masumiノート

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公正透明な仕切りの威力

2018年11月29日 | ガソリンスタンド4

11月28日燃料油脂新聞「社説」より


(3)
HC(ホームセンター)業者の灯油参入は20年以上も前。
増産増販競争下にありシェア争いが激しい頃で、灯油の系列と業転の価格差はリットル10円以上もしばしば。
この格差を生かして安値灯油を販売し集客力を高めた。
しかし需給改善で格差は最小限度に縮小、業転メリットは薄らぐ。
大手HCの石油部門譲渡のうわさはこれが原因と思われるフシもある。
だとすれば市場環境の適正化が安値量販業者を追い詰めたと言えまいか。

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以下masumi

仕入値にこれだけの大きな格差があったことを当時の私は知りませんでした。
(あの頃は業転玉の存在を知らなかった系列店も多かった)

それを知ったあとも、今度は消費者に説明できる術がありませんでした。


毎日毎日、
店頭で、そして配達先で、
「高い」と責められ、「暴利」「悪徳」と誹りを受け続けました。
その挙句に顧客流出という憂き目にあってきたのです。



当時仕入れ値の格差さえ消費者に認知して貰えていたなら、まだ救いもあったでしょう。

あの頃閉店廃業した多くの地場の小規模店は誤解されたまま店を畳むことになったのです。

公正透明な仕切りでさえあったなら、昔から地域の燃料供給を担ってきた販売店の多くは今もまだ営業を続けているはずです。
自然淘汰はあったでしょう。
しかしここまでの減少はなかったと思います。

ガソリンスタンド過疎地は過疎地に限られ、都市部でのドーナツ化現象はなかったと思います。

であれば、住民拠点SSなんていうものを特別に拵える必要もなかったのです。




11月30日画像追加

11月28日ぜんせき



ガソリンスタンド系列店はこの1年で597ヵ所減りました。