Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

自分ベストテン

2013-11-30 00:30:00 | コラム
きょうで11月も終わり、今年もあと1ヶ月ということで、いつもと「ちょっとだけ」ちがうランキングでも展開してみようかと思う。

年中、映画の10傑などをエラソーに選出しているので、そんなオメーはどの程度の人間なのかと問われたことがある。

いや嘘でしたごめんなさい、そんな風にいわれたことはないが、きっとそんな風に思われているだろうなと。

どの程度もクソもない、単なるザーメン野郎なのだが、そんな自分自身の13年度の出来事をランキングにしてみようと。

興味ない?

まぁそうだわな、だから、あぁ馬鹿なことばかりしてんなと嘲笑してもらえれば、それでいい。


※12年11月~13年10月(前後)に起こった出来事から選出

(1)365日間、職務質問をされなかった

ジョークでいっているんじゃない、これは自分にとっては驚異的なんだっての。

街を歩けば警官に呼び止められる青年期を送ってきたのだから。

だからといってオマワリが嫌いなわけじゃない。
自分のような怪しい人物をしらみつぶしに当たってこそ、犯罪を未然に防げるのだろうし。

トップ画像は、なんか変わった職質だなぁと思って。

(2)早漏が加速? した

これもジョークではない。

深刻な悩みなんだが、悩み過ぎて一周し、こうなったらネタにしてやろうと決意したきょうこのごろ。

ついでに量も、なんとなく少なくなった気がする。

たいへんだ! いっぱいタンパク質摂らなきゃ!!

(3)スマホの機種変更で、分割払いの審査が通った

どういうことかというと、多重債務者の過去が災いし、つい最近までローンを組めない(審査が通らない)男だったのだ。

審査が通ったということは、ブラックリストから名前が外れたということ。

ふぅ、やっとマトモな? 成人男性に戻れた。

(4)世話になっていた成人誌が唐突に休刊

シモの世話はもちろん、コラムを載せてもらっていたので、いやぁ焦った焦った。

紙媒体が売れないという現実を、まざまざと見せつけられた。

(5)健康診断の結果が「そこそこ良好」だった

暴飲暴食、酒も煙草もやっているが、これは「どこでもチャリで行く」精神が効いているということか。

しかし。
友人の結婚式にチャリで向かったときはきつかった。着替えだけでリュックがパンパンになったからねぇ。

(6)団地の自治会委員長に選ばれるも、「あなた、いつも酔っているけど大丈夫?」と同じ棟の奥さんに心配される

会議に参加したり出来るのか? ということ。

アルコールの心配は無用であったが、取材予定が入りまくり、結局は1度も会議に参加しなかった。

どうもすいませんっ。

(7)野球熱再び

贔屓の球団・楽天の好調により、毎日のプロ野球が楽しみになった。

こんなこと、小学生以来である。

(8)映画館でエロ本の読者であるひとから声をかけられる

いや、やっぱりうれしいですよ、いつも楽しく読んでますっていわれると。

ウェブ上はともかく、エロ本だけでは名前と顔が一致しないであろうから、紙でもウェブでも読んでくれているということだしね。

(9)とーちゃん古稀祝いのために帰省する

帰る度に、親孝行が足りないと痛感させられる。

まずは自分をなんとかしなくちゃいけないわけで・・・というのは、イイワケだろうね。

(10)今年も阿呆のように書きまくれた

これは素直に喜びたい。

マスかき、モノカキこそ自分にとって最大の幸福であるので。


※サンドウィッチマンの職質ネタ




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明日のコラムは・・・

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こんな紅白を観たい

2013-11-29 00:30:00 | コラム
今年の『紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。

大晦日は格闘技「生」観戦! テレビの録画は『ガキ使』!! というのが恒例だったため、『紅白』について高い関心があったわけではないけれど、
今年の大晦日は格闘技興行が開催されないことが「確定」、ということは取材もないので久し振りに家で年越しを迎えるかもしれない、
となると、『ガキ使』を録画しながら『紅白』を観ようかなと。perfume出るし。ももクロ出るし。サカナクション出るし。

発表の当日、ネットユーザーによる『裏紅白歌合戦』の出場歌手も発表された。

これがじつに面白い、だって、白組司会・板東英二、紅組司会・矢口真里、
白組のASKA『パラダイス銀河』とか前園真聖『ヘイ・タクシー』、庵野秀明が『ひこうき雲』を歌うプログラムなんだよ。

みんな、天才的に意地悪だなぁ笑

というわけで自分も、「こんな紅白を観たい」というお題で10組+αの出場歌手を選出してみた。

ウケ狙いではなく、マジで考えたやつだからね!!


