Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ミュージックポートレート

2016-05-31 05:49:08 | コラム
Eテレで放送されている『ミュージックポートレート』が面白い。

なんらかのつながりがある著名人ふたりが、それぞれにとっての10曲を挙げていく対談形式の音楽番組。
第1回が妻夫木聡と満島ひかり、第2回が園子温と二階堂ふみ。

妻ぶっき~が『Creep』(Radiohead)を挙げたのはうれしかったし、ふみちゃんが「あの若さで」プレスリーを挙げたのは意外。

自分は「音楽の10傑」を展開したことはあったけれども、実人生と照らし合わせたものではなかったなぁ、、、と思って、じゃあさっそく展開してみようじゃないかと。


妻ぶっき~の10曲に触れて、満島ひっき~は「あたしとぜんぜん、思考がちがうよね。やっぱり妻夫木さんって、男の子だなぁ」と発した。

いっていることは分かるし、実際そうだと思う。
ひっき~が学校で習った曲や自分が歌った曲を選んだのに対し、ぶっき~は、なんというか、その当時の心模様を表した曲を選んでいるから。
でもそこで「男の子だなぁ」といわれちゃうとね、ふたりの関係性なら「あり。」なんだろうけれど、日常でいわれると「上から目線かい!」と思ってしまうかも。

そういう意味では、もう少し音楽や映画に頼っている(ように見える)ふみちゃんのほうが男としてはありがたい? かもしれない。

・・・なんてなことを考えながら観るのも楽しいんだよね、園×ふみちゃんの後半は今週木曜に放送されます。


ではいくぜ!!


(1)『哀・戦士』 井上大輔…映画『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(81)の主題歌

たぶん、生まれて初めて夢中になった曲。




(2)『サンライズ』 スペクトラム…プロレスラー、スタン・ハンセンの入場曲

映画の前に、プロレスに出会った。




(3)『宇宙刑事ギャバン』 串田アキラ…特撮ドラマ『宇宙刑事ギャバン』(82~83、テレビ朝日)の主題歌

♪ 男なんだろう、グズグズするなよ ♪

うん、そうだよな・・・と思ったものだ。

(4)『およしになってねTEACHER』 おニャン子クラブ

思春期の通過儀礼みたいだった、いま思えばね。

(5)『ふたりの夏物語』 杉山清貴&オメガトライブ

初めて好きになったラブソングかな。

(6)『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』 ザ・ローリング・ストーンズ

映画の虜になったころ、スコセッシを知り、そうして、ロックに出会った。

(7)『悲しみよこんにちは』 斉藤由貴

でも根っこでは、アイドル好きは変わっていなかった。

(8)『ライク・ア・プレイヤー』 マドンナ

初めて洋楽アーティストのコンサートに行ったのが、このひと。

最近の舞台遅延は観客には可哀想かも・・・だけど、らしいっちゃあ、らしい。




(9)『木綿のハンカチーフ』 太田裕美

上京前日に聴いたんだっけか。

待っている女子なんか、居なかったのだけれども。

(10)『クリープ』 レディオヘッド

最後は、やっぱりこれ。

20歳のころ、これしか聴いていなかったかも。。。




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明日のコラムは・・・

『牧野さん、こりゃ大変だ + 5月コラムの目次』
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初体験 リッジモント・ハイ(175)

2016-05-30 00:10:00 | コラム
映画が描くラジオといえば・・・

一般的には三谷幸喜の初監督作『ラヂオの時間』(97)や、ウルフマンDJがインパクトを残す『アメリカン・グラフィティ』(73)だろうが、
個人的には『天国と地獄』(63)のニュースキャスター、オリバー・ストーンの『トーク・レディオ』(88)、そして『フィッシャーキング』(91)の3本が印象に残っている。

『天国と地獄』のキャスターは犯人に向かって「今度は、権藤氏が君を笑う番だ」といい放ち、
『トーク・レディオ』の主人公は「売り」としての毒舌をリスナー全員に向け、それが芸を超えてしまったことにより悲劇が起こる。

