masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

お客さんからの言葉

2015年06月24日 | ガソリンスタンドでの出来事

キーボードみたいなチョコレート。...っていうのはウソで、これはキーボード。



最近知ったコンデジの機能を使って遊んでいます(笑)
上のは“セピア”で、下のは“ソラト”?


**********


オイル交換に数回出直してもらった男性客。
今日はもうすぐこうちゃんが帰ってきそうなタイミングだったので事務所で待ってもらった。

キッカケがあり、
セルフの売り値が地場業者の仕入れ値より安い時があるハナシとか1日4軒減少のハナシとかした。

店頭給油をこなしている間にこうちゃんが帰って来てオイル交換をすませた。

精算の後、優しく言ってくれました。


忙しくしているのになぁ・・・

忙しくしているんやから、・・頑張りや。



m(_ _)m







本日の給油履歴、1時40分から2時43分までの1時間で約440リッター販売。
給油履歴には載らない混合油も販売しています。
掛け会員さんがお支払に来られて領収書も発行しています。
この1時間、動きっぱなしです。
以前は従業員がおりましたので窓拭きやゴミ捨てサービスもありましたが、現在は人員がないので掛け会員さんであってもサービスを省かせてもらう時もあります。

また、
これが全て発券店値付けカード客だった場合、代行給油手数料平均6円として440リッター掛けると2,640円の粗利です。
市況が悪い時は現金客でも1リッター当たりの粗利は5-6円です。
規制緩和以降、10円以上の粗利になることは稀です。
(だから業転玉で薄める業者が出ました)



「燃料油で利益がないなら油外で稼ぐ」という意見もありますが、油外を売るにはそのための人手が必要です。
いつ売れるか分からない油外のために、そして、忙しくても1時間2,640円の粗利しかないなかで人件費が賄えるでしょうか。
人件費以外にも設備維持管理費が必要です。

「発券店値付けカードは自店で決められない代行給油手数料だから仕方ないとしても、自店で決められる現金販売の粗利は増やせば良いのでは?」という意見もあるかも知れません。
しかし、現時点で既に13円前後の価格差が開いています。
“これ以上にもこれ以下にもできない”というなかで踏ん張っている3者店が多いのです。
(PB-SS業者のなかには、これを「言い訳」と言う方もおられます)

***

前にも書きましたが、愚痴や文句を言わないようにするのは簡単です。
店を畳めば良い。

だけど、苦しくても業転玉に手を出さない、地場3者店が系列から離れない理由は、PB-SS業者に聞いても分からないでしょう。


エネルギー高度化法は今は上手く機能していないし、石油流通問題議連副会長である宮沢経済産業大臣も需給適正化を表明していても、これからも需要減の方が大きいかも知れないー
としても、

「油を切らすわけにはいかない」という思い。
ブランド料に含まれる「安定供給」という名目が、業転購入を、そしてまた系列離脱を止まらせているのです。


>悪ければ最後は自分で腹を切ればいい。たためばいいのです。(5店舗経営のPB-SS業者会長の言

簡単に店を畳むことなど考えられないのが、「地域への燃料供給を担ってきた」という自負のある地場三者店の思いではないでしょうか。









自民党・石油流通問題議員連盟が2大臣に申し入れ

2015年06月24日 | ガソリンスタンド2

//////////////////


6月22日 ぜんせき

宮沢洋一経済産業大臣は「私も仲間(同議連副会長)として問題にあたっている」と述べ、官公需問題や業転格差の縮小に向けた需給適正化に積極的に取り組む考えを表明した。
高市早苗総務大臣も災害時協定を締結している石油組合の官公需受注機会の拡大に関して「基本方針が決まり次第、地方公共団体への周知を約束する」と明言。
SS過疎地対策などへの消防関連の対策にも取り組む方針を明らかにした。




6月23日 燃料油脂新聞 (一部抜粋)

問われる経営者の決断 
     静岡県中部地区(5店舗経営)PB-SS業者 会長に聞く

「まだ元売サインポールを掲げていた頃なのでもう十数年前の話になります。
当社でも創業以来、一度だけ大きな赤字決算がありました。事後調整が廃止になった時です。
元売担当者が当初は“なんとかなります”と言っていたんですが、“情勢が変わった” “予算がない”という理由で事後調整が最終的にはありませんでした。

“今年は元売からこのくらい戻るから”と決算書を銀行にもっていくわけです。銀行も分かっています。
でもなかなか事後調整を元売がしてくれない。
こっちはもう気が気ではありません。
今月か 来月か 、それとも年末か、と。

そのうちに担当者の口も貝のようになってしまい、
このままでは当社は元売に潰されてしまうと思いました。

それがPBになるきっかけでした。
自分たちの考えで変わったのだから元売に対してはまったく恨みはありません」

結局、商売は自己責任

「私が石油組合の支部長時代、“自己責任”という言葉をよく使いました。
結局のところ商売は自己責任です。自己責任なくしてどうして商いができるんでしょうか。

悪ければ最後は自分で腹を切ればいい。たためばいいのです。閉鎖することは負けではありません。

何も生まない不満や愚痴

いぜん系列仕切りと業転玉の価格差が解消されておらず、多くのSS業者から愚痴や不満が聞こえてきます。
しかし元売の悪口を言っても問題解決はできないと思っています。
他人のせいにしても前に進むことはできません。やはり自分がどうしたいかが重要です。

うまくいかないのは元売、業界環境、国、政府のせいではありません。
やはり自己責任、自分次第ではないでしょうか。


**********

このPB-SS業者さんは元は特約店だったんでしょうか...?
当店は3者店なので元売担当者と直接お会いすることはありません。
そしてまた、このような“事後調整”なるものとも無縁でした。