Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

IT時代の震災と核被害          コンピューターテクノロジー編集部編(インプレスジャパン)

2016年06月28日 | 

Hitorigaten

 東日本大震災に起因する東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能汚染と復旧に関しては、後世の人々に計り知れない負の遺産を残してしまった。
 しかし、震災から5年の月日が経ち、狂気に満ちたペシミズムから解放され、クールな楽観主義者の戯れ言とは異なった「常識」で現状を俯瞰すると、まずはいち早く「1・3号機」に蓋をしてundercontrolすべきと願うのだが…
 いずれにしても、廃炉に向けた新しい技術革新とこれを支える世論の波を自らが想起し、実行に移すとともに、気の遠くなるような闘いに挑む潔い覚悟を決めることなのだろう、誰が何と言おうとも…


○グーグルの72時間:グーグル日本法人 1時間46分でパーソンファインダーを公開
○災害現場では最初の72時間が過ぎると生存率が下がることはみんな頭では解っている。しかし神戸の震災を経験している彼が言うとリアリティが違います
○ヤフーでこのような対応ができたのは、5,000人弱の社員のうち70%がエンジニアでウェブサイトに大量の情報をわかりやすく見せる技術を備えたプロがたくさんいるためだ
○前代未聞のインターネット同時配信:業界を動かした一人の中学生 → 絶賛されたNHKの英断
○(NHK_PR):人命に関わることですから、少しでも情報が届く手段があるのでしたら活用して頂きたく存じます(ただ、これは私の独断ですので、あとで責任は取るつもりです)
○「ただちに健康に影響はありません」といった「国際的に全く通用しない曖昧な言葉」を使って日本政府と東京電力が被害状況を曖昧に伝えてきたことの弊害は、既に世界中に広がっている
○災害時だからこそ、人々は粛々と行動する-パニックが起きるのは非常にレアなケースです
○「反原発と推進派、二項対立が生んだ巨大リスク」、「極右と極左のシャドーボクシング」
○リスクマネジメント(危機管理)の基本は、マックスミニ戦略より「最悪事態の最小化」
○できる限り多様なソースから情報を得て、できるだけ多様な主体の異なる評価に耳を傾け、情報空間全体像をおぼろげながら理解した上でその判断が全体の中でどんな意味を待つのかを自覚しつつ自分で判断すべきです
○巨大電力会社への経済・政治・文化の依存(電源三法)
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