Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

忘れられないひと

2018-01-07 00:10:00 | コラム
ちょっとしか出てこないのに、ある意味で主人公より鮮烈な印象を残す―映画には、そんなキャラクターが数多く存在する。

それはいわゆる、有名人のカメオ出演でないほうがいい。
「このひとが、あんなチョイ役で出演している」というのは、「このひと」の存在あってこそ、、、になってしまうから。

映画小僧であれば、「一般的には知られていない」極端にいえばエキストラ級の俳優さんのインパクトを大事にしたいよね。

そして自分も、日常生活において、鮮烈な印象を残す男でありたい。

「忘れられないひと」になりたい―そんな風にして生きてきたつもりだけど、実際はどうなのかしらね?


以下、映画のなかにおける「忘れられないひと10人@まっき~2018バージョン」。


(1)半裸ヌンチャク男…『ゴーストワールド』(2001)

害がありそうで、その実、ぎりぎりで害はないという絶妙なキャラクターだと思う。



(2)丑寅の用心棒・かんぬき…『用心棒』(61)

ほぼジャイアント馬場。

彼の名は、羅生門綱五郎という。

なんてこった笑



(3)ロシアンルーレットのナビゲーター?…『ディア・ハンター』(78)

トップ画像。

このじいさんに感情なし、ロシアンルーレットを第一級のエンタメとして提供してくれる。

(4)闇業者…『タクシードライバー』(76)

違法に銃を売っているだけかと思ったら、ドラッグから高級車までトラビスに勧めるのが面白い。

(5)感化される青年…『少林サッカー』(2001)



卑怯だろう、この顔は。

まちがいなく、顔と体型だけで選ばれたひと。



(6)謎の男…『ロスト・ハイウェイ』(97)

白塗りおばけ。

一部の映画好きなら演じたロバート・ブレイクを知っているが、それでもこの変身にはドギモを抜かれた。

(7)殺し屋…『誘う女』(95)

ビッチなヒロインに手をかけるのは、信奉者の多い映画監督デヴィッド・クローネンバーグである。

(8)テイバー…『カッコーの巣の上で』(75)

演じるのは、クリストファー・ロイド。

チーフの存在により目立たないが、マクマーフィーに最も感化された男かもしれない。

映画は、彼の雄叫びで終わる。

(9)団地の隣人…『家族ゲーム』(83)

団地で葬式はあげられない・・・と、由紀さおりにこぼす戸川純。

この10人のなかでは、いちばん有名なひとだろうけれど。

(10)リー…『デス・プルーフ』(2007)

映画のなかで活躍することはないが、衣装もプラスに働いていちばん目立っている。

演じるのは、このあと有名になるメアリー・エリザベス・ウィンステッド。




単にQTの好みで起用されたのかな。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(40)井上晴美』
コメント (1)
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