同じような展開ではあるものの、そんな悲劇の「それから」を描いたのが、テリー・ギリアムの最高傑作『フィッシャー・キング』だろう。



※みんないうが、この映画の白眉はこれ





自分がよく投稿する有吉ちゃんのラジオ(トップ画像)のメインは、エロと毒舌。
基本的に売れている芸能人すべてを叩く傾向にあるが、一線を軽々と超えてしまっているため笑いに昇華され、素人の投稿ではあるものの、それは立派な芸になり得ていると思う。

便所の落書きのように見えて、そうではない・・・のは、たぶん投稿者全員(ゲスナーと呼ばれている)が、自身を最下層に置くという自虐の精神を纏っているから、、、なのではないだろうか。

まぁそういう分析さえ嫌うのがこの番組、ふつうに馬鹿笑いすればそれでいいのだろう。


さて、自分が生まれて初めて投稿したラジオ番組。
いや、自分の投稿が初めて読まれたラジオ番組、といったほうが適切か。

なぜなら初めて投稿した番組は、『吉田照美のやる気MANMAN!』(文化放送)だったのだが、



初めて投稿を読まれた番組は、『いう気リンリン 那智チャコワイド』(文化放送)だったのだもの。


黄金コンビ、野沢那智と白石冬美によるバラエティ番組。

夏休みに投稿、その内容も夏休みネタだった・・・というところまでは覚えているのだが、詳細は忘れてしまった。

ハガキではなく放送当日に電話をし、オペレーターに話した内容が(おそらくオペレーターによって)編集され、それを野沢那智が読み、白石冬美が笑うという流れだった。

無理をして笑っているようには思えなかったので、ほんとうに笑ってくれたのだと思う。

ちょっと発言内容がちがうぞ!! とは思ったが、いやいやそれでもうれしかった。


約1週間後―。
文化放送から、ノベルティグッズが届いた。

当時としては最新であったのだろう、カード式のラジオ。
もちろん、文化放送だけしか聴けないものだったが。

家にはラジカセ―まだCDラジカセではない―があったし、外出時にラジオを聴くことはなかったので、それはいちども使わなかった。
使わなかったが、2~3年は宝物入れ(?)に大切に保管していたっけ。


すでに映画少年ではあったが、テレビもラジオも雑誌も好きだった。
ただテレビと雑誌は「同級生並」に好きだった、、、程度だが、ラジオは映画に次いで夢中になったかもしれない。

好きなひとはみんないうけれど、距離感、あの独特の距離感がたまらないんだよね。

創り手と受け手のちかさでいえば、映画やテレビ以上。
むしろライヴや演劇にちかいのかもしれない。


おわり。

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明日のコラムは・・・

『ミュージックポートレート』
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初体験 リッジモント・ハイ(174)

2016-05-29 00:10:00 | コラム
テレビ番組は「0」だが、ラジオ番組と雑誌への投稿はガキのころから好きで、それは現在でもつづいている。
まぁ雑誌に関しては、それで原稿料をもらう職業に就いたので、いまはラジオ番組だけといっていい。

というわけで今回の初体験テーマは、「初めてのラジオ投稿」でいってみたい。

まずは番外編として、雑誌への投稿を。

最初は『週刊少年ジャンプ』(集英社)の読者投稿コーナー、『ジャンプ放送局』だったと思う。
ただ投稿はしたが、掲載されたことはなかった。

初めての掲載は、わが性春の雑誌『Dunk』(集英社)だったと記憶する。



おかしな自慰を告白する実体験コーナーで、担当者から「はなまる」をもらったんじゃなかったっけ笑

掲載されるとステッカーやバッジ、キーホルダーなどのノベルティグッズがもらえるけれど、それはあくまでも「おまけ」で、自分の文章が印刷されて日本全国の書店に並ぶというね、そういうことが快感だったんだと思う。

※まだ坊主ではないころ、雑誌『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー/KADOKAWA)に載った写真つき投稿…なんか、生意気なこといってるな笑



