満開の桜が散り始めた４月12日。
浅田真央さんの引退会見を観ました。
真っ白の服で会見に臨む真央さん。
50分間の会見はやはり見事な内容でした。
代表質問の西岡アナはフィギュアスケートの実況のようにまともでしたね。（フジだけど・・・）
代表質問に一つ一つ丁寧に応える真央さんの対応力！
質問がまともだからスルー能力を使うこともなく丁寧に真摯に質問に向き合って答えていました。
途中から各社の質問に応じました。
とんでもない質問もあったけど、一生懸命に考える真央さん、真面目すぎる。
誰がトリプルアクセルに声をかけようと思うのか・・・高井アナ、しばらくニュースで顔を観る度に笑っちゃいそう。
赤旗の質問、ヨナのことだけ聞きましたが、真央さんの端的な答えは予想通り。
終わりに近づくにつれ、司会の男性が面白かったな～
「（真央さんを）送り出してあげられる質問はないですか？」って、ね～。
「自信のある人？」って、面白すぎ。
もうすでに内容のある答えが出尽くしていますからね。
今回、この会見でわかったことは・・・
☆ 全日本の得点と順位を見て、「もういいかな・・・。」と思ったということ。
☆ 引退は２月に決め、決してオリンピックの枠が２つになったからではないということ。
☆ 一番印象に残ったプログラムは・・・選ぶのはとても難しいけどソチのフリーだということ。
☆ ソチのフリーの滑走が終わって涙をこらえて頑張って笑顔になろうとしたこと。
☆ 生まれ変わったらスケートではなく違うことをしたい。
☆ スケートは人生そのものだということ。
そして「やりきったので後悔はまったくないです。」
とのこと。
こうして引退会見は最初と最後に真央さんが立った姿勢でしっかりご挨拶をして終わりました。
さてさて。
真央さんが自身のブログで引退発表をしたのが４月10日の夜遅く。
深夜にネットで知った時は「とうとう来たか・・・
」と言う気持ちでした。最近は膝のケガに苦しみ納得の試合はなかなかできなかったけど、真央さんだからきっと来シーズンが最後になるとして頑張ってくれるのかな～
と思っていました。
引退までの期限がもうそこまで来ているとは覚悟していたのに、さみしいな～とずっと考えていたのです。
今日、引退会見を観て、すっきりとした表情でしっかり対応している姿を観て、真央さんの選手生活が本当に終わったのだと実感できました。
さみしいけど、これは現実。
今まで長い間、素敵なプログラムを通してフィギュアスケートの美しさ、３Aに挑戦する強さを観させてもらいました。
そしてスケートに対する生き方など何度心に響いたか数え切れません。
それはファンとして感謝しきれない気持ちです。
真央さん、本当にありがとうございました。
希望や夢を与えてくれて、その生き方に元気をもらえる唯一無二のスポーツ選手だったな～。
そんな事を今はいろいろ考えています。
たくさん思い出のプログラムがあるから選べないけど、やっぱりバンクーバーの「鐘」とソチのフリーが忘れられません。
どちらもラフマニノフですね～♪
シニアデビュー直後の可愛らしい姿も忘れられないし、初めてワールドを制したシーズンのプロも大好き。
そしてタラソワさんに師事し、バンクーバー五輪に賭ける「仮面舞踏会」と「鐘」！
その後の「シェヘラザード」も可愛かったな～。
大人になってからの「ノクターン」も美しかった。
「白鳥」もステップが大好き。
そしてソチのフリーの「ピアノ協奏曲第二弾」♪、決して忘れられないですね。
何回観ても涙が出ちゃいます。
真央さんがスケートを始めて21年。
シニアデビューをしてTVで試合を観られるようになり11年。
辛いこともたくさんあったと思いますが、いつも応援していました。
今ではたくさんの宝物をいただいたような気持ちです。
引退発表してから特番がどんどん組まれ、普段は観ないワイドショーも観ちゃっていますが
今夜のBS・NHKの「浅田真央・NHK杯特集」をゆっくり楽しもうと思います。
それからきっと「Number」誌で特集号、出してくれますよね～ 期待しています。
「真央さん、ありがとう。お疲れ様でした。」
