中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

起業後の満足度は高いですか??

2018年04月15日 05時02分49秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」178ページ「第 2-1-49 図 持続成⻑型企業における現在の成⻑段階」をみましたが、今日は179ページ「第 2-1-50 図 持続成⻑型企業における、成⻑段階別の仕事に対する満⾜感」をみます。

下図から起業前及び起業後の各成長段階における仕事に対する満足感について見ると、収入を除く全ての項目について、起業前よりも起業後の創業期の方が、仕事に対する満足感が格段に向上していますが、他方で、収入については起業後の創業期よりも起業前の方が、満足感が高くなっており、また、起業後の成長段階について、創業期と成長初期を比較してみると、いずれの項目についても総じて創業期よりも成長初期の方が、満足感が低下していることが分かります。

この結果について白書は、創業期においては、勤務先ではできなかったことを事業で行うため、自分の裁量で自由に仕事ができるためといった理由で起業前に比べて満足感は上がるものの、その一方で、詳細は次項以降の分析で示していくが、起業して事業を進めていく中で様々な課題に直面するために、成長初期においては創業期に比べて満足感が低下している傾向にあるものと推察される。

また、安定・拡大期に入ると、いずれの項目についても満足感が格段に向上していることからも、持続成長型企業は創業期や成長初期に様々な課題に直面しており、そしてその課題を解決し、乗り越えていくことによって安定・拡大期を迎えることができることが分かる、とあります。

私も自分の好きなときに、自分の好きなやり方で仕事をしたいので、自分の裁量で自由に仕事ができることには今でも高い満足度を感じていますね。

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持続成長型企業の実態を探る!!

2018年04月14日 04時56分36秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」177ページ「コラム 2-1-6 ⑧図 フリーランスの形態で起業した起業家の、起業時及び現在の常⽤従業員・職員数」をみましたが、今日は178ページ「第 2-1-49 図 持続成⻑型企業における現在の成⻑段階」をみます。

下図から創業後5~10年の持続成長型の企業に対して、現在どの成長段階にあると思うかを聞いたものであるが、これを見ると、全体に占める約7割の企業は安定・拡大期と回答している一方で、約3割の企業は創業後少なくとも5年経った現在でも、創業期又は成長初期と回答していることが分かります。

この結果について白書は、このことからも、持続成長型の企業の中には、起業して少なくとも5年経った現在においても、まだ売上が計上されていなかったり、黒字化していなかったりする企業が約3割存在しており、そのような企業は次の成長段階に進むために様々な課題に直面していることが考えられる、とあります。

この項について白書は、起業後から事業が軌道に乗るまでの成長プロセスを高成長型、安定成長型、持続成長型の三つの段階に分類した上で、成長段階ごとに企業が抱えている課題や行っている取組状況等について見ていくが、本白書においては、高成長型、安定成長型、持続成長型の三つの成長タイプのうち「持続成長型」に着目し、持続成長型の企業が、それぞれの成長段階で抱えている課題や、行っている取組、利用している支援施策等について確認していくことで、持続成長型の企業が起業後に円滑な成長を遂げるために必要な支援の在り方について検討していく、とあります。

今、持続化補助金を策定されている事業者の方は多いと思います。白書から採択につながるような持続化という言葉の意味を探って行きたいと思います。

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フリーランスの7 割は従業員を雇用することになる!!

2018年04月13日 05時00分47秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」175ページ「コラム 2-1-6 ⑤図 起業前の就業先の就業規則における兼業・副業規定」をみましたが、今日は177ページ「コラム 2-1-6 ⑧図 フリーランスの形態で起業した起業家の、起業時及び現在の常⽤従業員・職員数」をみます。

下図から、フリーランスの形態で起業した起業家について、起業した企業の起業時及び現在の常用従業員・職員数について見ると、フリーランスの形態で起業した起業家のうち、約 7 割の起業家が従業員を雇用し、フリーランスではなくなっていることが分かります。

これまでを踏まえ白書は、本コラムでは多様な形態での起業として、兼業・副業としての起業とフリーランスとしての起業の実態について確認してきた。これら二つの起業の形態には、「小さく事業を始める」という共通点がある。初期投資もなるべく掛けず、小さく事業を始めることで、万が一事業が軌道に乗らなかった場合でも、失敗時のリスクを最小限に抑えることができるだろう。

これまで示してきた調査結果において、起業に対して、失敗時の負債等のためにリスクが高いというイメージを持っている者が、起業に関心の有無にかかわらず多いことも見てきたが、兼業・副業やフリーランスといった形態での起業が広くに認識されることで、リスクが低い、起業のハードルが低いといった、新しい起業のイメージが浸透し、今後起業の裾野が広がっていくことが考えられる、とあります。

フリーランスとして働くが故に、周りの状況を見ることはないことから、このコラムは良い刺激になりました。とりわけ、今日の図の7割が従業員を雇用しているというのは驚きですね。「フリーランス=一人」という孤高なイメージがありましたが、そうではないということですね、ビックリですね~!!