※映画批評は、硬派な『キネマ旬報』(キネマ旬報社)ではなく、ひじょうに軟派な『ロードショー』(集英社)で鍛えられた




ラジオ番組への投稿も、最初は小学生のころだった。
そのエピソードはあすに譲るとして、その後・・・

『斉藤由貴のネコの手も借りたい』(ニッポン放送)の常連投稿者となり、
しかし『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に夢中になることはなく、
しばらく時間をおいて、たまたま聴いたTBSラジオの番組(タイトル忘れた)で、映画批評のコーナーが展開されており、出演者の井筒和幸監督に読んでもらいたくて投稿した―ことがきっかけで、再びラジオ投稿に火がつくと。

といっても、昔でいうハガキ職人のようなアグレッシブさはない。

5年ほど前までは、ガールズバンドSilent Siren(トップ画像)がNACK5で担当していた『ストロボナイト』、
現在は、有吉ちゃんがJFNで担当している『SUNDAY NIGHT DREAMER』(通称サンドリ)だけに投稿をつづけている。

成績?

『ストロボナイト』はけっこう読まれたけれど、『サンドリ』は投稿者のレベルが高過ぎて、なかなか読まれない。


有吉ちゃんのラジオはスタートして半年後あたりから聴き始め、現在じゃヘビーリスナーと化している。

この番組が注目されるきっかけとなったのは、おそらく堀江くんのツイッターからだろう。
彼が収監中に番組を聴き、あまりの面白さにウェブで呟いたのである。
(そもそも檻のなかでラジオが聴けて、ネットまで出来るというのがオドロキだったが…)

テレビ・ラジオで、ここまで毎週楽しみにしている番組はほかにはない―そのくらい、好きになっちゃったのだ。


つづく。


※腹がよじれるぜ!!
とくに、最後の投稿者は天才。




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みんな好きだ!!

2016-05-28 00:10:00 | コラム
久し振りに顔を拝めたSTAP小保ちゃんの、あまりの変わりように慄いた。



顔が変わったというより、痩せ過ぎて顔と身体のバランスが悪くなっている。
純白のワンピースという衣装は満点だが、ちょっとギスギス感が強くなった。

以前からいっているように、STAPどうこうは置いておいて、自分は女子として小保ちゃんが好きだ。

好きだという弱み? も手伝ってか、オリラジあっちゃんのように「あざとい」だとか「したたか」だとかいう攻撃・口撃は出来ない。

というか、生きるために「あざとさ」「したたかさ」は必要なものだと思っているから、それがどうした? みたいな感覚もあって。

そもそも自分が脛に傷を持ち過ぎている、クリーンとは「ほど遠い」人間なので、ワイセツ東大生や見るからに危ないアイドル襲撃男に対しては口汚く罵ることも出来るが、そうでないものの「いちどきりの躓き」に対し、ナンヤカンヤアアダコウダいえる資格さえないと思っている。

そういや、最近叩かれているひと、みんな好きだよ自分は。

ベッキーも。
矢口真里も。

都知事は・・・微妙だが。

ベッキーに関して、いろんなひとがいろんな角度からコメントしているが、個人的に自分が最もしっくりきたのは「今後、彼女を性的な目で見てしまう」といったバカリズムかな。

すげー分かるなと。

芸能人の、ありとあらゆることを「楽しみたい」といったのは松尾スズキだが、自分もこの感覚にちかい。

その程度で、いいと思うんだよね。


過剰なバッシング現象を憂い、「いつから日本は、こんなになった?」というひとも多い。
ネット文化と無関係でないことは明らかだが、それが顕著になったのは朝青龍と亀田三兄弟(主に、長男次男)、そして秋山成勲が「やらかした」あたりが始点のような気がする。

約10年前の話。
そう彼らは偶然か必然か、同じころに「やらかして」、同じように叩かれたのだった。




朝青龍は、ふてぶてしいものの、実際に強かったわけだし、自分はなんとも思わなかった。

亀田くんに関しては、まぁ演出であろうことは理解出来たけれども、考えかたが「昭和に過ぎて」ついていけないところはあった。
誤解を受け易い競技ゆえ、王者であれば王者らしい振る舞いをしてほしかったというところはある。
(まぁ朝青龍にも、いえることだと思うけれど)

