Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

painting

2022-08-31 00:10:00 | コラム
映画サントラ10選を展開してみたら、思いのほか好評を博してこの日は通常の3倍くらいの閲覧者が来てくれたようで。

感謝!
やはり〇〇選とかウケるんだよね、というわけで今回は「自分が好きな5人の画家」を展開。

映画と切り離せない人生を送ってきたので、画家も映画に関りがあるひとばかり。
そこは、あしからず!ということで。。。


(1)レンブラント・ファン・レイン

光と影の世界、その探究者。
なかでも自分は、夫人サスキアを捉えた一連の作品が好き。



(2)フランシス・ベーコン

歪んだ顔のインパクト。
爆笑問題の太田さんもいっていたと思う、自分も同じファースト・インパクトだったのだが・・・

ベルトルッチの『ラストタンゴ・イン・パリ』(72)の冒頭にベーコンの代表作2枚が掲げられ、とにかくこれのインパクトがすごくって、その後の物語もそれなりに強烈なのだけれども、なんかどうでもよくなってしまった(^^;)



(3)アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

被写体はイヤだったとか?
なんか分かる、でもこの軽やかな感じ素敵!



(4)デヴィッド・リンチ…トップ画像

映画監督・画家・写真家・俳優・DJなんでもやるひと。



(5)H・R・ギーガー

あの、エロティックで悪魔的な怪物エイリアンの容貌は、このひとが生み出した。



※リンチが初めて注目された短編映像『アルファベット』…なんか、ひたすらおっかない!


…………………………………………

明日のコラムは・・・

『2028年も、がんばります????? + 08月コラムの目次』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本女優別10傑(18)菅野美穂

2022-08-30 00:10:00 | コラム
~菅野美穂のキャリア10傑~

俳優さん「全員に」いえること。なのかもしれないけれど・・・

菅野美穂さん45歳って、役にハマると完全に憑依出来るくらいに巧いひと。
現時点で、ハマった作品が「それほど多くない」のが残念なんだよなぁ!

(ちょいとばかり)こころを病んでいるキャラクター演じたら、この世代ではダントツだと思うのだけれどな!!


(1)『パーマネント野ばら』(2010)

上の言葉は、これを観て確信した。
映画としても頗る出来がよく、知られざる傑作かと。



(2)『Dolls』(2002)

北野映画としては弱い。
野心は買うが、映像に物語が追いついていない感じ。

菅野さんは最高なのだが。



(3)『エコエコアザラク ―WIZARD OF DARKNESS―』(95)

人気シリーズの映画化、第一弾。
主演は吉野公佳で、菅野さんは相手役だった。

SFXスーパーバイザーに、あの山崎貴監督の名前が!!


(4)『化粧師 KEWAISHI』(2002)

椎名桔平が主演、大正時代の化粧師の物語だが、椎名さんはあくまでも引き立て役で、
本作に出演する女優陣、撮りかたも凝っていて、みなさん―菅野さん、池脇千鶴、柴咲コウなど―美しい。


(5)『奇跡のリンゴ』(2013)

無農薬リンゴの栽培に成功した木村秋則氏による実話を映画化、
阿部サダヲ&菅野さん夫婦、なかなか似合ってます^^


(6)『明日の食卓』(2021)

菅野&高畑充希&尾野真千子トリプル主演作。

育児ノイローゼやDVなどの問題をきっちり見つめた、瀬々敬久による力作。



(7)『さくらん』(2007)

原作・安野モヨコ、脚本タナダユキ、音楽・椎名林檎、監督・蜷川実花、主演に土屋アンナという最強の布陣。

・・・の割に「跳ねなかった」のは、いいたくはないが、監督のせいでしょ?(^^;)


(8)『富江』(99)

人気コミックの映画化…うんこれ、真面目に怖かった。



(9)『落下する夕方』(98)

江國香織の同名小説を原田知世の主演で映画化。
しかし、いちばん目立っていたのは菅野さんだったと思う。



(10)『催眠』(99)

共演に稲垣吾郎。

学術的な原作とはちがって、映画は(はっきりいって)緩いスリラーになっていた。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『painting』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最強のサントラ

2022-08-29 00:10:00 | コラム
スライことスタローンがなにかと話題になっている。

グッドニュースと、バッド?ニュースの両面で。

後者。
けっこうラブラブだった奥さんと離婚。

まぁ映画好きとしてはプライベートどうだってよくて作品さえ輝いていれば…なんだけど、きっかけになったのが「スライが勝手に犬を飼い始めたから」というのがね、なんとも。
どこが綻びになるか、分からんものですね。

前者。
自らが生み出したロッキー・バルボアの物語、その第4章を徹底的に再編集・再調整した『ロッキーVSドラゴ』を発表。
頗る評判がよく、自分も大感激。
そういやサントラ夢中になったよな、
いまって、どのサントラにもハマることなくなっちゃったなぁと。。。

というわけで最強のサントラ10選とかを選出すると、世代がバレバレな感じになってしまうのです^^


①『オーバー・ザ・トップ』(87)

とはいっても、バルボアさんの物語より、こっちの音楽設計のほうが優れていると思う。



②『アマデウス』(84)

「当然」既成曲ばかりだけれど、クラシック入門篇として。
モーツァルトの曲だけでもないしね~。


③『ツイン・ピークス』(90~)

ジュリー・クルーズまで亡くなってしまった、、、( ノД`)



④『タクシードライバー』(76)

聴く聖書です。
それ以外にいうことなし。


⑤『トレインスポッティング』(96)

売れに売れた。
ここまで売れたサントラは、ひょっとしたらコレ以降ないのでは??