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副業・兼業は認められていますか??

2018年04月12日 04時47分45秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」174ページ「コラム 2-1-6 ④図 兼業・副業としての起業の目的」」をみましたが、今日は175ページ「コラム 2-1-6 ⑤図 起業前の就業先の就業規則における兼業・副業規定」をみます。

下図から起業前の就業先の就業規則における兼業・副業規定について見ると、「企業の非正規雇用者(派遣・下請従業者含む)」や「企業経営者」については、兼業・副業が認められていた割合が約半数であるのに対し、「企業の正規雇用者(会社等の役員含む)」については約 8 割が兼業・副業が認められていなかったと回答していることが分かります。

白書は、起業前の就業先が企業の正規雇用者であった人に対して、勤務先の従業員規模別に、就業規則における兼業・副業規定について見てみると、従業員規模が大きくなるにつれて、兼業・副業が認められていなかったと回答する割合が上がっていることが分かる、とあります。

自分が雇用者の時は副業・兼業について肯定派でしたが、副業・兼業者に仕事を依頼すると、本業の多忙を言い訳に納期や品質を低下してくる方が少なくないので、これが困ります。副業・兼業でもカネを貰う以上は、自分はプロであるという強い意識を持って欲しいですね!!

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起業する目的は何ですか???

2018年04月11日 04時57分53秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」173ページ「コラム 2-1-6 ③図 兼業 ・ 副業の形態で起業した理由」をみましたが、今日は174ページ「コラム 2-1-6 ④図 兼業・副業としての起業の目的」をみます。

下図から「兼業・副業としての起業家」が起業する目的について、「兼業・副業ではない起業家」と比較してみると、兼業・副業ではない起業家が「自分の裁量で自由に仕事がしたい」、「仕事の経験・技術・知識・資格等を活かしたい」の割合が高い一方で、兼業・副業としての起業家は「社会貢献したい」の割合が最も高くなっており、また「社会貢献したい」、「自分の技術やアイデアを事業化したい」の割合については、兼業・副業ではない起業家に比べて高くなっていることが分かります。

この起業目的こそが経営にとって非常に重要であるため、このグラフを取り上げました。というのも、起業後、自分が何のために事業を行っているのかは、常に問われることになります。そのため、企業目的を集約させたもの、つまり「経営理念」は、出資者、協力者、取引先、さらには従業員等の利害関係者と迅速な目標の共有化を図るためにも重要になるというためです!!

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兼業・副業から始めましょう!!

2018年04月10日 04時44分59秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」170ページ「コラム 2-1-5 ③図 ソーシャルビジネスとしての起業家が起業に関心を持ったきっかけ」をみましたが、今日は173ページ「コラム 2-1-6 ③図 兼業 ・ 副業の形態で起業した理由」をみます。

下図から兼業・副業形態で起業した起業家が兼業・副業の形態で起業した理由について見てみると、「勤務収入が少ないから」が最も高く、次いで「いずれ勤務を辞めて独立したいから」、「空いている時間を活用できるから」の順になっていることが分かります。

この結果について白書は、このことからも、兼業・副業の形態で起業したのは、本業の勤務収入を補填するためといった本業に重きを置いた理由を回答する割合が高いものの、一方で兼業・副業形態での起業を経験した後に、事業を本業にしようとしている割合も同様に高いことが見て分かる、とあります。

起業の相談を受ける際に私がまずはじめに確認することは、新しく踏み出す世界の経験の有無です。イメージや理想ではなく、どのようにすればお客様からお金を頂き、そのうち、どのくらい使えば利益が残せるのか。これらは机上では形成できるのですが、実際は現実に体験してみないと分からないことが多いので、新規創業される方は、まず兼業・副業から始めることを強く推奨します!!

