(4)『デッドマン・ウォーキング』(95)

ティム・ロビンスが監督、共演にショーン・ペン、主題歌はブルース・スプリングスティーン。

サランドンは、本作でオスカー主演賞受賞。

死刑制度に疑問を投げかける創りは「似非ヒューマニズムを演技力で誤魔化した」といった批判も聞かれ、じつは自分も似たような感想を抱いたのだが、

「まずは実際を観てから判断してくれ」というメッセージは、オオシマと同じもので好感は抱く。




(5)『イーストウィックの魔女たち』(87)

主演ジャック・ニコルソン、共演にシェール、ミシェル・ファイファー。

ほとんど物語は覚えていないけれど・・・まぁ、愛嬌のあるSFでした笑


(6)『アトランティック・シティ』(80)

ヴェネチア映画祭、金獅子賞受賞。

女賭博師と元ギャング(バート・ランカスター)が組む痛快なアクション。


(7)『ぼくの美しい人だから』(90)

いわゆる、歳の差カップルの物語。


この歳になると、スペイダーくんの気持ちも分かる。


(8)『依頼人』(94)

90年代に映画化が流行した、ジョン・グリシャム原作の法廷サスペンス。


たとえ米国であっても、少年がここまで過酷な境遇に遭うことってあるのかな? と思ってしまった。


(9)『ラブリーボーン』(2009)

シリアルキラーの被害者になった少女の生と死をファンタジックに描く・・・も、宗教観のちがいもあり、日本では好評というわけにはいかなかった。

サランドンは、主人公の祖母を演じている。


(10)『ロレンツォのオイル/命の詩』(92)

ジョージ・ミラーが監督、副腎白質ジストロフィーを患う息子を救うため、解決策を模索しつづける夫婦の実話を描く。

旦那を演じたニック・ノルティとともに大熱演、個人的にはこっちでオスカーを取ってもよかった。

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カゴの直置き、あり。か、なし。か

2020-08-29 00:10:00 | コラム
「スーパーの食料品売り場のレジ待ちで買い物カゴを床に置くのってどうだろう?
重ければカートを使えば良い。カゴはマイカゴではなく、床に置いた面は重ねれば他のカゴの物を入れる面にくっつく」

「床に置いた面がくっついたカゴに食料品を入れるという事は、道端に直に置いた物をカゴに入れているのと同じ事に思えて、不衛生極まりないと思うのは私だけだろうか?」

「しかも床に置いたカゴを足で蹴りながら前に送るってあんまりじゃない?
店にせっかく消毒用アルコールが用意されていても不潔過ぎて気持ち悪い」

Twitterに上記のような内容の呟きが投稿され、あぁなるほどと思った。

で、自分はこんなコメントをつける。

「さすがに足蹴とかはしませんし、レジ待ちでは持ってますけど、
そういえば、お酒とか買うとき、カゴに入れる際、カゴを直置きしちゃっているとき、ありました」


ひとりでスーパーやホームセンターに行ったとき、カートって利用したことがないのよね。

そこまで大量の買い物をするわけじゃないし、重いものがあったとしても、そこから1~2km移動することもないから、我慢してレジまで持っていけばいいっしょ? みたいな。
(あと単純に、カートを戻すの面倒だし。そのまま駐車場に置いているひと見かけるけど、あれなんなの? 正気ですか??)

そんな発想だから、カゴを床に直置きすることもある。

尤も投稿者ものちにコメントしていたように、イコール不潔というのは潔癖過ぎる考えかたかもしれない。

カゴの裏って四隅が出っ張っていて、そこで支えているわけだから、重ねたカゴの表面を汚す可能性も「それほど」高くはない。

とはいえ「それほど」ということは、汚すっちゃあ汚すという意味で。

付着した泥などが、重ねた衝撃で落ちることはあり得るものねぇ。


なるほどなぁ!!
そんなことまで考えたことなかったよ。

みなさんは、どうされていますか。
やっぱり、カートを使っているのかな。。。




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シネマしりとり「薀蓄篇」(344)

2020-08-28 00:10:00 | コラム
ろー「ら」→「ら」んぼー

シルベスター・スタローン(以下、愛称のスライ)の代表作といえば、『ロッキー』シリーズ(76~)と『ランボー』シリーズ(82~)。

「終わりそうで終わらない」長寿シリーズであり、
前者のフルネームはロッキー・バルボア、後者はジョン・ランボー。

両者ともこころに傷を負う主人公だが、その傷が「より深い」のは後者だろう。

ベトナム戦争、主にゲリラ戦において突出する才能を発揮した兵士ジョン・ランボーが、ワシントン州の田舎町に戦友を訪ねる。

ただ町を歩いていただけなのに、ティーズル保安官(ブライアン・デネヒー)に目をつけられ、危険人物扱いされ、ほとんど不当に逮捕されるが・・・。

第1作目に派手な描写は少なく、ベトナム帰還兵の悲哀が強調されている。

保安官にナイフを突きつけ、「この山では俺が法律だ」とはいうけどね!

