楽しみにしていた「ジェイソン・ボーン」を観てきました。
ボーンシリーズでは前回の「・・・アルティメイタム」から9年の月日が経ちます。
その間、「ボーン・レガシー」がありますがそれは別物として私は考えているので、マット・デイモン主演としては4作目!
予想通りの展開を面白く感じるか否かはそれぞれでしょうね~。
2016年製作のアメリカ映画。
原題は「JASON BOURNE」、そのまま「ジェイソン・ボーン」
おもな内容は・・・
ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。
彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。
これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。
(シネマ・トゥデイより抜粋)
ひっそりと暮らしていた・・・とあるけど、「ファイトクラブ」で戦いながら身をすり減らす毎日のボーン。
いや~、やっぱり年をとりましたね~。
早速出てきた元同僚のニッキーも年をとりました。
以前、街角のオープンカフェでボーンの逃亡成功を知ってニヤッとしてから月日が経ちました。
今回もニッキーの情報を元にCIAと・対決をするボーンですが、最初のバイクでのアクションシーンは激しかったです。
現在のヨーロッパを象徴するかのようなギリシャの地で、対政府の過激なデモ現場でアクションは続きます。
かつて重要な存在だったニッキーはここで命を落としてしまいます。
CIA側の暗殺者を演じるのがヴァンサン・カッセル!
この殺し屋は同じCIA側でも邪魔ならどんどんやっつけてしまうので非情で強すぎる役柄ですね。
彼にとっては敵は「ジェイソン・ボーン」だけなのでしょう。
さて、今回CIA長官として登場するのがトミー・リー・ジョーンズ。
俳優としてはベテランで多くのハリウッド作品に出ていますが、どうしても日本のCMのイメージが私には強くて・・・
良い俳優さんなんですけど、ね。
そしてCIAエージェントに最近加わったばかりというヘザー・リー。
今回は彼女が指揮をとってボーンを追跡します。
冷静な表情でニコリともしない彼女が最初はボーンを追いつめますが、CIAのやり方に疑問を持ち、後半はボーンを助けることも。
彼女自身も野望があるらしく、最終的にはボーンのCIAへの復帰を願うも、あっさりボーンに裏を見破られることに。
ちょっと苦言をいうのならば、ヘザー・リー演じるアリシア・ヴィキャンデルという女優さん。
「リリーのすべて」でオスカー受賞をして、今回大抜擢かもしれないけど、私から見ると小物感がすごくしました。
やっぱりパメラのような女性じゃないと!!
ここを強く言いたいのです。
全体としてはアクションシーンも見せてくれたし、マット・デイモン演じるボーンの硬派な生き方が健在なところは嬉しいです。
ただ、マットも45歳・・・46になったかな。
アクションのキレはカメラワークで工夫しているだろうし、今後どれだけアクティブな映画がとれるかわかりません。
内容としては前作で公になったはずのCIAの内部機密がなかったものとされてるし、今までのシリーズと違った新しい要素がないなど
今一つ物足りないところもあるかな。
いつまでもボーン対CIA、これからも同じ路線で行くんだろうな~。
それから前の3作で感じたジェイソン・ボーンの「哀しみ」が今回はあまりなかったような・・・
それにしてもラスベガスでのカーチェイスではいったいどれくらい車を破壊するんだろう!
SWATの装甲車、強すぎ。
今回の評価は・・・ 星3つ半 ☆☆☆★
とりあえず観ていて楽しめる映画ではあります。
大好きなマット・デイモンがこれから1年ほど長期休養をする話もありますが、彼の作品はずっとずっと観たいと思う良い俳優です。