[1月17日15時30分 天候:晴 東京都台東区上野7丁目 スターバックスコーヒー]
放課後、リサ達は学校を後にすると、上野駅前のコーヒーショップに立ち寄った。
レイチェル「スターバックスコーヒーに行くと、アメリカに帰った気がします」
淀橋「そっか。スタバの本拠地、アメリカだもんね」
リサ「ラクーンシティ?」
レイチェル「シアトルよ」
リサ「シアトル……」
淀橋「シアトルマリナーズで有名だね。ってか、レイチェルはシアトル出身なの?」
レイチェル「いいえ。住んでいた所は、トールオークスでした」
リサ「2013年にCウィルスがばら撒かれて、ゾンビランドと化した町か……」
リサはドーナツに齧り付いた。
レイチェル「そういうことです」
淀橋「2013年なら、まだ子供の頃だったよね」
レイチェル「とても、怖かったです」
リサ「Cウィルスか。さすがにわたしは持ってないな。って、今回はその話をしに来たんじゃない。レイチェルに、『どこでブルマが手に入るか』を教えてあげる為だよ」
淀橋「それもそうだ」
リサ「わたしは学校指定の制服とかを取り扱っている店とかを探したけど、今はもう無いだろうね」
淀橋「無いでしょうね」
リサ「そこで今は通販」
レイチェル「Hum hum...」
リサは自分のスマホを見せた。
もちろんその前に、スタバのWiFiに接続している。
リサ「新品でも、だいたいこのくらいの値段で買える」
レイチェル「グリーンだけでなく、ネイビーやマゼンタもありますか」
リサ「取りあえずわたしは、学校用は緑。それ以外は紺色ってところかな」
淀橋「『魔王様の肖像画』では、紺色穿いてたよね?」
リサ「うん。で、来年はエンジ色だって?もう穿いちゃってるよ?」
小島「やっぱり、サイドにラインの入ってるヤツはダメ?」
リサ「ダメ。昔、まだうちの学園で本当にブルマが使われていた頃の写真を見ると、完全に無地のヤツだから。そもそも、愛原先生が好きじゃないみたい」
淀橋「愛原先生の趣味か……w」
リサ「ヨドバシ、先生を笑ったりしたら、『公開おもらしの刑』」
淀橋「わ、笑ってなんかいないから……!」
レイチェル「サイズが分かりませんねぇ……」
淀橋「レイチェルは身長が高いし、お尻も大きいから、LLサイズくらいになるのかなぁ?」
小島「リサ様のサイズは?」
リサ「M。Sは小さくなって穿けなくなった」
レイチェル「色々と型式があるようですが、リサは何にしましたか?」
リサ「これだね。このローカットのヤツ」
レイチェル「OK.リサよりはサイズの大きいのがいいですね。リサでMですか。皆さんは?」
小島「私もMかな」
淀橋「私はL」
レイチェルの次に身長が高く、お尻も大きいのは淀橋である為。
リサ「レイチェルはスポーツタイプのパンツとか持ってないの?ほら、ナイキとかプーマとかから出てるヤツ」
リサは通販サイトで、それらのショーツの画像を出した。
レイチェル「あ、はい。持ってます」
リサ「あれもサイズ表はMとかLとかって感じでしょ?」
レイチェル「そうですね。……あ、私はLでした。すると、Lの方がいいと?」
淀橋「いや。そのパンツの上から穿くわけだから、やっぱLLサイズってとこじゃない?」
レイチェル「なるほどですね。じゃあ、これを購入します」
小島「本当に買うの?アメリカに帰ったら、もう穿かないんじゃない?」
レイチェル「日本に来た記念です」
リサ「素晴らしい。買ったら、是非穿いてみて。で、愛原先生にも見せてあげて」
レイチェル「リサは愛原センセイの事が大好きなんですね」
リサ「うん。わたしの旦那さん」
レイチェル「Danna-san?」
淀橋「ダーリンってことよ」
レイチェル「Oh!そんなに大切な人ですか」
リサ「そうなの!化け物扱いしてきた連中と違って、わたしを初めて人間扱いしてくれた人なの。自爆する研究所から助け出してくれたのも、愛原先生なんだよ」
レイチェル「そうですか」
リサ「ところで、ブルマは全色買ったの?」
レイチェル「いいえ。学校ではグリーンが指定ということで、グリーンだけです。リサが買ったものと同じです。サイズだけ違います」
リサ「なるほど。陸上部のユニフォームとかは参考になるかな?」
淀橋「その質問は上野凛にした方がいいね。ただ、あのコも比較的小柄だから、魔王様と同じサイズのブルマを穿いてるかもね」
小島「どうかな?陸上用は材質が違うし、直穿きすることもあるから、違うかもよ?」
レイチェル「そうですね。私の友達で短距離のアスリートをやってるコがいますが、確かにショーツはそのまま穿いてているようです」
リサ「やっぱり!レイチェルも陸上部だったの?」
レイチェル「ちょっとだけ齧りついてました。アスレチックは養成学校においても、重要なスポーツだったからです」
小島「要するに、BSAAは国連軍の1つ。その養成学校っていうのは、軍隊の学校だから、体力作りや訓練の一環でスポーツをやってたってこと?」
レイチェル「そんなところです」
リサ「レイチェルも陸上ユニフォームを着てたの?」
レイチェル「いえ、専用のユニフォームまでは持ってません」
リサ「なんだ……」
淀橋「いや、持ってたら、そのイメージでブルマのサイズもすぐに分かるでしょ」
リサ「それもそうか」
レイチェル「届いたら早速穿いてはみますが……。さすがに、このシーズンにそれだけの恰好で授業を受けるのは寒いですね」
淀橋「うん、そうだよね」
小島「いいんだよ、レイチェル。私達は普通の人間なんだから、それが当たり前の感覚だから」
リサ「ちぇーっ。レイチェル」
レイチェル「何ですか?」
リサ「夏になったら、スク水着るから」
レイチェル「Sukumizu?」
淀橋「まだ数ヶ月先の話じゃない。というか、その時もレイチェルはいるの?」
レイチェル「取りあえず、期間は1年ですね」
リサ「1年なら、今度の夏もまだ学校にいるよ。ヨンヒみたいに、クリーチャーにボコボコにされて半死半生で韓国に帰国なんてことにはならないように!」
小島「リサ様、目が怖い……」
レイチェル「まあ、日本のスクールユニフォームには興味があるので、色々教えてください」
小島「それはもちろん」
淀橋「マニアックな範囲にならない程度にね」
リサ「逆に、アメリカにこういう制服は?」
レイチェル「ありますよ、制服。ただ、いわゆるユニフォームではなく、ドレスコードに近いと思います。日本みたいに、『これを着なさい』というものはないです」
淀橋「ドレスコードか」
レイチェル「養成学校は違いますけどね。ただ、ブレザーは儀式の時にしか着ません」
小島「あー、らしいね」
リサ達の学校ファッション談義は、しばらく続いたのであった。
放課後、リサ達は学校を後にすると、上野駅前のコーヒーショップに立ち寄った。
レイチェル「スターバックスコーヒーに行くと、アメリカに帰った気がします」
淀橋「そっか。スタバの本拠地、アメリカだもんね」
リサ「ラクーンシティ?」
レイチェル「シアトルよ」
リサ「シアトル……」
淀橋「シアトルマリナーズで有名だね。ってか、レイチェルはシアトル出身なの?」
レイチェル「いいえ。住んでいた所は、トールオークスでした」
リサ「2013年にCウィルスがばら撒かれて、ゾンビランドと化した町か……」
リサはドーナツに齧り付いた。
レイチェル「そういうことです」
淀橋「2013年なら、まだ子供の頃だったよね」
レイチェル「とても、怖かったです」
リサ「Cウィルスか。さすがにわたしは持ってないな。って、今回はその話をしに来たんじゃない。レイチェルに、『どこでブルマが手に入るか』を教えてあげる為だよ」
淀橋「それもそうだ」
リサ「わたしは学校指定の制服とかを取り扱っている店とかを探したけど、今はもう無いだろうね」
淀橋「無いでしょうね」
リサ「そこで今は通販」
レイチェル「Hum hum...」
リサは自分のスマホを見せた。
もちろんその前に、スタバのWiFiに接続している。
リサ「新品でも、だいたいこのくらいの値段で買える」
レイチェル「グリーンだけでなく、ネイビーやマゼンタもありますか」
リサ「取りあえずわたしは、学校用は緑。それ以外は紺色ってところかな」
淀橋「『魔王様の肖像画』では、紺色穿いてたよね?」
リサ「うん。で、来年はエンジ色だって?もう穿いちゃってるよ?」
小島「やっぱり、サイドにラインの入ってるヤツはダメ?」
リサ「ダメ。昔、まだうちの学園で本当にブルマが使われていた頃の写真を見ると、完全に無地のヤツだから。そもそも、愛原先生が好きじゃないみたい」
淀橋「愛原先生の趣味か……w」
リサ「ヨドバシ、先生を笑ったりしたら、『公開おもらしの刑』」
淀橋「わ、笑ってなんかいないから……!」
レイチェル「サイズが分かりませんねぇ……」
淀橋「レイチェルは身長が高いし、お尻も大きいから、LLサイズくらいになるのかなぁ?」
小島「リサ様のサイズは?」
リサ「M。Sは小さくなって穿けなくなった」
レイチェル「色々と型式があるようですが、リサは何にしましたか?」
リサ「これだね。このローカットのヤツ」
レイチェル「OK.リサよりはサイズの大きいのがいいですね。リサでMですか。皆さんは?」
小島「私もMかな」
淀橋「私はL」
レイチェルの次に身長が高く、お尻も大きいのは淀橋である為。
リサ「レイチェルはスポーツタイプのパンツとか持ってないの?ほら、ナイキとかプーマとかから出てるヤツ」
リサは通販サイトで、それらのショーツの画像を出した。
レイチェル「あ、はい。持ってます」
リサ「あれもサイズ表はMとかLとかって感じでしょ?」
レイチェル「そうですね。……あ、私はLでした。すると、Lの方がいいと?」
淀橋「いや。そのパンツの上から穿くわけだから、やっぱLLサイズってとこじゃない?」
レイチェル「なるほどですね。じゃあ、これを購入します」
小島「本当に買うの?アメリカに帰ったら、もう穿かないんじゃない?」
レイチェル「日本に来た記念です」
リサ「素晴らしい。買ったら、是非穿いてみて。で、愛原先生にも見せてあげて」
レイチェル「リサは愛原センセイの事が大好きなんですね」
リサ「うん。わたしの旦那さん」
レイチェル「Danna-san?」
淀橋「ダーリンってことよ」
レイチェル「Oh!そんなに大切な人ですか」
リサ「そうなの!化け物扱いしてきた連中と違って、わたしを初めて人間扱いしてくれた人なの。自爆する研究所から助け出してくれたのも、愛原先生なんだよ」
レイチェル「そうですか」
リサ「ところで、ブルマは全色買ったの?」
レイチェル「いいえ。学校ではグリーンが指定ということで、グリーンだけです。リサが買ったものと同じです。サイズだけ違います」
リサ「なるほど。陸上部のユニフォームとかは参考になるかな?」
淀橋「その質問は上野凛にした方がいいね。ただ、あのコも比較的小柄だから、魔王様と同じサイズのブルマを穿いてるかもね」
小島「どうかな?陸上用は材質が違うし、直穿きすることもあるから、違うかもよ?」
レイチェル「そうですね。私の友達で短距離のアスリートをやってるコがいますが、確かにショーツはそのまま穿いてているようです」
リサ「やっぱり!レイチェルも陸上部だったの?」
レイチェル「ちょっとだけ齧りついてました。アスレチックは養成学校においても、重要なスポーツだったからです」
小島「要するに、BSAAは国連軍の1つ。その養成学校っていうのは、軍隊の学校だから、体力作りや訓練の一環でスポーツをやってたってこと?」
レイチェル「そんなところです」
リサ「レイチェルも陸上ユニフォームを着てたの?」
レイチェル「いえ、専用のユニフォームまでは持ってません」
リサ「なんだ……」
淀橋「いや、持ってたら、そのイメージでブルマのサイズもすぐに分かるでしょ」
リサ「それもそうか」
レイチェル「届いたら早速穿いてはみますが……。さすがに、このシーズンにそれだけの恰好で授業を受けるのは寒いですね」
淀橋「うん、そうだよね」
小島「いいんだよ、レイチェル。私達は普通の人間なんだから、それが当たり前の感覚だから」
リサ「ちぇーっ。レイチェル」
レイチェル「何ですか?」
リサ「夏になったら、スク水着るから」
レイチェル「Sukumizu?」
淀橋「まだ数ヶ月先の話じゃない。というか、その時もレイチェルはいるの?」
レイチェル「取りあえず、期間は1年ですね」
リサ「1年なら、今度の夏もまだ学校にいるよ。ヨンヒみたいに、クリーチャーにボコボコにされて半死半生で韓国に帰国なんてことにはならないように!」
小島「リサ様、目が怖い……」
レイチェル「まあ、日本のスクールユニフォームには興味があるので、色々教えてください」
小島「それはもちろん」
淀橋「マニアックな範囲にならない程度にね」
リサ「逆に、アメリカにこういう制服は?」
レイチェル「ありますよ、制服。ただ、いわゆるユニフォームではなく、ドレスコードに近いと思います。日本みたいに、『これを着なさい』というものはないです」
淀橋「ドレスコードか」
レイチェル「養成学校は違いますけどね。ただ、ブレザーは儀式の時にしか着ません」
小島「あー、らしいね」
リサ達の学校ファッション談義は、しばらく続いたのであった。