報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日の雑感 0517

2015-05-17 19:39:51 | 日記
 久しぶりの日曜日休みだったが、ストライキ中の為、寺院参詣は無し。
 その代わり、乗りバスと買い物に行った。
 コースはそんなに目新しいものではないので敢えてここでは取り上げないが、私が国際興業バスに乗る度に何故か前扉の後ろに座席が無く、荷物台になっているタイプによく合う件。
 まあ、最も安全な運転席後ろが私のベストポジションだが。
 事故が発生した際、1番安全な席である。
 バス・フリークスとしてそれは……え?そんな危ないバス、乗るんじゃないって?
 ご最も!
 何でこんな話をするかというと、日曜日なので家族連れが多い。
 まあ、当たり前ですな。
 ナンボ少子化と言われようと、それでもまだ子供の姿が見えているうちは安全圏だと思うのは私の甘さかな?
 バスにもそういったチビッ子達が乗ってくるわけですよ。
 そんな小さい子を連れている親御さん方へ。
 バスが特に住宅街を走行中の時は、座らせるか抱いておくかしておくように。
 そこは急停車多発地帯だ。
 私が乗ったバスも、路地裏から飛び出してきたサンデー・ドライバー車とぶつかりそうになり、急停車したのだが、親の手から離れていたチビッ子1人だけが転倒して大泣きしていた。
 1番危険な席は前扉のすぐ後ろの展望席なのだが、国際興業バスがそこの座席を撤去している理由って、もしかして……?

 私の買い物先はイオンモール与野。
 公休日の出没スポットの1つである。
 そのスポットの中に末寺が入っていないのは【自主規制致します】。
 功徳が有りゃ、仕事以外の時は行ってやるよ!(逆ギレ)
 ユニクロに行って、夏物のシャツとズボンのベルトを購入。
 通勤用にも私服用にも使えて便利だ。
 私の服のほぼ全てがユニクロで固められている。
 でも最近のユニクロも高くなったな。
 ブラック企業の謗りを受けて正社員化を進めたということだが、そのアオリか?

 西武バスで大宮駅西口に向かい、今度は東口に出る。
 そこから出る西武バス、大38系統に乗る為だ。
 西武バスが唯一大宮駅東口に乗り入れる路線で、更には西武バスの一般路線で最東端まで行く路線でもある。
 私が乗り始めた時はまだ朝の6時から21時台まで、1時間に1〜2本程度あったのだが、今では12時台前後に1時間に1本ずつ3便が運転されているたけである。
 所謂、「免許維持路線」というものだ。
 廃止は風前の灯かもしれない。
 或いは3往復から1往復にまでなって、名実ともに免許維持路線となるか。
 私が贔屓にしている路線は、減便または廃止されるというジンクスがある。
 新都01系統も減便されたことだし、とんだ貧乏神でスマソ。
 その前で言えば、東武バスの大宮駅東口〜北浦和駅東口間の便も、私が乗りバスするようになってから減便されている。

 え?“やきそばエクスプレス”のJRバス撤退もオマエのせいじゃないかって?
 ……あっ、そうか!
 じゃあ、やっぱり登山回数減らすよ。
 塔中坊の時は、私が乗った電車がよく人身事故起こしてたしなぁ……。
 そのうち、バスがひっくり返って私だけが助かり、功徳〜!となるかもしれん。
 これも、世の為だ。
 次回の支部総山まで、ストライキは継続する。

 ところで今日、東口で15時台の最後のバスを待っていたら、タクシー乗り場のタクシープールがガランとしていて、タクシー乗り場に長蛇の列ができていた。
 どうやら今日、サッカーの試合があるらしい。
 この場合、西口から乗った方がいいかもしれない。
 バスで西口に乗り付けた際、西口にはタクシーがいっぱいいたから。

 “新アンドロイドマスター”で敷島とシンディが乗ったJRバスは、実際に私が先月末に乗ったものを参考にしている。
 あの時、新幹線が停電して大混乱したので、それもネタにさせて頂いた。
 ニュースでは老朽化した架線がそのままにされていたため、つまりそれでついに切れたということだが、私の場合はそれをテロられたということした。
 シンディの言う通り、外国では列車ごと吹っ飛ばすのがセオリーだろうに、日本では架線をぶった切るだけでテロになるのだから平和かもしれない。
 オウム真理教の信者に鉄ヲタはいなかったようである。
 もう1つ鉄道テロのネタはあるのだが、まあ、多分それは後半になるだろう。
 エグいネタだ。
 私が新幹線をテロしようと思ったら、直接新幹線は狙わない。
 それがネタだ。

