6月23日 燃料油脂新聞より
品確法認定で 元売に気兼ね 「業転買いやめる」販売店
系列販売店主
「5月ごろから業転買いを遠慮している。
一昨年の認定の時に、特約店を通じて元売担当者から“浮気もほどほどにしてくれ”という文句があった。ガソリンも軽油も多少は買っていたが、元売に露見しているとは思っていなかった。指摘を受けて“自主検定にしてくれないか”と脅し文句ももらった」
他にも
「年間18万円を自己負担して検定を受ければ大っぴらに浮気でしる。年間18万円などは、うまくやれば1ヶ月で取り戻せる。社長、どちらを選びます」と元売担当者からの電話を受けた販売店主は二の句が継げなかったという。
元売社員もやり取りは文書で残さない。メールも残さない。
電話だけだ。
離脱問題などに踏み込む可能性があるからだ。
浮気を掴めば、書類作りの前に電話ぐらいするという。
「くれぐれも優越的地位の乱用にならないように」とは、元売の話だ。
自主検定SSは徐々に増えているという。
プライベートブランド(PB)化するSSが多い事もあるが、サインポールをつけたままで自主検定に移行するSSもある。
「手書きで品確のプレートを書いた」という店主もいる。
特約店によっては「常習的な浮気店はサインポールを外してもらう。自分で書類を作ってくれ」という毅然とした運営を行うところもある。
6月25日 燃料油脂新聞より
「品質は元売が責任を」
大阪府内の販売業者が「元売が法令順守を標榜するなら、燃料油の品質負担は最後まで元売が負うべき」と訴え、「商社系SSやPB(プライベート)SSも、元売系列SSと平等に扱うべき」と求めている。
品確法は、すべてのSSに対して十日に一度の品質分析を義務付けているが、特定用件を満たせば年1回に軽減される。
元売のサインポールを掲げたSS(系列)は年1回でよい。
同業者は
「SSで販売されているガソリンは、例外なく元売の製油所か油槽所から出たもの。
商社経由で仕入れても出所は同じで、品質分析は購入した側が十日に一度確認しなければならないのはPL法に照らしても矛盾がある。
元売が流通経路に責任がもてないから十日に一度の品質分析が必要だというのなら、そこに流す元売自身が糾弾されるべき」と指摘する。
また
「痛ましい湯沸かし器事故は販売会社の安全装置の不正改造が原因だったが、識者などからはメーカー責任が厳しく問われている。
元売のサインポールを掲げていてもガソリンに灯油を混入する事例もあり、無条件で品質が確保されているという解釈は成り立たない。
元売は系列店管理や最終消費者に対しても責任をもつのは常識だ」と話す。
さらに
「元売が最後まで製造物責任をもつためには品確法を改正し、販売業者の品質分析義務を撤廃すべきだ。
そうすれば安易に業転を流すことも出来なくなる」と訴える。
業界全体が厳格に品質を維持するには、業転排除が最良の方法だと指摘している。
・・・・・・・・・・
それから、こうちゃんが昨日の新聞で読んだらしいのだけど、あいにく記事が見つかりません(汗)
何でも、現在元売から提供を受けているサインポールを、無償で譲ってくれるらしいです。
どういうこと?って聞いたら
今は修繕や撤去は元売負担だけど、無償譲渡後は蛍光灯の取替えや清掃?は元売がするけど、倒壊等による撤去費用は販売店負担になるそうです。
今も横で新聞記事を探しているけど見つかりません。
「夢ちゃうん?」
「いや、夢ちゃう。確かに昨日読んだ。・・・明日の新聞、読んだんかなぁ?」だって(笑)
こうちゃん曰く
「これから地下タンクの補修義務化で閉鎖が増えるのを予想して、その時の撤去費用を出したくないから、そんな事を考えよったんちゃうか?」
しかし、記事の現物がない(汗)
注)夢の話かも知れませんので、そのおつもりで(^^;
・・・・・・・・・・
この業界の混乱の元凶は、元売です。
PBの中には「我々は、元売に頼らない独立独歩の経営をしている」「系列はいつまでも元売におんぶに抱っこで甘えようとしている」とお考えの方もいらっしゃるようですが、
頼るも頼らないも、油の出所は元売です。
業転との価格差が9円近くある(うちの仕入れから計算して)状態で、甘えさせてもらっている?
元売が出す“安い”業転玉に頼っているのがPBではないでしょうか?

図のように、系列玉も業転玉も元売から出ています。
元売と特約店との間の契約で、特約店から自社系列のSSへは業転玉を流してはならない、としています。
しかし特約店のA商社が、B商社の販売店に業転玉を流す事については野放しです。
元売の言い分は「私たちが販売したのは特約店です。その先は知りません」です。
けれども燃料油脂新聞の記事にもあるように、系列SSが業転玉を取っていることは把握しているのです。
又、この図には描いていませんが、業転玉を専門に扱う商社系などの業者もあり、そこからもPBSSだけに限らず、系列SSに対して売り込みがあります。
こんな状態で、SQマークや品確法に何の価値があるのでしょう?!
