Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Pause

2019-06-30 00:10:00 | コラム
SNS慣れしているから・・・じゃないな、これは昔からのことだし。

たとえば観光地とかで記念写真を撮る際、若いひとって、手足を大きく広げたり、まぁ昔ながらにピースサインをしているひとも多いけれど、みんな上手にポーズを取るな、たいしたものだな、、、とか思っちゃう。

自分―まぁつまりは、撮られることがあまり好きじゃないってことだとは思うけれど―それが出来ないんだ。


なんというか、ぎこちなくなってしまう。

笑顔は、ひきつっているし。

ピースとかも自然に出来ないし。

隣りに立つ友人と肩を組もうという発想さえ浮かんでこない。
だってふだん、肩なんか組まないっしょ? みたいな。

で、ボーっと立っていると笑

80%、照れからきているものだと思うけれど。。。


数年前、それではまずい? と思って、Perfumeときゃりーちゃんの4ショットで彼女たちが見せた、指を輪っかにするポーズ(なんて呼ぶのかね、あれは)を取って撮影に臨んでみた。

周囲のウケはイマヒトツだったが、自分は満足。

なんだかキュートに撮れたような気がして笑、以来、そうするようにしており、だんだんとサマになってきた(と、自分だけ)思っている。


みなさんは、カメラを向けられたときのポーズって決まっているんだべか???




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明日のコラムは・・・

『USB + 6月コラムの目次』
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ヤクザよりヨッパライ

2019-06-29 00:10:00 | コラム
吉本芸人を中心とする「闇営業」「反社会的勢力とのつながり」「金銭授受」「脱税」問題の余波がすごい。

友人の何人かは民放のバラエティ班として活躍しており、もういいトシだから、いまになって自分の能力とは無関係なところで仕事なくなったりするのは気の毒だ・・・という視点で自分は捉えており、

たしかに特殊詐欺を展開するチンピラ集団のパーティに出席し、ナニガシかをもらうことはけしからん! とは思うが、果たして芸能界を追放するほどのことなのかな? という疑問は抱いている。

元々好きではなかった芸人だからと、いい機会がやってきたと、そういう感じで叩いているひとが多いような気がして、相変わらずイヤな流れだなぁ、、、と。


それとはまったくべつの話になるが。。。

ホテルのフロントをやっていると、とくに深夜は、厄介な客が来ることが多く。

暴力団関係者やチンピラもやってきて、その情婦をうしろにしたがえ、「なんで3人で入れないんだよクソが!!」と脅されることだってある。

あるが、正直ぜんぜん怖くない。

クールに徹し、「多目的のホテルですが、規模的に3人以上には適さないのです。そういうルールで営業しておりますので」と繰り返していけば、分かってくれない相手ではないので。

ほんとうに怖いのは、「一見フツーに見えるひと」である。

そういうのが、酔っぱらってやってきたときが最も厄介なのである。

(1)足がおぼつかないので、フロントに立てかけてあるプレートなどをなぎ倒す。

(2)丁寧に説明しても、料金プランを理解してくれない。

(3)チェックアウトの時間になっても、(酔いつぶれているから)出てこない。電話をしても応答さえない。

そして。

アルコールの力を借りて、ずいぶん高圧的な態度を取ってくる。

こっちは客だぞと。

それでもクールに徹し、「ほかのお客様がお休みになられていますので、大声は控えてください」と注意をする。

そのクールさが気に入らないらしく、余計に突っかかってくる。

ここで負けてはダメ、金を払えばなにをしても許されると勘違いしている客に、それ以上の「圧」をかけて抑え込むのも大事なことなのだった。

そうこうするうちに、酔客は睡魔が襲ってきて寝てしまう。

待合室で寝ている男に肩を貸し、部屋まで運ぶやさしいフロントマン。

えっへん。

笑ってしまうのが、チェックアウト時の変貌である。

たとえば2時間の休憩で入った客が酔いつぶれていて、5時間延長したとする。

延長料金は、30分につき1000円。

つまり10000円支払うところを、自分のほうから「高額になってしまっています。宿泊に切り替えたほうが安くつきますので、そうしますね」というと、

ソイツは、頭をかきながら「ありがとう、ありがとう」と返すのである。

・・・・・苦笑

おいおい、きのうの、威勢のいい感じはどうした?


