日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

魂の「ラフマニノフ」    浅田真央選手

2014-02-21 17:11:08 | フィギュアスケート
失意のSPからわずか一日。
どれだけ気持ちを立て直したのだろうか? いや、立て直せたのかわからない。
そんな心配のまま、フリーの当日練習の真央さんの表情はまだまだ覇気は感じられませんでした。

いよいよ深夜、フリーの第2グループの6分間練習。
何かふっきれているかのような強い表情。
良い予感を感じながら、12番滑走で演技が始まります。

会場のどこからか「真央ちゃん、頑張れ!」「真央ちゃんなら出来る!」の声。
重厚な音から真央さんの滑りがスタート。

最初の3Aは見事に着氷!
絶対認定されるレベルです。
その後の3F-3Lo、久しぶりの3-3復活が嬉しい~
そして3Lzの後にスピンを二つ、レベル4で揃える。
2A-3T、3S、3F-2Lo-2Lo、そして3Lo!
ずっと考えていた真央さんの言う「最強の構成」のフリープログラムを作り上げます。
スピンの後、大好きなステップシークエンス、ラストのコレオシークエンスのあたりでは
もう感動がこみ上げ過ぎて、息ができなかった・・・
これが真央さんの目指した6種類のトリプルを8つ入れた鬼構成のフリーなのですね。

終わった後の真央さんの感極まる表情。
涙、そして笑顔。
どれだけこの笑顔を待っていたか。

確かにSPの大失速は大きな出来事でした。
だからこそ、このフリーが生まれたのかもしれない。
佐藤信夫コーチの「何かあったら私が助けに行くから」という言葉。
ジーンときました。
ロシアの放送席ではタラソワさんが立ち上がりながら「MAO~!MAO~!」と称えていたエピソードも嬉しいですね。

SPの後に多くのスケーターから励ましのメッセージが送られ、一日経ったフリーの日には
多くの感動と称賛のメッセージがありました。
すべてが温かく、心を打たれました。。

このフリーの滑りは日本中の真央ファンを感動させ、たくさんの嬉し涙をさそいました。
失敗しても乗り越える強さ、あきらめない気持ち・・・今までだって真央さんからは
たくさん励まされてきましたが、このソチ五輪で本当にノックアウトですよ。
真央さん、本当にありがとう。
素晴らしい「ラフマニノフ」、この滑りは一生忘れません。
スケートの神様が真央さんに寄り添ってくれて、そしてやっぱり真央さん自身の「漢!」な
生き方が観られて本当に幸せでした。


 









 

 

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