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ソーシャルビジネスに関心を持ったきっかけとは??

2018年04月09日 04時54分25秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」168ページ「コラム 2-1-5 ①図 現在の企業形態別に⾒た、ソーシャルビジネスとしての起業家の割合コラム」をみましたが、今日は170ページ「コラム 2-1-5 ③図 ソーシャルビジネスとしての起業家が起業に関心を持ったきっかけ」をみます。

下図からソーシャルビジネスとしての起業家が起業に関心を持ったきっかけについて見ると、ソーシャルビジネスではない起業家は「勤務先の先行き不安・待遇悪化」の割合が最も高い一方で、ソーシャルビジネスとしての起業家は「周囲の起業家・経営者の影響」の割合が最も高く、次いで「勤務先ではやりたいことができなかった」の順になっており、ソーシャルビジネスとしての起業家とソーシャルビジネスではない起業家で起業に関心を持ったきっかけが異なっていることが分かります。

白書は、そのほかにも、「事業化できるアイデアを思いついた」、「一緒に起業できる仲間を見つけた」、「事業に活かせる免許・資格の取得」といった項目において、ソーシャルビジネスではない起業家に比べて回答割合が特に高くなっている。

このことからも、ソーシャルビジネスとしての起業家は周囲の起業家・経営者の影響を受けながら、勤務先では実現できなかった自身で考えたアイデアを事業化するためや、一緒に起業する仲間を見つけたため、事業に活かせる免許や資格を取得したためといったプラスの要因により、起業に関心を持つ傾向にあることが考えられる、とあります。

考えてみると、創業や起業に関する相談はほとんどがソーシャルビジネスに当てはまると思います。問題は気持ちだけでは続かないことから、しっかりとしてビジネスモデルを初期段階で作り上げることが重要と言うことなのでしょうね!!

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ソーシャルビジネスとして起業しますか??

2018年04月08日 05時00分33秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」165ページ「第 2-1-47 図 成⻑タイプ別に⾒た、在学中に受講した起業家教育の内容」をみましたが、今日は168ページ「コラム 2-1-5 ①図 現在の企業形態別に⾒た、ソーシャルビジネスとしての起業家の割合」をみます。

下図から起業家に占めるソーシャルビジネスとしての起業家の割合を企業形態別に見ると、個人企業(個人事業者)や株式会社・有限会社等はソーシャルビジネスとしての起業家の割合がそれぞれ 36.6%、44.1%に対し、特定非営利活動法人については 92.4%となっていることからも、特定非営利活動法人においては、個人企業や株式会社・有限会社等に比べて、ソーシャルビジネスとしての起業家の割合が特に高くなっていることが分かります。

続いて、男女別、年代別にソーシャルビジネスとしての起業家の割合を見ると、全体のうち約半数が、自身が営む事業がソーシャルビジネスであると認識していることが分かります。また、男女別に見てみると、男性に比べて女性の方がソーシャルビジネスとしての起業家の割合が高くなっています。年代別に見てみると、起業家の年齢が高くなるにつれて、ソーシャルビジネスとしての起業家の割合が徐々に上がっていることが見て分かります。

白書はこのコラムの序文として、我が国の人口減少・少子高齢化、就業構造等の変化に伴い、地方を中心とした過疎化や育児・介護等、我が国には様々な社会課題が存在している。このような環境下において、社会・地域が抱える課題の解決を目的とした事業(以下、「ソーシャルビジネス」という。)が、我が国において広がってきている。ソーシャルビジネスによって育児支援や介護支援をはじめとした社会・地域が抱える課題が解決されれば、若年層や女性を中心に、今後ますます起業しやすい環境が整っていくのではないだろうか。そのためにも、ソーシャルビジネスを事業として行う企業を今後増やしていくことは重要であると考えられる、とあります。

私も創業塾の講師をする際には、特定非営利活動法人、株式会社、合同会社、一般社団法人を比較して、自分にあった法人格を選択するように説明しているので、これは納得ですね。読み進んでいきます!!

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起業家が在学中に学ぶこととは??

