報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

東方雪行紀 〜Retro Spective Temple Taisekiji〜

2014-02-15 20:34:39 | リアル旅行記
各地で記録的大雪 7人死亡、916人重軽傷(朝日新聞) - goo ニュース

 山門入り口さん、分かっています。仰りたいことは。
「信徒の安全を考えるなら、中止または延期を呼びかけるべきですね」
 ということは。
 私は以前、大雪の中でも競馬場に向かう団塊世代を命知らずだと揶揄したことがある。
 私もそれに近づいたということだ。私の独断でドタキャンしてもいいところ、強行したのだから。
 そもそもが、家を一歩でも出た時点で魔が待ち受けていた。
 違うのは、その魔というのがキリスト教に出てくるところの“七つの大罪”の悪魔に該当するものがいないということだ。
 強いて言うなら、“怠惰”になるのか?しかしこの歴史的な大雪で、参詣を中止する判断が“怠惰”とされてはたまったものではないと思うが。
 失礼!仏教だったね。キリスト教の場合は7つだが、仏教の場合は更に2倍細分化されていて、14である(十四誹謗)。ラスボスまで行くの大変だぜ。
 とにかく除雪されていない。道無き道を進むかの如くである。
 埼京線は赤羽〜大宮間が運転見合わせ。高崎線も全区間運転見合わせ。東北新幹線系統も同様。宇都宮線は【お察しください】。つまり、まともに走っているのは京浜東北線だけだったのである。その京浜東北線も、5分〜10分の遅れで走っていた。ケト線も運転見合わせてたら、ドタキャンしてたぜ、マジで。

 さあ、東京駅に着いた。東北新幹線系統がこの時点で全区間運転見合わせしてたもんだから、払い戻しなどで“みどりの窓口”は大混雑だ。
 東海道新幹線もまたオシャカになっていたら帰るつもりでいたが、はっきり言って引き返すも地獄なんだ、これが。道無き道を延々と帰るハメになるからだ。
 一応、東海道新幹線は運転していた。しかも東京駅発は定時。但し、三島までは徐行運転区間とのことで、進む度に遅延が発生するだろうとのこと。
 “こだま”639号はN700系。先頭車はガラガラだ。無論、名古屋止まりの各駅停車で階段から遠く離れた車両だからというよりは、この豪雪で旅行を取りやめた人達が多かったからだろう。
 奇しくも、私の手持ちのiPodから流れてきた曲は“地上の星”“負けないで”“千本桜”“妙観講の歌”
 ところで、何で覇気の無い“地涌讃徳”が妙観講員に歌わせると勇ましくなるんだ?2つの意味で。
 iTunes一新の際、日蓮正宗愛唱歌は曲目リストから削除した。正直、あまりに覇気を感じないからである。顕正会の軍歌調がいいだとか、学会歌の歌謡曲風がいいとか言うつもりは無いが、もう少し聴いていて、或いは歌っていて元気が出るものにできなかったものか。
 そういった意味では、“妙観講の歌”はいいと思う。

 そんなことを考えながら、列車は17分遅れで新富士駅に到着。正直、想定していた遅れよりは早く着いた。20〜30分の遅れは覚悟していたからである。
 バス停を見ると、大石寺への登山バスは全便運休とのこと。あっ、写メしてここに貼っておけば良かったね。すっかり忘れていた。
 タクシー乗り場に行くと、同じお寺の婦人部のオバちゃんに逆ナン話し掛けられる。あ、なるほど。割り勘で一緒に行こうってか。あー、ハイハイ。他の添書登山のお寺の人達とも分乗する。これぞ、法華講式タクシー乗車法。
 国道139号線を北上。特盛クンとエリちゃんが顕正会謀略部隊とカーバトルを繰り広げた西富士道路も順調に走った。ただ、東名高速通行止めの表示がやたら目についたが。
 富士宮市内に入ると、進行方向左手に富士急静岡バスの営業所や富嶽温泉が見えてくる。更に北上すると、自動車専用道路区間となる高架線に差し掛かるのだが、そこから先が通行止めとなっていた。
 タクシーはそこを左折する。身延線が西富士宮〜甲府間が終日運休、特急“ふじかわ”も運休だから道路もだったか。
 ところで私達が乗ったタクシー、ノーマルタイヤだという。……おい。
 総坊東側のバスターミナルには入れず、三門前で添書登山の方々は下車。残る私達は日ノ出山荘付近まで行く。
 ところで総坊東側のバスターミナルに、“副線”という表示がしてあるのがニクいね。鉄ヲタの私としては、思わずニンマリしてしまうアイテムだ。
 本日の私の支部の登山者数【お察しください】。というか、そもそも全体の登山者数が【自主規制致します】。
 因みに私の紹介者、都心に在住しているにも関わらず、地下鉄が遅延しているという理由で私の列車に乗り遅れていた。
 で、合流した時、既に布教講演が終わっていたという件。
「御開扉終わっちゃいましたよw」
 という冗談を飛ばしてやる。
 このブログでも絶賛させて頂いた“なかみせ”に行って昼食を取る。ようやっと顕正会の芙蓉茶寮に対抗できうる味の店ができた!と思っていたのだが、この豪雪で材料が届かず、ソバとうどんとコーヒーしかできない件。
 せっかく、それだけでブログ記事1個まるまるできるレポートだったのに。

