笑う社会人の生活

笑う学生の生活 改め
主に、映画やドラマ、小説、音楽などの私的な趣味のことや日々の出来事を綴っています。

2組の家族から

2012年04月22日 | 2012年 映画 レビュー
17日のことですが、映画「別離」を鑑賞しました。

娘の教育のため海外移住を考えているシミン、父の介護のため反対のナデル
シミンは家を出て 別居となり ナデルは介護人を雇うのだが・・・

アカデミー外国語映画賞を受賞もした本作

イラン映画だが ここに描かれているのは特殊なことはなく
まったく普遍的で

離婚、介護、格差、宗教・・・
さまざまな問題が絡み合い

ストーリー展開は巧くて
サスペンスフルに進み飽きさせない

裁判にまでなり事件の真相は・・・
まさに先が見えない

普通の人々、人間たち
しかし ぶつかる 悪い方へと転がっていく

2組の家族たちから見える問題

少しでも何かが違えばと・・・
正解はあるのか、ないのかもしれないけど

それぞれの守るもの、想い、秘密・・・
誰が悪いかではない もっと深いものが

最後の余韻もよい

考えさせられた

パンフレット:700円
      作りとしてはシンプルかな
      レビューが読みごたえありです

私的評価:4
    脚本の巧さ それぞれの価値観
    そして自分ならどうするかと・・・

私的には監督の前作の方が好きでした
しかし 見やすさや普遍性は今作が上ですね


それでは、また










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4 コメント

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普遍と特殊 (クマネズミ)
2012-05-07 05:44:58
お早うございます。
本作品は、おっしゃるように、前作同様、「ストーリー展開は巧くてサスペンスフルに進み飽きさせない」とは思いましたが、夫ナデルが娘テルメーを自分の元に置いておきたいのであれば、妻シミンとの離婚を認めなければいいのではないのかなどと思えてきて、なんだかよく分からない感じにとらわれてしまいました。これも、イランの特殊事情がよくわからないためでしょうから、そんなに「普遍性」を持っているのかなとも思えました。
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クマネズミさんへ (リバー)
2012-05-07 06:19:48
コメント ありがとうございます。

ナデルは父親の介護のために外国への移住は
無理ということからシミンと争いになったのではないかと・・・
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親権 (クマネズミ)
2012-05-08 05:20:06
ツマラナイことに拘って誠に申し訳ありませんが、ナデルは、自分は行かないがシミンが独りで海外移住するならかまわないと言っていますから、問題は娘テルメーの親権をどちらが確保するかではないかと考えられ、仮にそうであれば、ナデルは離婚自体を認めさえしなければ、これまで通り娘を手元に置いておけるのではと思えるのですが(シミンは離婚訴訟を提起できないでしょうから)?
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クマネズミさんへ (リバー)
2012-05-08 08:03:07
またまた コメント感謝です。

なるほど!
そうでしたか

また 見直したくなりました。
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