(1)杉山清貴×カルロス・トシキ&オメガトライブ

夢の共演で、『ふたりの夏物語』を歌ってほしい。




(2)斉藤由貴×井上陽水

生みの親とカバーで、『夢のなかへ』を。

そういや最近、由貴ちゃん歌わないね。

(3)田代まさしを復活させたラッツ&スター

『ランナウェイ』では毒が強過ぎるので、『め組のひと』を。

マーシー号泣して顔の墨が落ちていく・・・というのが、理想の感動シーン。 

(4)坂井真紀×酒井美紀×水野真紀×水野美紀

みんな歌手ではないが、名前の似た4人でアイドルソングを。

(5)やまぐちりこ×AKB

秋元さんは未だこの曲を超えていないと思われるので、『真っ赤な自転車』を。

やまぐちりこはAVに進出した卒業生だが、NHKもこのくらい寛大? になったほうが面白い。

(6)加藤鷹×梅宮辰夫

AV男優を引退した鷹さんと、日本で初めて本番撮影をおこなったとされる辰兄ィによる『シンボルロック』を。(文末動画を参照)

この時間帯、瞬間最高視聴率を期待出来るよ。

(7)椎名林檎×太田裕美

林檎版の『木綿のハンカチーフ』が素晴らしかったので、パートごとにふたりで歌ってほしい。
最後の ♪ 涙拭く木綿の~ ♪ だけ、ふたり一緒に。

(8)須藤元気率いるWORLD ORDER

これはヒネリもなにもなく、単に今年、出場するんじゃないかな、、、と思っていたので。

彼らのパフォーマンス、大晦日向きなのだけれどもな~。

(9)『機動戦士ガンダム』、生きている声優陣全員+森口博子

みなで『哀・戦士』を。

ガンダムファンをなめちゃいけない。
これだけで、視聴率は過去最高になるんじゃないか。

(10)安田成美×宮沢りえ×清水宏次朗&仲村トオル

「なんとなく、ノリで」歌手デビューするも、それを「なかったことにした」俳優さんが奇跡の共演を果たし、デビュー曲をメドレーで披露する。

関係ないが、トオルちゃんより宏次朗くんのほうが俳優として残ると思ったのだけれどもなぁ。。。

(+α)出演者全員で、ももクロの『ニッポン万歳!』を大合唱

これが、理想のエンディングである。


※『シンボルロック』…最高だ。ぜひカラオケで歌いたい。




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ギャルソン! コーヒー!!

2013-11-28 00:30:00 | コラム
ティム・ロス「ギャルソン! コーヒー!!」
ウェイトレス「ギャルソンは、男よ」
ティム・ロス「(笑顔)」

映画とコーヒー、映画好きが想起する作品といえば『パルプ・フィクション』(94)の冒頭(上記の台詞、そしてトップ画像)か、
あるいはリンチの『ツイン・ピークス』(90~91)での名台詞、

「どんなコーヒーが好みかね」
「月のない真夜中のようなコーヒー」
「(笑顔)超のつくブラックだね」

・・・だろうか。

もっといろいろあるが、このふたつが突出した印象・香りを残しているかと。

まぁどっちにしたって、自分が日常で吐くには不自然な台詞だけれども。。。


自分の身体に取り入れている水分で「多いであろうもの」を上から3つ挙げていくと・・・

ビール、水、コーヒーだろうか。

だろうか、、、というか、だろうね。


呑む・飲む時間帯―。
飯時と、コラム執筆時にアルコール類。
批評とシナリオ執筆時にコーヒー。

なんだオメー、金銭が発生するコラム執筆時にもアルコール呑んでるのか? って?

そうです、ごめんなさい。どうもすいません。


コーヒーは1日で少なくとも4杯、多くて8杯くらい飲む。

アルコールやニコチン同様、コーヒーを積極的に飲むのは好きだからというほかに、なんらかの効用があると信じているから。
いいモノが書ける、、、と。

ビールとコーヒー、そういえばどっちもトイレがちかくなる飲み物だ。

そうか大はもちろん小も(回数)多めなのは、そういうわけだったか!


愛読する雑誌『BRUTUS』の最新号、特集は丸々「コーヒー」である。

もちろん買って読んだ。熟読した。
映画とちがってビールや煙草、コーヒーに詳しいわけじゃない、だからそういう知識を得ようと思って。
トシなのか、何遍読んでも専門用語やコーヒーの銘柄を覚えられない。
られないが、なんか頭よくなった気がした。通ぶれる気がした。


