中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

廃業後に心配なのは「生活費」それとも「生きがい」ですか??

2017年10月25日 05時00分56秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」360ページ「第2-2-115図 組織形態別に見た、廃業の意向」をみましたが、今日は365ページ「第2-2-123図 事業の引継ぎを検討するために必要な支援や解決策」をみます。

下図から廃業を考えている小規模事業者が、事業の引継ぎを検討するために必要な支援や解決策について見ると、「後継者の確保」が最も多い一方、「本業の強化・業績改善」と回答した者が次に多くなっていることが分かります。

これについて白書は、後継者難だけではなく、事業自体の収益力が弱体化しており将来性が見通しにくい状況に陥っていて、廃業を検討している事業者もいると推察される、とあります。

次に、小規模事業者が実際に廃業をする上で問題になりそうなことを見ると、組織形態を問わず、「廃業後の生活費の確保」が最も多く、個人事業者では「廃業後の自分の生きがい」が挙げられ、経営者個人のその後の生活に対する悩みが多くなっていることが分かります。

白書は、他方で、小規模法人では「借入れなどの負債の整理」や「役員や従業員の生計の維持」といった金銭面での課題も多くなっている、とあります。

廃業を選択する場合に、経営者の生活費や生きがいをどのように確保するのか、こういう内面的な部分はどのように支援したら良いのか、これは難しいですね!!

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