 人は誰しもテロリストになれる。
 それが宗教テロとなれば尚更だ。
 私がオウム信者やムスリムでなくて良かった。
 
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“新アンドロイドマスター” 「仙台に到着」

2015-05-17 16:31:13 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月16日14:45.天候:曇 JR仙台駅東口 敷島孝夫&シンディ]

 高速道路は渋滞していなかったが、市街地は道路が混雑していた。
 25分の遅着であったが、それはそれが理由だったりする。
 この頃には新幹線の停電も復旧して、列車も運転を再開していた。
「もう少し待てば、井辺君達と合流できるなぁ」
「合流する?」
「それがいいな」
 バスが仙台駅東口の高速バス到着用停留所の前に止まる。
「高速バスの私達の方が先に着いちゃったね」
「こうして、交通機関を分散させることには、こういうメリットがあるということだ」
 敷島達はバスを降りた。
 そして、荷物室に預けていた荷物を受け取ると、その足で駅構内に入っていった。

[同日15:00.JR仙台駅構内 敷島、シンディ、井辺翔太、Lily、結月ゆかり、未夢]

「やあ皆、お疲れさん」
「お疲れさまです。申し訳ありません。遅れました」
 井辺は敷島に向かって頭を下げた。
「いやいや、しょうがない。想定内だよ」
 そう言った後で、
「それより、急いで会場に向かってくれ。ライブまで時間が無い」
「はい。皆さん、行きましょう」
「はい!」
 バタバタと今、敷島達が来た方向に向かって走る井辺達だった。
「あのコ達のライブ、見てあげたらいいのに」
「新人達は井辺君達に任せてある。彼女達がミク達と一緒にステージに立つ時、俺も行くよ」
「ふーん……。で、どうするの?先に大学に行くの?それともホテルに入る?」
「あー、そうだな。荷物置いてから行くか」
「了解。さすがに宿泊先は、あのコ達と同じなんでしょう?」
「一応ね。まあ、駅から歩いて行ける距離にある」

[同日16:00.東北工科大学・南里志郎記念館 敷島孝夫、平賀太一、シンディ、エミリー]

「新幹線の停電、大変でしたねぇ」
「いやー、私はいいんですが、井辺君が大変でしたよ」
「敷島さんの予想通りでしたね。さすがは、ロボット・テロを何度も掻い潜ってきただけのことはあります」
「KR団とやら、ボスが誰だかは分かりませんが、十条博士が大きく食い込んでいる所を見ると、間違い無く狙いはマルチタイプですからね」
「KR団の意味が分かりましたよ」
 と、平賀。
「あれ、KKK(クー・クラックス・クラン)ですね。白人を人間に、それ以外の人種をマルチタイプやボーカロイドに置き換えたものでしょう」
「何か、セコい連中ですね。そいつらに対してだけ、実弾使用を許可しちゃいます?」
「どうやって識別させるんですか?」
「いやー、でもねぇ……」
 記念館の奥は物々しい。
 重い鉄扉を幾つも越えた先に、エミリーがいた。
 まだ交換していない、古いボディのままである。
「よお、エミリー!久しぶりだな!」
 エミリーは椅子に座っていたが、敷島達の姿を見つけると立ち上がった。
「敷島・社長。お久しぶり・です」
 両手を前に組んで、深々とお辞儀をする。
「これだけ見ていると、とても耐用年数オーバーには見えないんですけどねぇ……」
「見た目はきれいですけどね。交換用のボディは、もっと奥にあります」
「凄い厳重だ」
「当然です。今稼働しているものさえ狙うテロ組織があるんですから」
「ですよねぇ……。シンディはここにいてくれ」
「了解」
 エミリーの新しいボディが保管されている部屋へは、平賀の持っているIDカードと、パスワードを入力しなければならない。
「アルファベットを10文字入れなければなりません」
「ほお……」
「パスワードは『wish to star』です」
「『星に願いを』ですか。ロマンですねぇ……」
 しかし後ろで見ていた敷島は、平賀が別のアルファベットを入力していたように見えたが。
「んん?」
 とにかくそれでロックが解除され、敷島達は中に入った。
「これが、エミリーの新しいボディです」
「おおー……って、あんまり変わらないような……」
「見た目はそうかもしれません。ですが自分の技術で、古いボディよりも軽量化に成功しました」
「どのくらい軽くなりました?」
「今のエミリーの重量が約200キロですが、これは150くらいですね」
「おおっ!50キロも!?」
「銃火器が無かったら、もっと軽量化できたんですがね」
「あれは標準装備ですもんね」
「もっと軽い銃火器を探してみたんですが、ハンドガンくらいしか無いので」
「ショットガン、マシンガン、ライフルですもんねぇ……」
「まあとにかく、何とか軽量化に成功しましたよ。もちろん、耐用性は下げてません」
「古いボディはどうするんですか?」
「部品取りにでもしますが、ここで、動かないけど常設展示のままでいいような気もしますね」
 銃火器の軽量化と装甲版の軽量化。
 後期型のシンディが普段着ているコスチュームの下には、ビキニアーマーが装着されている。
 前期型はバニーガールが着ている水着のような装甲版で、今のエミリーもそうだが、新しいボディの方は後期型のシンディのようにビキニ状の装甲版である。
 ボディ自体を強くできたというのが大きい。
 それから、普段着用しているコスチュームにもケプラー材が多く使用されているので、それで防弾や防刃性も強い。
 コスチュームはエミリーは紺色、シンディは青色のチャイナ服のようなデザインで、ノースリーブである。
「そういうわけで、新旧移設は明日の10時からということで」
「よろしくお願いします」