原題は『First Blood』。
ボクシング用語で「対戦相手を流血させること」というような意味だが、それを「先制攻撃」として冠した。

・・・ものの、主人公のネーミングのほうにインパクトがあったようで、85年のパート2以降は『ランボー』のほうをメインタイトルに変更している。

第1作目、ランボーの絶望に観客は涙した、



だからその反動で、第2作目以降の派手な展開に白けた向きが多かったのも頷ける。


尤も2と3の物語が混乱した原因はトラウトマン大佐にあり、自分なんかは、このひとこそ真の悪役だと思っているのだが笑




脚本または監督を担当したのはスライ自身、
よって本シリーズの「派手化」もスライの責任になるといっていいと思う、

けれどもスライは我々? が思っている以上にバランス感覚に優れ、時代を読む嗅覚も持っていた。

2008年の『ランボー/最後の戦場』は、
『プライベート・ライアン』(98)誕生により、ハリウッドが変えざるを得なかった戦闘描写―ヒロイックなものからリアリズム重視へ―を「きっちり」取り入れていて驚いた。

そして「最後の戦場」と冠せられた副題はやっぱりホラで笑、
2019年、『ランボー ラスト・ブラッド』が発表された。

また「ラスト」ってついてるし!
ホラだよ、またホラ!!笑



今度の敵はメキシコの麻薬カルテル。

「誰かの愛するひと」を傷つける戦争全般に対する憎悪が物語の機動力になっていて、あぁこの戦士は命あるかぎり戦いつづけるのだろうな、そういう意味では第1作目と変わらぬ男がそこに立っている。

ファンたちは、そこに感動するのだよね。


次回のしりとりは・・・
らん「ぼー」→「ぼー」だーらいん。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(343)

2020-08-27 00:10:00 | コラム
きい「ろ」→「ろ」ーら(ローラ)

ローラという名前を聞いて浮かぶもの。

(1)モデル・タレントのローラちゃん

ん?
好きか嫌いか?

・・・まぁ、嫌いではないけれど好きでもないかな~。

ただ、らしくない社会的・政治的発言をしたからって、イメージがちがうからと叩かれたのは可哀想だったけれど。


(2)秀樹さんの『傷だらけのローラ』



なんか、まだ生きている感じがするんだよね…。




(3)映画、『ローラ殺人事件』(44)



コピーライターのローラが惨殺死体で発見され、マクファーソン刑事が捜査に乗り出す。
いまとなっては熱心なクラッシック・ファン、あるいはデヴィッド・リンチのファン(後述する)くらいしか観ることはないかもしれないけれど、なかなか観応えのあるサスペンス。


そして、
(4)『ツイン・ピークス』シリーズ(90~)のローラ・パーマー

結局、自分にとってはこれに尽きます。

18~19歳のころは、ほぼ1日中、ローラのことを考えていた、、、といっても大袈裟じゃなかったもの。


成績優秀、品行方正。
そんな学校一のマドンナが水死体で発見され、同じ加害者に暴行されたと思われる同級生ロネットが「州境」で発見されたことから、我らがデイル・クーパー特別捜査官(FBI)がツイン・ピークスという田舎町に派遣される。

ここポイント、FBIが一般的な殺人事件に介入するのは「事案が2州以上にまたがった」ケースなんだよね。

そのおかげ? で、クーパーがやってきてくれた。


クーパーの捜査によって、ローラの裏側の顔―クスリ、セックスにいかれていた―が見えてくる。

このあたりからいつものデヴィッド・リンチ節が炸裂するのだが、
捜査する側が被害者の内面に入り込む、あるいは魅かれていくという流れは前述した『ローラ殺人事件』に似ており、当時から評されていたことだけれど、この映画を意識していたのは明らかでしょう。

自分なんかは、このドラマシリーズによって「悲劇性」であったり、なにかを背負う「運命」であったりを「ローラ」という名前から連想してしまったりするのだけれど、
リンチは少年期あたりに『ローラ殺人事件』を観て、「ローラ」という名前に「宿命」みたいなものを感じたのかもしれないな~。




あすのしりとりは・・・
ろー「ら」→「ら」んぼー。

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