自分の好みは、酸味の強いマンデリンという銘柄。
砂糖やミルクは要らない、ただ不味いなと感じたときだけ、それを誤魔化すために入れたりすることもある。

不味いコーヒーといえば、映画『ユージュアル・サスペクツ』(95)を想起する。

警察署でコーヒーを出されたヴァーバル・キント(ケビン・スペイシー)がそれを一口飲むと、

「グアテマラで淹れたてのコーヒーを飲んで美味いと感じたが、このコーヒーはサイテーだな」

と発していた。


不味いと思ったことはあるけれど、サイテーだと思うほどのコーヒーに出会ったことがない。

そもそも自分、食い物や飲み物で「口にしないほうがよかった」と思ったこともない。
もちろん、嫌いなもの―レーズン、つぶあん、小豆―を除いての話だよ。

偏差値の低いバカ舌だからね、産地偽装やテレビの『格付けチェック』じゃないが、なんでも騙されて美味い美味いと食べちゃうほうだろうし、毎日口にしているものでも「きょうは焼き加減が甘いねぇ」なんて奥さんにグチグチいってのける鋭さもないはずである。

だから、そこそこ高いマンデリンなど選ぶ必要もなく、キントのいう「サイテーなコーヒー」でいいのかもしれない。
・・・ということに気づいているのに、なぜマンデリンを買い続けるのか、、、っていうと、それは単なるミエなのかもしれないよねぇ。


※コーヒーもいいが、この映画ではシェイクも美味そう。日本語吹き替えでどうぞ。
登場するウェイターがスティーブ・ブシェーミであることに気づいていないひと、意外と多い。




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動画観ながらチャリに乗る高校生に恫喝してやったい

2013-11-27 00:30:00 | コラム
~13年総括シリーズ Vol.10~

総括の第10弾は「ウェブ」、これは2年前から総括に取り入れた新しい部門で、、、とエラソーに記してみたが、自分が最先端に明るいかというと、暗いとは思わないけれど、「おいてけぼり」喰らわないよう「しがみついている」のに必死というか、まぁそんな程度で。

ウェブの進化により、世界が加速したのはあきらか。
世の中ってもうちょっと「のんびり」動いていた気がするけれど、いまは速ぇ速ぇ、獄中に2年くらい居たら取り残されるはずだが、出所後、当たり前のようにウェブを駆使する堀江くんというのは、そういう意味でやっぱりすごいんだなと思う。
まぁ、彼になりたいかと問われたら即答で「否!」と答えるのだが。


※12年11月~13年10月(前後)に起こった出来事から選出


(1)ツイッターの悪ふざけ投稿

そんな加速により、その先が「見えなくなっちゃった」ものが起こした騒動。

冷凍庫の食材にかぶりついてみたり、寝転んでみたり・・・最初の連中は、まぁ分かる。
しかし彼らの所為で店が潰れたり本人がクビになったりというニュースが流れたにも関わらず、それでも真似して投稿した連中の気が知れない。

潰してしまいたいくらい、バイト先に腹が立っていた、、、というのなら分かるけれども。

(2)クラウドファンディングが映画制作にも広がる

群衆(=crowd)と資金調達(=funding)を組み合わせた造語であり、
つまり僕たち君たちも、ネット経由で(ちょっと意味はちがうけど)資本家になれる、、、と。

スパイク・リーもこれで新作を制作したことから、映画ファンのあいだでも知られることばになった。

映画のありかたが変わり、そして、夢も広がる。

(3)三鷹ストーカー殺人の犯人ウェブ実況

殺害直前、(被害者宅の)クローゼットに隠れスマホのLINEで友人に・・・

「元カノのおしいれにて」
「ふんぎりがつかないから、かなりストーカーじみたことをしている」

などと発信、しかも逃走中、掲示板サイトなどに本人であることを告白する書き込みをしたとみられることが分かった。

そうすることによって正気(、、、じゃないけど)を保とうとしたのか。

(4)パソコンが売れない

これは次点のスマホ、それからタブレットの影響による。

「これさえあれば要らない」というのは分かる。

ただ、自宅でモノを書くことが多い自分にとっては、パソコンは必要であり続ける。

(5)中高生のスマホ依存

中高生にかぎった話ではないが、「とくに」という意味で、この世代が危ないといわれている。

確かにそうかも。

よくチャリに乗りながら動画を観ていられるなぁ、、、と。

きょうのタイトル?

うん、何度か怒ったことある。自分の顔と図体がアレだから、みんな素直に謝ってくるよ苦笑

(6)真鍋大度の評価…トップ画像

ウェブ発信により注目された新進のクリエイター。

Perfumeのステージのほとんどを手がけ、彼女たちをカンヌにまで導いた。(文末動画参照)

(7)誘拐事件、闇サイトに集った3人

11月6日、田園調布で中学1年の女子が身代金目的の誘拐の被害に遭う。

会った直後に誘拐を決行。
田園調布は金持ちが多いという安い発想もまずいが、現代では身代金目的の誘拐は成功度「ゼロ」に等しいという現実を知らなかったという点で、本気だったのか? と疑問を抱く。