 さっきの部屋に戻ると、エミリーとシンディが互いにおでこを合わせて愛情表現をしていた。
「お待たせ。じゃ、行こうか」
「はい」
「敷島さん、今日は前祝いで自分の家にどうぞ。夕食ご馳走しますよ」
「こりゃどうもすいません。明日は私が出させて頂きますから。……っと、その前に」
「?」
 記念館から出ることを許されていないエミリー、敷島の護衛(並びにに監視)を命じられているシンディなので、当然また離れなければならない。
 エミリーが寂しそうな顔をしているのを見た敷島は、
「そろそろ到着する頃かな?」
「えっ?」
「こんにちはー」
 そこへやってきたのは七海。
「七海!」
「シンディの代わりに七海に来てもらいます。アリスにもOKをもらいました。俺と平賀先生が飯食いに行ってる間、2人で積もる話でもしてな」
「社長……」
「さすが敷島さんですね」
「彼女らに魂を入れて何が悪い。聖書には悪いと書いてあるのかもしれないが、仏教の経典にはそんなこと書いてませんから。……多分」
「でも、七海ではマルチタイプの代わりになるとは……」
「案外、そうでもないかもよ?ドクター平賀」
 と、シンディ。
「どうしてだ?」
「あの東京決戦の時、100パーセントの確率でアタシに勝てないはずなのに、真っ向から立ち向かって来た“根性”は持ち合わせてる。アタシの動きを止めることができただけでも凄いことだわ」
「うーん……」
「七海。テロリストが襲ってきたら、すぐに信号を発しなさい。アタシと姉さんで行くから」
「はい!」
「エミリーも!?テロリストがテロる以上の被害が出そうな気がするなぁ……」
 敷島は頭をかいて苦笑いした。
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“新アンドロイドマスター” 「犯行声明」

2015-05-17 10:37:32 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月16日11:00.宮城県仙台市青葉区 東北工科大学 平賀太一]

〔「……9時40分頃発生しました東北新幹線の停電事故について、テロ組織による犯行声明が届いたとの警察発表がありました」〕

「ちっ!やっぱりそうだったか。さすが敷島さんだ」
 平賀は研究室のテレビで、事故のニュースを見ていた。
(新幹線を狙ったのは、あのデコイにおびき寄せられたものか……)

〔「……福島県福島市の福島駅付近にあります信夫山(しのぶやま)付近の架線が意図的に切られており、テロ組織がそれについて犯行声明を行ったもようです。警察はテロ組織については、公式に発表しておりませんが……」〕

「こっちには来てるんだよなぁ……」
 平賀は忌々しそうに、机の上のノートPCのキーボードをやや乱暴に叩いた。

〔「やあ、平賀君、元気かね?」〕

(しかも動画かよ!メッセージビデオのつもりか、このジジィが!)

〔「私の正体については秘密なのじゃが……」〕

 画面には刷りガラスの衝立の後ろに隠れていて確かに姿は見えないが、声は明らかに聞き覚えのある人物だった。
 十条伝助その人である。

〔「人間が人工的に人間を作る。おこがましいことだと思わんかね?ウィリアムも志郎もその妄想に取り憑かれ、地獄に堕ちていってしまった」〕

(地獄に落ちたのはウィリアムだけだ。南里先生は違う)

〔「どうかね?キミはまだ若い。キミの研究心はそのままに、もっと神の意に沿うものをやってみないかね?」〕

(テロへの加担なら御免被る!)

