[7月19日12:00.天候:晴 静岡県富士宮市上条 日蓮正宗大石寺・“なかみせ”]
BGM:https://www.youtube.com/watch?v=SJujngB8vAo(東方Projectより、“蓬莱伝説”)大石寺境内のテーマ。動画内のイラストは大石寺のどこか?参詣している2人は?
藤谷:「えっ、鬼怒川のケンショーサティアンぶっ潰したの、キミ達だったの!?」
勇太:「いや、僕達というか、ケンショーグレー(T田)の自爆です」
昼食を食べながら、近況について報告する勇太。
藤谷:「あのスケベ理事、最近見ねーと思ってたら、あんな所にいたのかよ」
勇太:「何で鬼怒川なんですかね?」
藤谷:「そりゃ、あれだろ。鬼怒川も不景気で、潰れたホテルや旅館がそのままになってるから、新興宗教は乗っ取りやすいし、昔はあそこで夏合宿やったこともあるから、『夢よ、もう一度』みたいな所があるんだろ」
勇太:「夏合宿ですか。慰安旅行じゃなくて?」
藤谷:「まーだ慰安旅行の方が良かっただろうよ。まあ、何でも支部総登山の真似事だったんだと」
勇太:「そうなんですか」
藤谷:「だったら他の宗教団体みたいに、専用の合宿所でも作って、『支部総登山』モドキでもやりゃあいいんだよ」
勇太:「確かに顕正会は、会館はあっても、研修施設みたいなものはないですね。学会なら……あるのかな?」
藤谷:「分かんね。まあ、日蓮正宗も、別に無いからな」
日蓮正宗は総本山があるので、あえて信徒用の研修施設は必要無いのだろう。
逆にそういう所に行くのなら、1日でも多く登山しろということだ。
藤谷:「地方に会館作る金があるなら、それこそ潰れたホテルや旅館安く買い取って、研修施設とか保養施設でも造ってやれば、会員も定着すると思うぜ」
勇太:「で、そこに突撃しに行く妙観講」
藤谷:「その通り!」
勇太:「……って、あー、ゴメン、マリア。こんな話、つまんないよね?」
マリア:「ここでは私は部外者なんだから、しょうがない。それにしても、横田には参った」
さすがに勇太、藤谷にはマリアのスパッツとショーツを横田に取られたことは話していない。
藤谷:「どれ、食べ終わったことだし、ちょっくら売店内を散策するかな」
勇太:「それはいいですね」
3人は席を立った。
食器などは下膳口に戻す。
藤谷:「ごっそさんね!」
女将:「はい、ありがとうございましたー」
勇太:「御馳走さまでした」
マリア:「Thank you for meal.」
料金は前払いなので、食器を片付けたらそのまま出て良い。
因みに……。
(マリアが食べたカレー。野菜の煮物はオマケである)
(勇太と藤谷が食べたチャーシュー麺)
勇太:「どこへ行きます?」
藤谷:「お土産とか買って行くか?」
勇太:「あー、そうですね。でも、それだったら帰りの方がいいんじゃ?」
藤谷:「それもそうだな。まあ、ちょっと俺はタバコ吸ってくるよ」
勇太:「分かりました」
[同日13:00.天候:晴 大石寺・“藤のや”]
因みに大石寺境内にある仲見世のことを、通称『売店』と呼ぶ。
どこの宗派でも、大寺院にはこういった仲見世商店街があるのが通例だ。
勇太達は三門より北側にある仲見世売店を訪れたが、実は南側にも存在する。
また、古くから営業している店の中には、『法華講員の店』という札を掲げている所も存在する。
今の日蓮正宗からすれば当たり前なのだが、創価学会が破門される前はもちろんのこと、破門されてからもしばらくは境内に学会員の店が営業していた時期がある。
作者が東日本大震災前に参詣した時点においても、まだその店舗が確認できたほどだった。
尚、2022年現在においては確認できていない。
かつて学会員の店があった場所は撤退後、建物は取り壊されて更地になっている。
『法華講員の店』という札が掲げられていた理由は、偏に学会員の店と区別する為であった。
ほぼ100%法華講員の仲見世と化した現在において、その札は有名無実化していると言って良い。
当然、勇太達が訪れた“なかみせ”や、マリアが時間潰しに利用している“藤のや”も『法華講員の店』である。
〔「安倍元総理を射殺した山上容疑者について、容疑者は旧統一教会の……」〕
この店内にはテレビがある。
マリアは紅茶とケーキをしばきながら、時間を潰していた。
この店は喫茶店である。
尚、この店でカレーを注文すると……。
こういうのが出て来る。
“なかみせ”と比べて、前者は食堂のカレー、後者は正に喫茶店のカレーと言えよう。
どちらが良いかは、その人の好み次第である。
マリア:「おっ?」
勇太から借りているタブレットが光る。
水晶玉では通信関係において、通話しかできない為、メールのやり取りができるよう、勇太からタブレットを借りていた。
そのタブレットでのやり取りの相手は、イギリスにいるルーシー。
魔界の女王とは名前が同じだが、名字が違う。
もちろん、関係性は無い。
エレーナとはケンカ仲間だが、ルーシーとは良い友人関係である。
マリアは現況をルーシーに伝えた。
帰りはまた、鉄道での移動となるとルーシーに伝えると、とても羨ましがっていた。
ルーシー:「早く私も日本に行きたい」
と、イギリスのロンドンにいるルーシーからの反応だった。
あとは本当に、魔女というよりは普通の女子の会話。
『彼氏(勇太)とは上手くいってる?』とか、『エレーナは元気?』とか、そんなやり取りだった。
BGM:https://www.youtube.com/watch?v=SJujngB8vAo(東方Projectより、“蓬莱伝説”)大石寺境内のテーマ。動画内のイラストは大石寺のどこか?参詣している2人は?
