報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

某ブログでは功徳の体験発表がされているようなので、こちらは一転して罰の体験発表を致します。

2019-09-14 16:04:33 | 日記
 先日、所属している結婚相談所から連絡があり、行ってみると成婚退会まで考えていた交際相手より、「交際中止の申し入れがあった」とのことだ。
 理由を聞いみると、「『宗教をやっている人はちょっとムリです』とのことです」と、言われた。

 懸念した通りだった。

 私が法道院を辞めた理由はいくつもあるが、そのうちの1つがそろそろ始めようと思っていた婚活に当たり、日蓮正宗の信仰は活動の足枷に間違い無くなると考えたからだった。
 もちろんどの結婚相談所もそうだろうが、私の所属する相談所も所属中の宗教勧誘は一切禁止となっている。
 私も御多聞に漏れず、その規約はしっかり守っていたつもりだったが、やはりボロは出るものである。

 今月の始め、確かまだ台風15号が来る前のことだった。
 例の彼女と一緒に都内を散策したのであるが、その際にとある神社仏閣を訪れた。
 最近、女性に流行っているらしいな。
 神社仏閣巡り。
 恐らくガチ勢は、『折伏目的でもないのに、そういった謗法の地を踏むことはケシカラン!そこで彼女を折伏しろ!』と考えることだろう。
 しかし私は傍観勢。
 観光目的で入るくらいなら大丈夫だろうと思った。
 もちろん、大石寺には逆にそんな気持ちで入ってはいけない。
 当然ながら私はその境内の神体や本尊には拝まなかったのだが、そこが怪しまれたようだ。
 多分ガチ勢は何が何でも交際相手の邪宗参拝を止めるのだろうが、別に私は止めはしなかったよ。
 ただ、私自身がやらなかっただけ。
 それでも怪しまれるようで、理由を聞かれたので、正直に答えただけだ。
 それが、『地雷を踏んで大爆発した』ということだ。

 鉄道趣味も合い、生活の価値観もまあまあ合っていたのに、たかが特定の宗教信仰だけで物凄くNGになるのだと担当者からは言われた。
 もう1度来週から、新たな交際相手探しが始まる。
 いつまで掛かるか分からないが。
 もしかして、ガチ勢を中心に当宗でも晩婚化・非婚化の波が押し寄せている……どころか、モロ被りしているのはその為だろうな。

 担当者:「逆に雲羽さんの宗教コミュニティで、お相手を紹介してくれるようなことは無いのですか?」
 雲羽:「してくれたら、こちらのお世話にはなっておりません」

 なんてやり取りもあった。
 顕正会は独り身であることを良しとするような団体だし、創価学会も大変らしいな。
 いや、その担当者、創価学会員の担当もしたそうなんだ。
 で、やはり創価学会員というだけで相当の足枷になったというんだな。
 てか、『創価学会に入れば嫁と仕事には困らないと学会員に勧誘された』と、昔お世話になっていた警備隊のオジさんが言っていたのだが、今は創価学会でも嫁に困る時代のようだ。
 何でも、公明党支持の是非を巡り、それで相手の家族とケンカになって破局になったとか……。
 うん、私も公明党支持者ではないから、この辺もまたモメる原因になりそうだ。

 ガチ勢を中心に晩婚化・非婚化の波が押し寄せている……どころか、モロ被りしている。
 そして、その波は傍観勢にも降り掛かっているわけだ。
 エンジョイ勢は、家族持ちに多いかな。
 家族ぐるみでガチ勢というような所は例外としてもね。

 担当者:「1番良いのは同じ宗派の人なんですけどね」
 雲羽:「まあ……そうですね(棒)」

 同じ宗派でもガチ勢・エンジョイ勢・傍観勢と信仰姿勢が分かれるような所だぞ?
 同じ傍観勢が来てくれたらいいんだろうが、まず傍観勢同士は平行線で交わらないし(そもそも傍観し過ぎて大石寺に登山参詣しようとすらしない)、ガチ勢は明らかにケンカになる。

 あ、そうそう。
 昨年だか一昨年だか、同じ相談所内で自分で相手を探すシステムを利用したことである。
 大抵は担当者が会員に合いそうな相手を見繕って紹介するシステムなのだが、それとは別に有料で会員専用サイトに掲載されている名簿から探すこともできるわけだ。
 で、その中に『お寺で信仰しています』と、わざわざ自己PR文に書いていた女性会員がいた。
 そのプロフィールを詳しく読んでみると、日蓮正宗とは書かれていなかったものの、どうも信仰のスタイルが法華講員っぽく見えたので、交際を申し込んでみた。
 まあ、けんもほろろに断られたわけだが。

 もし仮に私が申し込んで断られた相手が日蓮正宗法華講員なのだとしたら、やはり外部機関に婚活の場を求めないと結婚相手が見つからない宗派であるということが露呈したというわけだ。
 法統相続の大事を伝えている以上、宗門におかれてはそういったサポートも求めたいものである。

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