 しっかしアレだなぁ……。オバちゃんには逆ナンされても、年下の女にはフラれるもんなぁ……。
 なことを同支部の同志に愚痴っても、苦笑いされただけだ。ま、逆の立場で考えても、返答に困るか。

 人数が人数だけに、奉安堂に集結した数は少ない。平日より少し多い……いや、平日と同じくらいか???ま、それくらい。
 座った席が猊下と正対する前方真ん中なだけに、何か気まずいな。前のお寺クビになってすいません。

 で、問題は帰りだ。バス会社に問い合わせたところ、下山バスも高速バスも全部が全部運休だという。
 大石寺、陸の孤島と化す!?
 まあ、道路が通行止めになっているわけでもなく、タクシーも呼べば来るので、紹介者が電話していた。
 今度は同じお寺の人達同士で固まって乗る。
 ……と、来たのは黒塗りの中型タクシー。これしかいなかったようだ。まあ、4人で乗るのだからこれくらいがいいか。
 こちらはちゃんと冬タイヤとのこと。
 因みに出発間際、バス停でバスを待っていた人達にバスが全便運休だということを教えてあげると、全員ムンクの叫びを上げていた。
 ああ、山門入り口さん、仰りたいことは分かってますんで。

 で、国道139号線なのだが、まだあの通行止め区間が解除されていない。マジかよ。
 くわばらくわばらとばかりに、駅まで向かう。東名高速、東京〜清水間通行止め!おいおい……。
 1人が富士駅で降りるもんだから、そこに立ち寄る。すると、創価学会の会館がありますわな。……閉鎖されていた。……はて?

 上りの新幹線は定時、下りが5分遅れといったところ。16時7分発、“こだま”660号は名古屋始発で空いていた。悠々と窓側席をゲット!しかも、またもやN700系だ。最近、縁があるな。窓が航空機並みに小さいのが気になるがね。0系や100系の大窓が懐かしい。
 旧国鉄時代の新幹線は、やや窓が上向きに付いていたのを覚えているだろうか。その為か東北新幹線系統の200系とかだと、オリジナル車の窓の桟には棚が付いていなかった。
 まだ新幹線が珍しかった頃、あまりのスピード感に乗り物酔いする乗客が続出しないか心配した旧国鉄が、わざと座った乗客の視点を上向きにさせる為に窓を上向きにしたとのこと。開通したての頃の普通席なんか、背もたれが最初から少し傾いていて、あとはリクライニングしなかった座席だったもんね。これも、座った乗客に対し、最初から視点を上向きにさせる為だったらしい。そうすると、スピード感が無くなるからである。
 でもさすがに乗り物酔いする乗客はいなくて、大衆も新幹線に慣れた頃、視点を通常の高さにして窓を小さくしたタイプを出すようになった。
 N700系は窓がまた小さくなったが。そのうち、窓無し車両が出てきたりして(←無い無い)。

 さあ、東京駅に着いた。ここからが、本当の修羅だ。
 何で帰ろう?
 ケト線……おっ、ちょうど大宮行きが来た。地味に満席である。フム。1号車と10号車の吊革は、実は他の中間車と比べて低めに設置されているのである。私のような低身長にはニクい高さだ。
 ポロロロン♪ポロロロン♪と随分、運行情報のチャイムが車内に響くが、正直、東京駅を出た時点で南武線や横浜線の運行情報は要らないんじゃないかいと思った乗客は、私だけではないはず。
 高崎線、運転見合わせ。宇都宮線、【お察しください】。
 上野に着いた。席が空く。着席。……このままこれで行くかぁ!

 BGM、上海アリス幻樂団アルバム“夢違科学世紀”全曲。

 さいたま新都心駅に着いた。
 ここで夕食。9月に顕正会が大会やると騒いでいる、さいたまスーパーアリーナが目の前にある。
 そうそう。“ユタと愉快な仲間たち”で、主人公ユタが鬼門の2人に対し、
「長野エムウェーブでは世話になったな!今度はさいたまスーパーアリーナか!」
 と一喝し、大柄な鬼2人を震え上がらせているが、これは“顕正会版人間革命”で、それらの大会に出席したユタを狙った鬼達がいたが、持ち前のS級霊力でフルボッコにしたものである。
 どうしても大会ともなると、浅井会長を持ち上げる描写が多い為に、ここで御紹介することはできない。

 ここから国際興業バスに乗る。何でも積雪の影響で、途中のイオン与野ショッピングセンターバス停までしか行けないという。
 つまり、国道17号線、新大宮バイパスを越えられないということだ。何かあったのだろうか。まあ、私はその手前で降りるのでいいのだが、それでも大型ノンステップバスに地味に満席になるほどの乗客がいたが。
 西武バスの姿を見ることはできなかった。

 BGMは上海アリス幻樂団、博麗神社神主ZUN宮司作曲“人形裁判 〜人の形弄びし少女〜”“千年幻想郷”“明日ハレの日、ケの昨日”

 うん、無事に着いた。仏の御加護は一応あるようだ。
 とはいうものの、今のお寺に所属してから、スムーズな登山ができていないような……?
 まあ、いい。これも罪障消滅と、前向きに捉えておこう。
コメント (3)
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