おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の223ページ「仕事を辞めた理由」をみましたが、今日は224ページ「就業者から見た、仕事を辞めないために必要な取組」をみます。
下図から就業者に離職を防ぐための必要な取組を見ると、「賃上げ」(14.6%)、「職場の配置転換」(12.2%)といった選択肢が挙げられていることが分かります。
この結果について白書は、賃上げは企業の状況によっては円滑に行えないことも多く、また、規模の小さな企業においては職場の配置転換も難しい実態を考えると、容易に離職率を下げることは難しい。
さらに、「どのような理由があっても退職は避けられなかった」という回答が40.9%を占めている。
一度離職を考えた従業員については、離職を避けることが難しく、離職を考えることがないような就業環境を整備することや事前にコミュニケーションを図ることで、離職につながりそうな問題点を早期に発見できるような人間関係の構築が重要である、としています。
メディアではしばしば和気あいあいの中小企業が取り上げられますが、そういう雰囲気は一時的には形成できても継続的には難しいように思えます。
人間関係を構築するために運動会を復活させている企業がありますが、中小企業はコストパフォーマンスを考慮すると、従業員同士のスキンシップを図る場を提供することが良いように感じますね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の223ページ「仕事を辞めた理由」をみましたが、今日は224ページ「就業者から見た、仕事を辞めないために必要な取組」をみます。
下図から就業者に離職を防ぐための必要な取組を見ると、「賃上げ」(14.6%)、「職場の配置転換」(12.2%)といった選択肢が挙げられていることが分かります。
この結果について白書は、賃上げは企業の状況によっては円滑に行えないことも多く、また、規模の小さな企業においては職場の配置転換も難しい実態を考えると、容易に離職率を下げることは難しい。
さらに、「どのような理由があっても退職は避けられなかった」という回答が40.9%を占めている。
一度離職を考えた従業員については、離職を避けることが難しく、離職を考えることがないような就業環境を整備することや事前にコミュニケーションを図ることで、離職につながりそうな問題点を早期に発見できるような人間関係の構築が重要である、としています。
メディアではしばしば和気あいあいの中小企業が取り上げられますが、そういう雰囲気は一時的には形成できても継続的には難しいように思えます。
人間関係を構築するために運動会を復活させている企業がありますが、中小企業はコストパフォーマンスを考慮すると、従業員同士のスキンシップを図る場を提供することが良いように感じますね!