安い料金にしたから―というのも多少はあるかもしれないが、
そうじゃないと思う、元々、気が弱いひとなんだ。

きのうの態度はアルコールがあってこそ。

うーむ。

下戸のひとが酒飲みを嫌う理由の大半が、ここにあるような気がしてならない。


態度の豹変と、なんでもかんでも酒のせいにしてしまう感覚。


ひとのふり見て・・・だよね。
と、毎日フロントをやりながら痛感する酒飲みなのであった―。




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『Pause』
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knife

2019-06-28 05:44:16 | コラム
先日、嗜好に少し変化が見られる、このトシになって大人になった気がする―みたいなことを書いたが、得手不得手は変わりようもなく。

というわけで、不器用なところは相変わらずなのだった。

飲食店の厨房で働いた経験があっても、不器用は不器用。
自転車のメンテナンスをしょっちゅうやっていようが、不器用は不器用。

リンゴの皮をマトモに剥けないし、
自分で喰うぶんには問題ないが、キャベツの千切りは酷過ぎて他者に提供出来ない、
もちろん、取れてしまったボタンを裁縫道具を使って取り付けることだって無理。

簡単にいえば、包丁・ナイフ・先の尖ったものを使った作業はNGであると。。。

食品工場で働ていたとき、ボスに「そうやって避けていたら、いつまで経っても苦手なままだから」と、ほかの工員の3倍くらいの数の「トマトの6等分切り」をさせられたが、10日経っても2週間経っても上手にならず、ほとんど廃棄処分になったため、とうとうボスは自分を配置換えさせた。

どう頑張っても、ダメなことはあるんだ。


だからであろう、映画に登場する「ナイフ使い」にあこがれる。

きょうは、そんな「かっけーナイフ使い」の10人を挙げていってみよう。

自分が俳優だったとしても、このようなキャラは辞退するほかない、、、ということだよね。


(1)『荒野の七人』(60)

ブリット(ジェームズ・コバーン)

『七人の侍』(54)でいうと、朴訥な剣豪・久蔵(宮口精二)にあたる。

強い男は、吠えんのだ。



(2)『ワンダとダイヤと優しいやつら』(88)

オットー(ケヴィン・クライン)

熱帯魚を食べたりするヘンタイではあるものの、腕はたしか。

だからこそ、強盗団のメンバーに選出されたのである。

(3)『セブン』(95)

サマセット(モーガン・フリーマン)

どちらかというと、ヤンチャなミルズ(ブラッド・ピット)をなだめる・諭すキャラクターのはずなのに、ナイフを携帯している。

「なんだそれは?」
「飛び出しナイフだよ」

つまり、そういう危険な街に住んでいるということ。

(4)『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)

ビリー・ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)

タガート「ナイフなんか持って…」
ローズウッド「護身用だよ」

(5)『タクシードライバー』(76)

トラビス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)

銃の「補助的役割」を果たしている・・・のかな。

(6)『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)

ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)

ウィック「デザートがほしい」
ソムリエ「(呆れて)デザートまで?」



(7)『HANA-BI』(98)

西佳敬(ビートたけし)

チンピラの持っていたナイフを奪い、真剣白刃取りをさせる。



さすが!笑

(8)『クロコダイル・ダンディー』(86)

クロコダイル・ダンディー(ポール・ホーガン)

生きていくための必需品ってところでしょう。

(9)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)

ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティング(ダニエル・デイ=ルイス)

義眼にナイフ。
キャラクター設定として、完璧。

(10)『ランボー』(82)

ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)



これひとつあれば、ランボーは無敵になれる。

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『ヤクザよりヨッパライ』
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映画監督別10傑(53)ジョン・ウー

2019-06-27 00:10:00 | コラム
~ジョン・ウーのキャリア10傑~

鳩と銃撃戦とスローモーションをこよなく愛するジョン・ウー(=呉宇森)も、すでに73歳。
(この写真だと、マフィア幹部みたい)