品確法認定で 元売に気兼ね 「業転買いやめる」販売店
系列販売店主
「5月ごろから業転買いを遠慮している。
一昨年の認定の時に、特約店を通じて元売担当者から“浮気もほどほどにしてくれ”という文句があった。ガソリンも軽油も多少は買っていたが、元売に露見しているとは思っていなかった。指摘を受けて“自主検定にしてくれないか”と脅し文句ももらった」
他にも
「年間18万円を自己負担して検定を受ければ大っぴらに浮気でしる。年間18万円などは、うまくやれば1ヶ月で取り戻せる。社長、どちらを選びます」と元売担当者からの電話を受けた販売店主は二の句が継げなかったという。
元売社員もやり取りは文書で残さない。メールも残さない。
電話だけだ。
離脱問題などに踏み込む可能性があるからだ。
浮気を掴めば、書類作りの前に電話ぐらいするという。
「くれぐれも優越的地位の乱用にならないように」とは、元売の話だ。
自主検定SSは徐々に増えているという。
プライベートブランド(PB)化するSSが多い事もあるが、サインポールをつけたままで自主検定に移行するSSもある。
「手書きで品確のプレートを書いた」という店主もいる。
特約店によっては「常習的な浮気店はサインポールを外してもらう。自分で書類を作ってくれ」という毅然とした運営を行うところもある。
6月25日 燃料油脂新聞より
「品質は元売が責任を」
大阪府内の販売業者が「元売が法令順守を標榜するなら、燃料油の品質負担は最後まで元売が負うべき」と訴え、「商社系SSやPB(プライベート)SSも、元売系列SSと平等に扱うべき」と求めている。
品確法は、すべてのSSに対して十日に一度の品質分析を義務付けているが、特定用件を満たせば年1回に軽減される。
元売のサインポールを掲げたSS(系列)は年1回でよい。
同業者は
「SSで販売されているガソリンは、例外なく元売の製油所か油槽所から出たもの。
商社経由で仕入れても出所は同じで、品質分析は購入した側が十日に一度確認しなければならないのはPL法に照らしても矛盾がある。
元売が流通経路に責任がもてないから十日に一度の品質分析が必要だというのなら、そこに流す元売自身が糾弾されるべき」と指摘する。
また
「痛ましい湯沸かし器事故は販売会社の安全装置の不正改造が原因だったが、識者などからはメーカー責任が厳しく問われている。
元売のサインポールを掲げていてもガソリンに灯油を混入する事例もあり、無条件で品質が確保されているという解釈は成り立たない。
元売は系列店管理や最終消費者に対しても責任をもつのは常識だ」と話す。
さらに
「元売が最後まで製造物責任をもつためには品確法を改正し、販売業者の品質分析義務を撤廃すべきだ。
そうすれば安易に業転を流すことも出来なくなる」と訴える。
業界全体が厳格に品質を維持するには、業転排除が最良の方法だと指摘している。
・・・・・・・・・・
それから、こうちゃんが昨日の新聞で読んだらしいのだけど、あいにく記事が見つかりません(汗)
何でも、現在元売から提供を受けているサインポールを、無償で譲ってくれるらしいです。
どういうこと?って聞いたら
今は修繕や撤去は元売負担だけど、無償譲渡後は蛍光灯の取替えや清掃?は元売がするけど、倒壊等による撤去費用は販売店負担になるそうです。
今も横で新聞記事を探しているけど見つかりません。
「夢ちゃうん?」
「いや、夢ちゃう。確かに昨日読んだ。・・・明日の新聞、読んだんかなぁ?」だって(笑)
こうちゃん曰く
「これから地下タンクの補修義務化で閉鎖が増えるのを予想して、その時の撤去費用を出したくないから、そんな事を考えよったんちゃうか?」
しかし、記事の現物がない(汗)
注)夢の話かも知れませんので、そのおつもりで(^^;
・・・・・・・・・・
この業界の混乱の元凶は、元売です。
PBの中には「我々は、元売に頼らない独立独歩の経営をしている」「系列はいつまでも元売におんぶに抱っこで甘えようとしている」とお考えの方もいらっしゃるようですが、
頼るも頼らないも、油の出所は元売です。
業転との価格差が9円近くある(うちの仕入れから計算して)状態で、甘えさせてもらっている?
元売が出す“安い”業転玉に頼っているのがPBではないでしょうか?

図のように、系列玉も業転玉も元売から出ています。
元売と特約店との間の契約で、特約店から自社系列のSSへは業転玉を流してはならない、としています。
しかし特約店のA商社が、B商社の販売店に業転玉を流す事については野放しです。
元売の言い分は「私たちが販売したのは特約店です。その先は知りません」です。
けれども燃料油脂新聞の記事にもあるように、系列SSが業転玉を取っていることは把握しているのです。
又、この図には描いていませんが、業転玉を専門に扱う商社系などの業者もあり、そこからもPBSSだけに限らず、系列SSに対して売り込みがあります。
こんな状態で、SQマークや品確法に何の価値があるのでしょう?!