藤谷:「えっ、鬼怒川のケンショーサティアンぶっ潰したの、キミ達だったの!?」
勇太:「いや、僕達というか、ケンショーグレー(T田)の自爆です」
昼食を食べながら、近況について報告する勇太。
藤谷:「あのスケベ理事、最近見ねーと思ってたら、あんな所にいたのかよ」
勇太:「何で鬼怒川なんですかね?」
藤谷:「そりゃ、あれだろ。鬼怒川も不景気で、潰れたホテルや旅館がそのままになってるから、新興宗教は乗っ取りやすいし、昔はあそこで夏合宿やったこともあるから、『夢よ、もう一度』みたいな所があるんだろ」
勇太:「夏合宿ですか。慰安旅行じゃなくて?」
藤谷:「まーだ慰安旅行の方が良かっただろうよ。まあ、何でも支部総登山の真似事だったんだと」
勇太:「そうなんですか」
藤谷:「だったら他の宗教団体みたいに、専用の合宿所でも作って、『支部総登山』モドキでもやりゃあいいんだよ」
勇太:「確かに顕正会は、会館はあっても、研修施設みたいなものはないですね。学会なら……あるのかな?」
藤谷:「分かんね。まあ、日蓮正宗も、別に無いからな」
日蓮正宗は総本山があるので、あえて信徒用の研修施設は必要無いのだろう。
逆にそういう所に行くのなら、1日でも多く登山しろということだ。
藤谷:「地方に会館作る金があるなら、それこそ潰れたホテルや旅館安く買い取って、研修施設とか保養施設でも造ってやれば、会員も定着すると思うぜ」
勇太:「で、そこに突撃しに行く妙観講」
藤谷:「その通り!」
勇太:「……って、あー、ゴメン、マリア。こんな話、つまんないよね?」
マリア:「ここでは私は部外者なんだから、しょうがない。それにしても、横田には参った」
さすがに勇太、藤谷にはマリアのスパッツとショーツを横田に取られたことは話していない。
藤谷:「どれ、食べ終わったことだし、ちょっくら売店内を散策するかな」
勇太:「それはいいですね」
3人は席を立った。
食器などは下膳口に戻す。
藤谷:「ごっそさんね!」
女将:「はい、ありがとうございましたー」
勇太:「御馳走さまでした」
マリア:「Thank you for meal.」
料金は前払いなので、食器を片付けたらそのまま出て良い。
因みに……。
(マリアが食べたカレー。野菜の煮物はオマケである)
(勇太と藤谷が食べたチャーシュー麺)
勇太:「どこへ行きます?」
藤谷:「お土産とか買って行くか?」
勇太:「あー、そうですね。でも、それだったら帰りの方がいいんじゃ?」
藤谷:「それもそうだな。まあ、ちょっと俺はタバコ吸ってくるよ」
勇太:「分かりました」
[同日13:00.天候:晴 大石寺・“藤のや”]
因みに大石寺境内にある仲見世のことを、通称『売店』と呼ぶ。
どこの宗派でも、大寺院にはこういった仲見世商店街があるのが通例だ。
勇太達は三門より北側にある仲見世売店を訪れたが、実は南側にも存在する。
また、古くから営業している店の中には、『法華講員の店』という札を掲げている所も存在する。
今の日蓮正宗からすれば当たり前なのだが、創価学会が破門される前はもちろんのこと、破門されてからもしばらくは境内に学会員の店が営業していた時期がある。
作者が東日本大震災前に参詣した時点においても、まだその店舗が確認できたほどだった。
尚、2022年現在においては確認できていない。
かつて学会員の店があった場所は撤退後、建物は取り壊されて更地になっている。
『法華講員の店』という札が掲げられていた理由は、偏に学会員の店と区別する為であった。
ほぼ100%法華講員の仲見世と化した現在において、その札は有名無実化していると言って良い。
当然、勇太達が訪れた“なかみせ”や、マリアが時間潰しに利用している“藤のや”も『法華講員の店』である。
〔「安倍元総理を射殺した山上容疑者について、容疑者は旧統一教会の……」〕
この店内にはテレビがある。
マリアは紅茶とケーキをしばきながら、時間を潰していた。
この店は喫茶店である。
尚、この店でカレーを注文すると……。
こういうのが出て来る。
“なかみせ”と比べて、前者は食堂のカレー、後者は正に喫茶店のカレーと言えよう。
どちらが良いかは、その人の好み次第である。
マリア:「おっ?」
勇太から借りているタブレットが光る。
水晶玉では通信関係において、通話しかできない為、メールのやり取りができるよう、勇太からタブレットを借りていた。
そのタブレットでのやり取りの相手は、イギリスにいるルーシー。
魔界の女王とは名前が同じだが、名字が違う。
もちろん、関係性は無い。
エレーナとはケンカ仲間だが、ルーシーとは良い友人関係である。
マリアは現況をルーシーに伝えた。
帰りはまた、鉄道での移動となるとルーシーに伝えると、とても羨ましがっていた。
ルーシー:「早く私も日本に行きたい」
と、イギリスのロンドンにいるルーシーからの反応だった。
あとは本当に、魔女というよりは普通の女子の会話。
『彼氏(勇太)とは上手くいってる?』とか、『エレーナは元気?』とか、そんなやり取りだった。