(8)NIKEが次世代のリストバンドを発表

スポーツブランドのニュースがなぜウェブ部門かというと、このリストバンドがスグレモノで、ネットにリンク出来る機能を有している。

というわけで、価格は1万円以上もする。

(9)広島・呉市の少女撲殺事件

ここにもLINEの問題が。

LINEはほんとうに便利なアプリだが、既読機能に困るときもあるし、使いかた間違うとね。

以下、自首した少女のLINEより。

「グルチャ(グループチャット)で言い合いになって、今から来いや言って会って、タクシーで灰ヶ峰行って、殴って蹴ってやら根性焼きやらしよおたらあんま動かんくなって、それで首絞めて最後に首の骨折って投げて捨てた」

(10)個人情報流出が止まらない

自分も沢山のメールマガジンを登録しているし、ネット上でショッピングもするし。
ただ(いろいろあって)カードは持たないので代引き払い、だからカード情報が漏れる心配はないものの、住所・名前・生年月日・暗証番号が漏れる可能性はあるわけで・・・って、暗証番号を除いて公開しちゃっていることだから、そういう意味では危機感はあまり抱かない。

・・・が、それでも、漏れ過ぎじゃね? と思う。


そんなわけで、今年の一文字は「漏」だ。

汚染水漏れ、個人情報漏れ、そして個人的には早「漏」という意味で。





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シネマしりとり「薀蓄篇」(60)

2013-11-26 00:30:00 | コラム
らん「ぼー」→「ぼー」んとぅびーわいるど(ボーン・トゥ・ビー・ワイルド)

歌い手は喜ぶだろうが、映画作家としては複雑な感情を抱く現象が「ときどき」起こる。

それは、映画の主題を際立たせた主題歌・・・ではなく、主題歌あってこその映画―と捉えられる作品の誕生。
まずは、そうなっちゃった、いや、それを狙ったのかもしれない代表的な映画を10本挙げてみよう。

最初に結論をいってしまうと・・・
ミュージカルは当然として、ニューシネマが強いことが分かる。

『オズの魔法使』(39)

歌『虹の彼方に』

『雨に唄えば』(52)

歌『雨に唄えば』

『喜びも悲しみも幾歳月』(57)

歌『喜びも悲しみも幾歳月』

『卒業』(67)

歌『サウンド・オブ・サイレンス』

『真夜中のカーボーイ』(69)

歌『うわさの男』

『明日に向って撃て!』(69)

歌『雨にぬれても』

『フラッシュダンス』(83)

歌『ホワット・ア・フィーリング』

『フットルース』(84)

歌『フットルース』

『トップガン』(86)

歌『デンジャーゾーン』


そして『イージー・ライダー』(69)の、『ボーン・トゥ・ビー・ワイルド』。

本題に入る前に、どうでもいいことをひとつ。
『イージー・ライダー』より『イージーライダー』のほうがよかったと思うんだよね。

「・」があるかないかだけの話だけれど、これは『ダイ・ハード』(88)にもいえることで、「・」の表記だけで疾走感みたいなものが半減されているような気がする。

ん?

どっちでもいい?
どう表記されようが、中身は変わらないから?

まぁ実際そうなのだが、イメージは若干変わるのではないかと思ってね。


さて。
この映画が好きだといったうえで記すが・・・
映像のインパクトと音楽の格好よさを引いてしまうと、物語そのものはたいしたことがない―それが、『イージー・ライダー』だったりする。

クスリをやりながら演出したと思われるデニス・ホッパーも、この映画で物語を物語ろうとはしていない。
チョッパーバイクと幻覚描写、そこにサイケあるいはクールなロックを流して映像散文詩を創る、、、そんな感じだったのではないか。


電池切れか、腕時計の針が進まない。
主人公のピーター・フォンダは「時間なんか、知るか!」とでもいうように腕時計を捨ててバイクを走らせる。
エンジン音が遠ざかったあたりで、ステッペンウルフによる『ボーン・トゥ・ビー・ワイルド』が流れる。

完璧である。
たぶんこれは、ホッパーが映画を撮ろうと思ったときから決まっていたオープニングだったにちがいない。
あと決まっていたことといえば、ふたりが殺されるラストシーン。

ちがうかな?

当たっていると確信しているのだけれども。。。


『ワイルドでいこう』と訳される『ボーン・トゥ・ビー・ワイルド』は、『イージー・ライダー』が存在しなかったとしても名曲として評価されただろうが、その逆、「この曲なし」だったとすれば、映画はどうであったろう。
そんなタラレバは必要ないかもしれないけれど、ただインパクトという点で弱くなったであろうことは想像出来る。

「あれ、歌なんか流れていたっけ?」なんて思う映画の主題歌だって多い、
そのなかで上記の作品と主題歌はワンセットのように捉えられており、総合芸術としての映画の理想図を見たような気がして、とりあえず作詞家・作曲家に一礼したくなるのだった。






次回のしりとりは・・・
ぼーんとぅびーわいる「ど」→「ど」ーなつ

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