⑥『ラスト・エンペラー』(87)

生まれて初めて買ったCD。
教授とバーンのコラボ最強!



⑦『ロッキー4』(85)

生まれて初めて買ったサントラ、しかもオーディオテープ版だぜ!!


⑧『ベルベット・ゴールドマイン』(98)

グラムロック入門篇として最高のテキスト。



⑨『クライング・ゲーム』(92)

ペット・ショップ・ボーイズとボーイ・ジョージの組み合わせなんて、いま考えたらネタバレだよなぁ(^^;)



⑩『カジノ』(95)

2枚組、『マタイ受難曲』から『軽蔑』テーマ曲、スーパークールなロック、そして『朝日のあたる家』のようなフォークソングの名曲まで。

スコセッシのセンスに酔いしれましょう。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(18)菅野美穂』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眺めるだけで、よき^^

2022-08-28 00:10:00 | コラム
来週で最終回をむかえるテレ東のドラマ、『量産型リコ』が面白い、、、じゃなくって、「めっちゃ」面白い。


少し前のコラムでは「ドラマ部分が追いついていない」と評したが・・・その杞憂が見事になくなり、とてもよい仕上がりになっていると思う。







簡単にいえば、『ワカコ酒』の「ひとり吞み」をプラモデルに変えた物語。
なんだけれども、不必要と思われたキャラクターそれぞれにも意味を持たせていて、あぁやるじゃないかと。


そして。
このドラマきっかけでプラモデル熱が再燃した友人まで居て、なんとも微笑ましい。

自分?
もともとが不器用だからね、眺めるだけで充分です。

アイドルらしいガンプラ!


ジオラマの、いわばネクストステージか。すげー!!



さてリコさん。
視聴率も右肩上がりらしいので、最終回だけでもぜひ!!





…………………………………………

明日のコラムは・・・

『最強のサントラ』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シネマしりとり「薀蓄篇」(426)

2022-08-27 00:10:00 | コラム
るとがーはう「あー」→「あー」としあたー

ミニシアターが「はっきりと」ミニシアターと呼ばれるようになったのは、80年代に入ってからのこと。

主に独立系映画を上映する、スクリーンも小さめ・座席数も少なめの劇場のことね。
それ以前にも同じような劇場はあって、総称というものはなく「なんとなく」アートシアターと呼ばれていた。

61年、ATG(アートシアターギルド)が誕生。

初期は良質な外国映画の配給・公開が主な活動で、ポーランドの傑作『尼僧ヨアンナ』(61)が日本で公開されたのはATGのおかげ。
67年より自社で映画制作を開始・・・

大島渚や吉田喜重、新藤兼人、今村昌平、岡本喜八、市川崑、神代辰巳などが野心的な作品を次々と発表する。

自分がATGを知るのは長谷川和彦や大森一樹、森田芳光などが活躍する後期のこと、それでも夢やロマンを抱き、仲間に入りたいと強く思ったものです―これらの映画を支援したATGと、これらの映画を上映してくれた「アートシアター」を。


ATGが映画制作に取りかかった翌年の68年、岩波ホール設立。
総支配人の高野悦子が74年に開始した「エキプ・ド・シネマ」(=欧米以外の作品を上映する運動)は、たぶんATGの隆盛に可能性を感じたからだと思う。

このふたつが「なんとなく」作用しあって、ミニシアターの下地が出来上がっていく。


現在ミニシアターはコロナはもちろん、シネコンとネット配信により苦境に立たされている。
前記した岩波ホールも、つい最近閉館してしまった!!( ノД`)


自分の嗜好からいって、わが血と肉を作ったのはあきらかにこれらの映画館で上映されていた野心作がほとんど。

以下、自分にとって大事な、あるいは大事だった(過去形!( ;∀;) アートシアター/ミニシアターたち。


【シネマライズ】(トップ画像)

ここで観た作品のベストはこれ! 初日舞台あいさつで、監督と握手出来て感動



【シネスイッチ銀座】


方向音痴だから、慣れるまで迷ったものです(^^;)

『クライング・ゲーム』(92)は、いつだって満席だったね。



【ユーロスペース】(渋谷)

ここに行けば、必ず映画でつながっていた友人に会える^^


【シネアミューズ】(渋谷)



じつは環境は、あんまり…だった。
防音は徹底していなかったし、後方は見づらかったし。

ただかける映画がね、『愛のコリーダ2000』とか塚本作品だったので!


【BOX東中野】(現・ポレポレ東中野)



『鉄男』(89)を観たときの熱気は、未だ忘れられない。


次回のしりとりは・・・
あーとしあ「たー」→「たー」みねーたー2。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『眺めるだけで、よき^^』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする