[10月2日08時00分 天候:晴 東京都墨田区菊川 ジョナサン菊川店]
朝食を取りに、近所のファミレスに向かう。
昨日、宿泊した少女達もついてきた。
しょうがないので、朝食を食べ終わったコ達から帰ってもらうことにした。
リサはやはりというか、朝からバターチキンカレーを注文した。
他の少女達はバラバラ。
目玉焼きセットを注文するコもいたし、ホットサンドを注文するコもいた。
上野凛「先輩、ドリンクバー取ってきます。何にしますか?」
リサ「おー、リン、ありがとう!オレンジジュースで!」
凛「分かりました」
淀橋「私達も取って来よう。愛原先生のも取ってきますよ。何にします?」
愛原「おー、こりゃすまない。ホットコーヒーで。シュガーだけよろしく」
淀橋「ハイ」
リサ「ヨドバシ、気が利く」
淀橋「先生の奢りなんだから、これくらいしないとってね」
いつの間にか、私が奢ることになっているw
まあ、いいか。
夕食は、奢られる側なのだから。
私は店だけ用意しておけば良い。
既に宴会コースを予約しておいた。
昼はどうするかだが、適当に弁当でも買って来るか。
それ以前に、高橋がいつ帰って来るかだが。
[同日08時45分 天候:晴 同地区内 都営地下鉄菊川駅→愛原のマンション]
淀橋「それじゃ魔王様、また明日ね」
リサ「うん、気を付けて」
桜谷「あの……授業中お漏らしの刑は……」
リサ「先生の命令もあるし、今回は勘弁してやる」
桜谷「ありがとうございます!」
リサ「でも、明日の体育はブルマね?」
桜谷「わ、分かってますぅ……」
私とリサは、菊川駅で『魔王軍』のメンバーと別れた。
リサ「先生、家に帰るの?」
愛原「もちろん。あのコ達も帰ったことだし……」
リサ「おうちデート!」
愛原「部屋の片づけだ。洗濯もしないとな」
リサ「ぶー……」
マンションに戻る。
愛原「こうやって女の子達が家に泊まると、昔を思い出すよ」
リサ「どれくらい昔?」
愛原「子供の頃。夏休みとかになると、親戚が泊まりに来たりしたもんだ」
リサ「ふんふん、それで?」
愛原「うちの従兄妹は、どちらかというと、女の子の方が多いんだ。だから必然的に、姉ちゃん達が多くなる」
リサ「愛原先生の従姉かぁ……」
愛原「もう皆結婚して、お子さんもいるよ」
リサ「ほおほお。それで?」
愛原「しっかりしたお姉さんもいれば、ズボラなお姉さんもいてね。で、部屋の掃除を俺が手伝わされるとするだろう?」
リサ「ふんふん」
リサは興味津々に聞いてきた。
愛原「来客用の布団を退かすと、脱ぎっ放しの下着とか出てきたもんだ」
リサ「……マジ?」
愛原「マジ。もちろん、後で母親が回収するんだけど、俺だって健康な男子だったからな、くすねたくなる時くらいはあったよ」
リサ「なるほど」
リサは大きく頷いた。
リサ「先生を振り向かせるには、脱ぎっ放しのパンツをベッドの中に入れておく……と」
リサはスマホを取り出して、メモをしていた。
愛原「こらこら!メモをするんじゃない!……で、この話にはまだ続きがある」
リサ「なになに!?」
リサが乗り出してくる。
愛原「まあ、ぶっちゃけ、パンツやシャツくらいなら、忘れてもご愛敬って感じだろう。そのズボラな従姉は、ブルマまで脱ぎっ放しで、さすがにそれは伯母さんに怒られてたよ」
リサ「おー!……そうか。先生の世代だから、当たり前にブルマ穿いてたんだね」
愛原「そう。紺色のブルマだったが、リサが今穿いているのは、少し違ったな」
リサ「横に線が入ってるヤツ?」
リサはスカートを捲り上げると、中に穿いている紺色ブルマの横を指さした。