だから好きか嫌いかでいえば「嫌い」だが、「まぁこういうのも居るよな」みたいな感覚で流すことは出来た。

出来なかったのは、秋山くらいか。
自分が尊敬する桜庭さんを傷つけたというのが最大の理由だが、誰が対戦相手であれ、ガチンコの勝負にオイルを塗りたくって臨んだのだからね、批判は免れないだろう。

自分も、当時のブログで散々罵った記憶がある。

つまりあれだ、なんでもそうだと思うが、自分が専門としていることや関わっていること、真に興味を抱いて熱心に追いかけてきたものには、それ相応の情熱を持って賛辞を送るなり酷評することは出来るけれど、それ以外に関しては、そうは褒められない怒れないのではないか、、、と。
(朝青龍と、亀田くんへの感情の差異は、そこから生じていると思う)

みんながみんな、あらゆる分野のコメンテーターになる必要はない。

でもそこにツールがあれば使いたくなるものだし、叩き易かったので乗っかってみよう・・・という行動原理も分かるっちゃあ、分かる。


自分に対する友人からのメールは、大抵が「あの格闘家、引退だってね」とか「この映画、どう?」とか「あのAV、どう?」という質問で。
自称しているから当然だが、映画と格闘技とAVに精通していると見られている。
つまりコメンテーターになっていいのは、このジャンルのみで、あとは外側から軽く楽しむというのが理想的なんだと思う。
(政治に関しては、納税して選挙で投票していれば、誰もがアアダコウダいっていいものだろうけれど)

ゆえに、STAPは知らないが小保ちゃんは好き、ベッキーも矢口真里も性的な意味で「あり。」としかコメントしない。

その程度の男だし、それ以上のことをやると、自分自身が楽しめないと思うんだけれどなぁ、、、皆さんはどうですか。

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『初体験 リッジモント・ハイ(174)』
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ボックスかソフトか

2016-05-27 00:10:00 | コラム
ボックスの煙草・・・厚手の紙のパッケージのなかに、煙草が入っている。
トップ画像が、それ。

ソフトケースの煙草・・・薄手の紙のパッケージのなかに、煙草が入っている。
『ルパン三世』で銭形さんが愛飲している煙草のパッケージが、それ。




「どっちでも、いい。」というひとも居るが、喫煙歴が長いひとほどボックス/ソフトに対するこだわりがある。

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自宅最寄りで買えばよかった―ただそれだけの話なのだが。

新宿での取材を終え、チャリで自宅へと急ぐ。
少し喉が渇いたので、千歳烏山でコンビニに寄り、そこでコーヒーと煙草を買った。

「セブンスターのボックス、カートンで」
「こちらで、お間違いないですか」
「(よく見もせずに)はい」

で、そのあと30分くらい走ったあたりで「あれ、そういえばさっきのパッケージって、ソフトケースだったんじゃ…?」と思い、チャリを停めてリュックのなかを確認した。

あぁ、やっぱり・・・。


自分は、ボックス派である。

明確な理由が、ふたつ。

(1)ソフトケースは衝撃や水に弱い。
自分のように落ち着きのないヤツは、煙草を傷つけ易いから、ボックスのほうが向いている。

(2)自分は「残りの本数」を数えながら吸う。
「1日何本」と決めているからであり、ソフトケースは数えるのに適していないのだ。


で、どうしたか。

どこぞのキャラクターに、あんたバカぁ!? といわれそうだが、




千歳烏山まで戻ったのである。

煙草のために、30分のロス。

早く帰りたかったのに。
外側がちがうだけで、中身は同じなのに。
釣銭を間違えたわけでもないのに。

うん、そのくらいソフトケースが嫌いなのである。

・・・という話に、「うんうん分かるー!!」と同意してくれるひと、喫煙者でも少ないかな苦笑





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『みんな好きだ!!』
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