「どれだけの被害総額になるのか、予想もつかない」

2010-03-04 21:54:50 | 災害、津波

 今日は、朝から石巻市に入り、三浦一敏党市議団長とともに、津波被害の調査を行ないました。
 カキの被害が大きいと報道されている荻浜、竹浜、狐崎浜、福貴浜などをまわって、被害の様子をお聞きしました。
 「今年の秋から来年の春に収穫するカキの仮殖場が大打撃を受けている」「網が絡まってどうにもならない状態だ」「資材の処理などに莫大な労力がとられる。不眠不休で仕事をしているが、お金にならない、逆にお金がかかる仕事ほど空しい仕事はない」「被害総額は、予想もつかない」など、お話を聞いたみなさんは、疲れきっている様子でした。
 県漁協の石巻東部支所を訪問し、支所長の阿部和芳さんと懇談しました。
 
開口一番、「津波がこんなに恐ろしいものだとは思わなかった」と当日の様子を詳しく聞かせてくれました。
 国と県の力で、被害を受けたカキいかだの撤去と廃棄物処理対策への支援、来季収穫のためのカキ種の購入の制度融資補助をしてほしいなど、組合で考えている要望の説明を受けました。
 養殖業のみなさんには何の落ち度もありません。「食材王国宮城」をささえる水産業のみなさんが苦境に陥っているいまこそ、政治の出番です。
 「こういう厳しいときにこそ、政治家は現場に来てほしい」とある方が言っていました。共産党としては、7日、8日に、高橋ちづ子衆院議員が、塩釜、気仙沼、石巻に入り、現地調査を行います。


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