リサが持っているブルマは、全て無地タイプである。
緑色のブルマは学校指定の物をイメージしたもので、それも無地だったし、紺色の方は、絵のモデルになる際に参考にした漫画のキャラクターが無地のブルマを穿いていたからだ。
愛原「いや、無地だったよ。要は、裏地が無いタイプだったな。リサが持っているブルマは、全て白い裏地があるタイプだろう?」
リサ「確かに」
(リサが持っている3着のブルマ。上は学校指定の衣料店で購入したもので、下は通販で購入したもの。いずれも、白い裏地がある)
愛原「あれは平成に入ってから出回った後期タイプなんだって」
リサ「そうなんだ」
愛原「でも従姉達が遊びに来ていたのは、昭和末期から平成初期に掛けてのことだったから、まだ裏地の無い旧タイプを持っていたんだろう」
リサ「ほおほお。……今はそれ、無いのかな?」
愛原「そもそも今、ブルマ自体がそんなに造られてないからな。たまに中古品としてネットオークションに出てくることがあるらしいが、かなりの高値が付くらしい」
リサ「しかも中古じゃ、わたし、穿く気になれないね」
愛原「まあ、そんなもんだろう」
しかし、リサはもしも真っ当な人間として生きていたのなら、私より10歳は年上のはずなのだ。
従姉達の中でも、最年長のお姉さんがそれくらいの歳だったと思う。
となると、リサも本来はブルマを穿いていたはずなのである。
何の違和感も無く穿いたのは、そういう実年齢というのもあったのかもしれない。
愛原「こんな話、面白い?」
リサ「おもしろーい!もっと聞かせて!」
愛原「はいはい」
私は掃除をしながら、昔語りを始めた。
因みにリサ率いる『魔王軍』のコ達はしっかりしているのか、誰1人として下着を……もとい、忘れ物をすることはなかった。
それにしても、高橋はいつ帰ってくるのやら。
朝食を取りに、近所のファミレスに向かう。
昨日、宿泊した少女達もついてきた。
しょうがないので、朝食を食べ終わったコ達から帰ってもらうことにした。
リサはやはりというか、朝からバターチキンカレーを注文した。
他の少女達はバラバラ。
目玉焼きセットを注文するコもいたし、ホットサンドを注文するコもいた。
上野凛「先輩、ドリンクバー取ってきます。何にしますか?」
リサ「おー、リン、ありがとう!オレンジジュースで!」
凛「分かりました」
淀橋「私達も取って来よう。愛原先生のも取ってきますよ。何にします?」
愛原「おー、こりゃすまない。ホットコーヒーで。シュガーだけよろしく」
淀橋「ハイ」
リサ「ヨドバシ、気が利く」
淀橋「先生の奢りなんだから、これくらいしないとってね」
いつの間にか、私が奢ることになっているw
まあ、いいか。
夕食は、奢られる側なのだから。
私は店だけ用意しておけば良い。
既に宴会コースを予約しておいた。
昼はどうするかだが、適当に弁当でも買って来るか。
それ以前に、高橋がいつ帰って来るかだが。
[同日08時45分 天候:晴 同地区内 都営地下鉄菊川駅→愛原のマンション]
淀橋「それじゃ魔王様、また明日ね」
リサ「うん、気を付けて」
桜谷「あの……授業中お漏らしの刑は……」
リサ「先生の命令もあるし、今回は勘弁してやる」
桜谷「ありがとうございます!」
リサ「でも、明日の体育はブルマね?」
桜谷「わ、分かってますぅ……」
私とリサは、菊川駅で『魔王軍』のメンバーと別れた。
リサ「先生、家に帰るの?」
愛原「もちろん。あのコ達も帰ったことだし……」
リサ「おうちデート!」
愛原「部屋の片づけだ。洗濯もしないとな」
リサ「ぶー……」
