おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2018年版「中小企業白書」の311ページ「第 2-6-13 図 M & A の実施時期」をみましたが、今日は312ページ「第 2-6-15 図 M & A 資金の調達方法」をみます。
下図からM&A資金の調達方法について見ると、「会社の自己資金」が49.5%と最も多く、次いで「金融機関からの借入」が42.3%となっており、これについて白書は、買収企業(事業)が当初想定どおりの収益確保ができないこと(下振れ)を懸念し、あえて金融機関からの借入を行わず、自己資金で行う企業も多いと推察される、とあります。
次に、M&Aの実施目的を実施時期別に見ると、「売上・市場シェアの拡大」が最も多く、次いで「事業エリアの拡大」となっており、付加価値向上を企図してM&Aを行う企業が多いことがうかがえます。
他方で、実施時期の違いに着目すると、「2009年以前」では「経営不振企業の救済」を挙げる企業の割合が高く、「2015年以降」では「新事業展開・異業種への参入」を挙げる企業の割合が高くなっていることが分かります。
M&Aをテーマにした映画やドラマを見ていると、その資金をどのように確保するのかについてあまり触れていませんが、実はこの裏付けが出発点なんですよね!!
昨日は2018年版「中小企業白書」の311ページ「第 2-6-13 図 M & A の実施時期」をみましたが、今日は312ページ「第 2-6-15 図 M & A 資金の調達方法」をみます。
下図からM&A資金の調達方法について見ると、「会社の自己資金」が49.5%と最も多く、次いで「金融機関からの借入」が42.3%となっており、これについて白書は、買収企業(事業)が当初想定どおりの収益確保ができないこと(下振れ)を懸念し、あえて金融機関からの借入を行わず、自己資金で行う企業も多いと推察される、とあります。
次に、M&Aの実施目的を実施時期別に見ると、「売上・市場シェアの拡大」が最も多く、次いで「事業エリアの拡大」となっており、付加価値向上を企図してM&Aを行う企業が多いことがうかがえます。
他方で、実施時期の違いに着目すると、「2009年以前」では「経営不振企業の救済」を挙げる企業の割合が高く、「2015年以降」では「新事業展開・異業種への参入」を挙げる企業の割合が高くなっていることが分かります。
M&Aをテーマにした映画やドラマを見ていると、その資金をどのように確保するのかについてあまり触れていませんが、実はこの裏付けが出発点なんですよね!!