津波被害の調査活動を行ないました(その1)

2010-03-09 14:42:55 | 災害、津波
 7日、8日と津波被害の調査で、高橋ちづ子衆院議員とともに県内各地をまわりました。7日は、紙智子参院議員、横田有史、遠藤いく子両県議、塩釜市議も同行しました。

 7日は、朝7時半から塩釜でチャーター船に乗り、船上から浦戸諸島の養殖被害を調査しました。たいへん寒い中、塩釜市漁協の方から船上で「これから収穫するはずだった昆布はみんな流されてしまった」と状況説明を受けました。
 そのあと、寒風沢で、県漁協塩釜市浦戸東部支所、浦戸支所の運営委員長さんと意見交換を行いました。

 船を降りてからは、クレーン船で陸上に揚げられた養殖施設の廃棄物を見せてもらいました。昆布やワカメ、鉄のアンカー、ロープ、網、浮などが混在しています。これはまだ廃棄物の一部。海中には、この何倍もの施設が沈んでいます。

 その後、塩釜市役所で佐藤昭市長、内形繁夫副市長と懇談。塩釜市からの要望を受けました。

 翌日、8日には、朝一番で気仙沼市の小々汐で、海藻検査官でもあり、この地域では最も古くから昆布やワカメの養殖を営んでいる尾形亀雄さんからお話を聞きました。

 尾形さんは、80歳の高齢を感じさせない元気な方で、毎日、朝の4時から海に出て仕事をしているそうです。全国の養殖現場をつぶさに見てまわり、一目見ただけで、これが中国のワカメか、唐桑のワカメか、どこでとれたものかが分かるそうで、地域の養殖業者の指導をしている方です。養殖業者の思いをじっくりと聞かせてもらいました。

 そのあと、県漁協鹿折出張所に立ち寄り、所長さんと懇談した後、石巻市に移動し、県漁連専務理事の船戸隆平さん、指導部長の麿有司さんと懇談しました。

(つづく)

 

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