〔「キミはキミの作るロボットに何を求める?まさか、神でも仏でもないのに『魂を入れる』つもりでは無かろうな?〕

「!」
 平賀は動画を止め、モニタから消した。

[同日同時間帯 東北自動車道・那須高原サービスエリア 敷島孝夫&シンディ]

「……まだ復旧しないかい?」
{「まだです。他の列車で駅に近い所に止まっているものは、乗客達が線路を歩いて駅まで避難することになったそうです。しかし私達はそこまで駅に近い所に止まってるわけではないので、このまま復旧を待つことになりそうです」}
「そうか……」
 敷島はバスから降りて、再び井辺とやり取りしていた。
「架線が切れたのであれば、復旧は4時間ちょっとといった所だろう。会場には俺から連絡しておく。実際、ステージに立つのは夕方だからね」
{「はい」}
「彼女達は『省電力モード』にして、なるべくバッテリーは温存させておくように。……いいかい?けして無理な行動はしないように」
{「分かりました」}
 敷島は電話を切った。
「新幹線はまだ動かないって?」
 シンディが腕組みをして聞いてきた。
「架線が切れたんだ。1時間や2時間では復旧しないだろう。彼女達のステージは夕方だから、それまでには運転再開している見込みだけどな」
 敷島はスマホをしまって、またトイレと自動販売機に向かった。

 その後、またバスは東北自動車道を北上したがここで敷島は昼食。
 シンディが敷島にサービスエリア内で購入した弁当を渡していた。
「向こうは飲まず食わずだろうに、俺だけ暢気にメシ食ってて悪いな」
「意外と肝が据わっていそうだから、あのプロデューサーも大丈夫だと思うよ」
「そうかな?」

[同日同時間帯 東北新幹線“はやぶさ”7号・8号車内 井辺翔太]

「…………」
 誰も座っていないB席にデコイを置いて、テーブルの上には車内販売で買った弁当が置かれていた。
 車内は停電のため、一部の非常灯しか点いておらず、また空調も止まっているため、機械の音はしない。
 井辺の周辺以外は。
(こんな非常事態なのに、暢気に弁当を食べていたとあっては、社長に何か言われそうですが……)
 大丈夫だ、井辺!既に敷島は予想済みである!
 井辺の背後の席からは、時々ボーカロイド達の排熱の音がする。
「よくよく考えたら……」
 井辺は弁当に箸を二、三口付けた後で気が付いた。
「空調が止まっている状態で、排熱を繰り返したら、この車両だけ温度が上がってしまいます。……というわけで、皆さん」
「はい?」
「時々はデッキ等に出て排熱をしてください」
「分かりました」

[同日同時間帯 東北自動車道・JRバス東北“仙台・新宿”3号車内 敷島&シンディ]

 敷島のスマホではなく、PCの方に転送された犯行声明。

〔「……我々は神への冒涜を阻止する正義の使者、KR団」〕

「KR団だぁ?どこかで聞いたような団体だな」

〔「今回は神の大いなる慈悲により、警告のみとする。各々、自分の胸に手を当てて考えるが良い」〕

「何だァ、この中二病的な犯行声明はァ?意外と中の人は少年だったりしてな?」
「どうだかね……。私には十条博士にしか見えないんだけど」
「あの歳になって、変な宗教にでも引っ掛かったかね。自分が1番、冒涜してんじゃねーかよ。それに気づかない、イタい爺さんw」
「それを直接言えたらいいのにね?」
「キールのGPSから追えないのか?」
「ダメだね。今の私と同じようにGPSを切ってる。たまに一瞬出ることがあるけど、すぐ切れるようでは、そこに駆け付けたところで誰もいないか、もしくは罠が仕掛けられてるかのどっちかだね」
「そんなもんか……」
 シンディは今、GPSを切っている。
 そして同じIDを放つデコイが今、井辺の横に乗っている。
 そうすることで、テロ組織側においてはシンディが新幹線の方に乗っていると思わせる狙いがある。
 敷島や平賀など、十条に近しい人物らはボーカロイドが神への冒涜というのは表向きで、実はマルチタイプを断罪していることに気づいているからだ。
「十条博士はマルチタイプを持っていない。昔は持っていたけど、ある理由で処分した。そのある理由が、今回の件に関わっている。そうなると、狙いはボーカロイドではなくて、お前達ということになる」
「何か、却って迷惑を掛けてるね」
「いやいや。気にすることはない。向こうの思惑には乗らんさ」

 東北地方に入ったバスは雨に降られていた。
 フロントガラスの上を、扇を描いて2つの大型ワイパーが規則正しく動いている。
 まだ渋滞は発生しておらず、高速道路は順調だった。
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