2018年04月07日 04時48分15秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」161ページ「第 2-1-43 図 男⼥・年代別に⾒た、起業家が起業に関心を持ったきっかけ」をみましたが、今日は165ページ「第 2-1-47 図 成⻑タイプ別に⾒た、在学中に受講した起業家教育の内容」をみます。

下図から起業家が在学中(小学校・中学校・高等学校・高等専門学校・専門学校・短期大学・大学・大学院)に起業家教育を受講した割合についてみると、高成長型の企業の起業家は、いず
れの項目についてもおおむねほかの成長タイプの企業の起業家に比べて在学中の起業家教育の受講率が高く、また「起業家に関する本を読む」、「企業・商店における職場体験」、「リーダーシップを育成する教育」、「企業インターンシップへの参加」の割合がほかの成長タイプに比べて特に高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、以上より、在学中に授業や講義を通して、簿記や金融、マーケティング、経営に関する知識や理論を習得することや、起業家の本を読むといった学習型の教育も起業の実現に有効であるが、それだけではなく、職場体験等の体験型のプログラムもまた起業の実現に有効であると考えられる、とあります。

私は大学在学中になんとなく簿記学校に通いました。なんとなくというのは、興味と時間があっただけで、簿記に興味があったわけではないし、もちろん起業する意識があった訳ではない状況です。しかし、そのときに、自分には簿記の特性があるという気づきを得たようで、しばらくは大学と専門学校のダブルスクールライフを楽しんでいた、そんな記憶がありますね!!

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起業に関心を持ったきっかけは何ですか??

2018年04月06日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」160ページ「第 2-1-42 図 成⻑タイプ別に⾒た、起業前の就業先での就業期間」をみましたが、今日は161ページ「第 2-1-43 図 男⼥・年代別に⾒た、起業家が起業に関心を持ったきっかけ」をみます。

下図から男女・年代別に起業に関心を持ったきっかけについて見ると、男性については周囲の起業家や経営者の影響を受けながらも、49歳以下、50~59歳の年代においては、勤務先ではできないことを行うために、そして年代が高くなるにつれて、周囲の影響や勧め等のきっかけで起業に関心を持っていることが分かります。

女性については、男性に比べて、家族や友人等の周囲からの起業の勧めが起業のきっかけになることが多く、また、若い年代は周囲の起業家・経営者の影響や周囲の勧め、家庭環境の変化といったきっかけで起業に関心を持っているが、年代が上がるにつれて、事業に活用できる資格や免許の取得や、さらにその資格・免許を活かしてやりたいことが勤務先でできないといったきっかけに変化していることが分かります。

顧客が求めているのにもかかわらず勤務先では提供できない、これこそまさに”身近なビジネスニーズ”です。どうしたら良いかと戦略をブラッシュアップしていくことで成功率の高いビジネスとなるはずですので、起業を目指す方は、まずはここから関心を持ってもらいたいですね!!
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起業前はどれくらい就業していましたか??

2018年04月05日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」156ページ「第 2-1-38 図 成⻑タイプ別に⾒た、起業家の年齢分布」をみましたが、今日は160ページ「第 2-1-42 図 成⻑タイプ別に⾒た、起業前の就業先での就業期間」をみます。

下図から起業家が起業前の就業先に就業していた期間について見てみると、全体の50%の起業家は「10年以上」と回答していることからも、起業家は比較的就業経験を積んでから起業していることが分かります。

白書は、成長タイプ別に見てみると、持続成長型の企業の起業家は、全体の約75%が5年以上就業しており、高成長型や安定成長型の企業の起業家に比べて起業する前の就業期間が長い傾向にあることが分かる、とあります。

起業を相談される方の中には、その事業に未経験の方がたまにいます。悲しいかな勢いだけでは経営はできないので、師にいつでも相談できる体制を築いた方が良いですね!!

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若い人ほど高成長を目指す!

2018年04月04日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」152ページ「コラム 2-1-4 ⑤図 再チャレンジとしての起業準備者が起業できていない理由」をみましたが、今日は156ページ「第 2-1-38 図 成⻑タイプ別に⾒た、起業家の年齢分布」をみます。

下図から起業家の年齢分布を成長タイプ別に見ると、高成長型の企業の起業家は全体の約5割が49歳以下となっていることが分かります。

この結果について白書は、持続成長型について見てみると、「50~59歳」、「60~69歳」、「70歳以上」のいずれについても、ほかの成長タイプに比べて最も割合が高くなっており、さらにこれらを合計した50歳以上の割合が全体の約7割を占めていることからも、持続成長型の企業の起業家は、ほかの成長タイプの企業の起業家に比べて比較的高齢であることが分かる、とあります。

若い時は高い成長を目指す。これは納得しますが、この志向通りに行かないのが経営ということなんですよ。(って思ってしまうのが職業病なんでしょうね。。。)!!