正直、けっこう驚いた。

ああいう映画を撮るひとは、(ジョージ・ミラー同様)ぜんぜん歳を取らないイメージがあるので、まだ50代だと思ってた。

もうおじいちゃんじゃないか、凝ったガンファイトを演出するのもしんどいのではないかな、まだまだ(凄過ぎて逆に?)笑ってしまうような超絶アクションで楽しませてほしいところだけど。


(1)『男たちの挽歌』(86)

ウーの名前をアジア映画界に知らしめた会心作。

粗削りだが、ひとびとを驚かせてやろうという野心に満ち満ちていた。



(2)『フェイス/オフ』(97)

何度も失敗を繰り返し、やっとハリウッドで成功をおさめたスマッシュヒット作。

俳優陣の好演も大きいが、まずなによりも、善人と悪人の顔が入れ替わるという設定がずば抜けて面白かった。

(3)『男たちの挽歌 II』(87)

わずか1年で制作された続編ながら、技術面において格段の進歩が見られる。

(4)『ミッション:インポッシブル2』(2000)

ウーの美学が炸裂、とくにバイクチェイスは面白かった。



ただ、少し気負ったところもあったような気がする。

もっとのびのびと撮ってほしかった。

(5)『レッドクリフ』シリーズ(2008、2009)

『三国志』の物語を、ウー流の解釈で。

ワクワクするオープニングだったなぁ!!



(6)『狼 男たちの挽歌・最終章』(89)

監督と主演のコンビが同じというだけで、じつはシリーズ物ではない。

このコンビにおける到達点であることに異を唱えるファンは居ないでしょう、殺し屋と刑事の奇妙な友情を描き、「エモーショナルなアクション」を表現することに成功している。

(7)『ブロークン・アロー』(96)

トラボルタやクリスチャン・スレーターを起用しても、ハリウッド進出2度目の失敗。



核弾頭をめぐる物語は、それなりにスリリングだったのだが。

(8)『ペイチェック 消された記憶』(2003)

SF小説の大家フィリップ・K・ディックの短編を映画化、なかなかのトンデモ設定に乗れるか乗れないかで評価が大きく変わってくるかもしれない。

ただひとつ、はっきりいえるのは、ウーとSFの相性は「あんまり…」ということ。

(9)『ハード・ターゲット』(93)

ウー、ハリウッド初上陸。

ロン毛のヴァン・ダムさんが、走って飛んで撃つ・・・も、けっして成功作とはいえなかった。



個人的には嫌いじゃないけど。。。

(10)『ワイルド・ブリット』(90)

キャリア前期を締めくくる、ウーの集大成的作品。

主演はトニー・レオン、このひとはほんとうに、どんなジャンル映画にも染まることが出来て素晴らしい。

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『knife』
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かわるもの・かわらないもの

2019-06-26 00:10:00 | コラム
相変わらず(ちょっとでも)うれしいこと・たのしいことがあると、ケンタッキーを持ち帰りしてバカ喰いしている。

そいでもって派手に? 自慰をして、呑んで寝ると。

基本20代のころと、なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんも変わっていないガキンチョなのだが、ほんの少しだけ大人に? なったところが。

45歳のおっさんが、なにをいっているんだって話なのだけれどもね。。。


ビール党だったはずなのに、「やや」ワイン党に傾いてきた。

3~4杯目まではいつもどおりビール、しかしそのあとハイボール2杯くらいいって、それ以前は再びビールに戻っていたのだが、最近はワインを選ぶように。

バカ舌のアホ胃なので、高級なものは要らない。

コンビニで売っている1000円未満ので充分なのだった。


それから、おつまみ。

もちろん基本は鶏肉だが、以前に比べると少しだけ量が減ってきて―それでもムネニクトリカラ500gは当たり前だが笑―おり、そのかわり、生野菜とか、刺身とか、めがぶとかを欲するようになった。

もともと嫌いではなかったが、進んで食べることはしなかった。


これを成長と呼ぶのか、単にトシを取っただけだと結論づけるのかは、自分の役目ではないけれどね!!
(とりあえずハニーは、ちょっとだけ安心しているようだ苦笑)




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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(53)ジョン・ウー』
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