マンションに戻る。
愛原「こうやって女の子達が家に泊まると、昔を思い出すよ」
リサ「どれくらい昔?」
愛原「子供の頃。夏休みとかになると、親戚が泊まりに来たりしたもんだ」
リサ「ふんふん、それで?」
愛原「うちの従兄妹は、どちらかというと、女の子の方が多いんだ。だから必然的に、姉ちゃん達が多くなる」
リサ「愛原先生の従姉かぁ……」
愛原「もう皆結婚して、お子さんもいるよ」
リサ「ほおほお。それで?」
愛原「しっかりしたお姉さんもいれば、ズボラなお姉さんもいてね。で、部屋の掃除を俺が手伝わされるとするだろう?」
リサ「ふんふん」
リサは興味津々に聞いてきた。
愛原「来客用の布団を退かすと、脱ぎっ放しの下着とか出てきたもんだ」
リサ「……マジ?」
愛原「マジ。もちろん、後で母親が回収するんだけど、俺だって健康な男子だったからな、くすねたくなる時くらいはあったよ」
リサ「なるほど」
リサは大きく頷いた。
リサ「先生を振り向かせるには、脱ぎっ放しのパンツをベッドの中に入れておく……と」
リサはスマホを取り出して、メモをしていた。
愛原「こらこら!メモをするんじゃない!……で、この話にはまだ続きがある」
リサ「なになに!?」
リサが乗り出してくる。
愛原「まあ、ぶっちゃけ、パンツやシャツくらいなら、忘れてもご愛敬って感じだろう。そのズボラな従姉は、ブルマまで脱ぎっ放しで、さすがにそれは伯母さんに怒られてたよ」
リサ「おー!……そうか。先生の世代だから、当たり前にブルマ穿いてたんだね」
愛原「そう。紺色のブルマだったが、リサが今穿いているのは、少し違ったな」
リサ「横に線が入ってるヤツ?」
リサはスカートを捲り上げると、中に穿いている紺色ブルマの横を指さした。
リサが持っているブルマは、全て無地タイプである。
緑色のブルマは学校指定の物をイメージしたもので、それも無地だったし、紺色の方は、絵のモデルになる際に参考にした漫画のキャラクターが無地のブルマを穿いていたからだ。
愛原「いや、無地だったよ。要は、裏地が無いタイプだったな。リサが持っているブルマは、全て白い裏地があるタイプだろう?」
リサ「確かに」
(リサが持っている3着のブルマ。上は学校指定の衣料店で購入したもので、下は通販で購入したもの。いずれも、白い裏地がある)
愛原「あれは平成に入ってから出回った後期タイプなんだって」
リサ「そうなんだ」
愛原「でも従姉達が遊びに来ていたのは、昭和末期から平成初期に掛けてのことだったから、まだ裏地の無い旧タイプを持っていたんだろう」
リサ「ほおほお。……今はそれ、無いのかな?」
愛原「そもそも今、ブルマ自体がそんなに造られてないからな。たまに中古品としてネットオークションに出てくることがあるらしいが、かなりの高値が付くらしい」
リサ「しかも中古じゃ、わたし、穿く気になれないね」
愛原「まあ、そんなもんだろう」
しかし、リサはもしも真っ当な人間として生きていたのなら、私より10歳は年上のはずなのだ。
従姉達の中でも、最年長のお姉さんがそれくらいの歳だったと思う。
となると、リサも本来はブルマを穿いていたはずなのである。
何の違和感も無く穿いたのは、そういう実年齢というのもあったのかもしれない。
愛原「こんな話、面白い?」
リサ「おもしろーい!もっと聞かせて!」
愛原「はいはい」
私は掃除をしながら、昔語りを始めた。
因みにリサ率いる『魔王軍』のコ達はしっかりしているのか、誰1人として下着を……もとい、忘れ物をすることはなかった。
それにしても、高橋はいつ帰ってくるのやら。