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再チャレンジ組が起業できていない理由とは??

2018年04月03日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」151ページ「コラム 2-1-4 ④図 再チャレンジとしての起業希望者が起業準備に着手していない理由」をみましたが、今日は152ページ「コラム 2-1-4 ⑤図 再チャレンジとしての起業準備者が起業できていない理由」をみます。

下図から再チャレンジとしての起業準備者に着目して、起業できていない理由について起業準備者全体と比較すると、再チャレンジとしての起業準備者は、「資金調達ができていない」の割合が最も高く、次いで「周囲(家族、友人、取引先等)に反対されている」の順になっていることが分かります。

また、起業準備者全体と比較してみると、再チャレンジとしての起業準備者は「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」の割合は起業準備者全体に比べて低い一方で、「周囲(家族、友人、取引先等)に反対されている」、「家庭環境の変化(結婚・出産・介護等)」、「質の高い人材(経理、営業、技術等)が確保できていない」等の割合については、起業準備者全体に比べて高くなっていることが分かる。

白書は、このことからも、再チャレンジとしての起業準備者は、過去に事業経験があるため起業への不安は比較的少ないものの、一方で資金調達ができていない、家族や友人をはじめとした周囲に反対されている、質の高い人材が確保できていないといった理由により、起業にまで至っていないことが考えられる、とあります。

以前に失敗したことがある人は、また同じ失敗をしてしまうのではないか。。。そういう不安を持つ周囲を説得するのは難しいですよね!!

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起業再チャレンジ組が準備しない理由とは??

2018年04月02日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」150ページ「コラム 2-1-4 ③図 再チャレンジとしての起業の担い手」をみましたが、今日は151ページ「コラム 2-1-4 ④図 再チャレンジとしての起業希望者が起業準備に着手していない理由」をみます。

下図から再チャレンジとしての起業希望者が起業準備に着手していない理由について見ると、再チャレンジとしての起業希望者は「資金調達方法の目途がつかない(補助金、自己資金含む)」、「家庭環境の変化(結婚・出産・介護等)」の割合が起業希望者全体に比べて高くなっていることが分かります。

他方で、過去に事業を経験したこともあるため「事業に必要な専門知識、経営に関する知識・ノウハウの不足」、「起業の具体的なイメージができていない」の割合については、起業希望者全体よりも低くなっている。

白書は、このことからも、再チャレンジとしての起業希望者は、起業に必要な知識・ノウハウはあり、起業のイメージもできているものの、過去の事業に係る負債等の影響といった理由により資金調達の目途がつかないために、起業準備に着手できていないことが推察される、とあります。

やはり撤退する理由が資金繰りであったとすると、再挑戦するのには、相当な勇気が求められるということなのでしょうね!!

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起業を再チャレンジしますか??

2018年04月01日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」149ページ「コラム 2-1-4 ②図 再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去の事業を辞めた理由」をみましたが、今日は150ページ「コラム 2-1-4 ③図 再チャレンジとしての起業の担い手」をみます。

下図について白書は、総務省「就業構造基本調査」を活用して、起業希望者全体に占める再チャレンジとしての起業希望者と、起業準備者全体に占める再チャレンジとしての起業準備者、そして起業家全体に占める再チャレンジで起業した起業家の、それぞれの割合の推移を見たものである。

これを見ると、足下 2012 年では、起業希望者全体に占める3.6%、起業準備者全体に占める3.8%の人が、それぞれ再チャレンジとして起業を考えていることが分かります。

また、起業家全体に占める2.7%の人が再チャレンジとして起業を果たしている。ここで、2007 年から2012 年の推移を見てみると、起業希望者と起業準備者に占める、再チャレンジとしての起業希望者と起業準備者それぞれの割合はいずれも増加している一方で、起業家に占める再チャレンジとしての起業家の割合は減少している。

このように、再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者の割合が足下 5 年間で上がっているのに対して、再チャレンジとして起業を実現させた起業家の割合は足下 5 年間で下がっていることからも、再チャレンジとしての起業が近年注目され、再チャレンジでの起業を検討する割合は近年上がってきているものの、起業にまで至っていない人が多くいることが推察される、とあります。

私のお客様で再チャレンジで起業という方を思い出せないのですが、過去に撤退しているということがトラウマになっているのかもしれませんね!!

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