中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

事業承継に向けた意識を早期に持つ必要があります!!

2017年10月01日 04時36分42秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」282ページ「コラム2-2-1③図 事業を引き継いだ際に問題となったこと」をみましたが、今日は300ページ「第2-2-49図 経営者の年代別に⾒た、後継者の選定状況」をみます。

下図から経営者の年代別に後継者の選定状況を見ると、後継者が決まっている割合は、50~59 歳では 3 割に満たないものの、60~69 歳では50%を超え、70 歳以上になるとおおむね 7 割の小規模事業者で後継者が決定していることが分かります。

他方で、「候補者はいるが、本人の了承を得ていない」、「候補者もいない、または未定である」といった後継者が決定に至っていない 70 歳以上の経営者は中規模法人の40.9%より少ないものの、小規模法人で 30.1%、個人事業者 24.2%存在することが分かります。

次に、「候補者もいない、または未定である」と答えた小規模事業者の後継者候補に関する考えを見ると、「後継者候補を探しているが、見つからない」と回答する経営者は、経営者の年代が上がるにつれて増えているが、個人事業者では、70 歳以上でも「後継者について考えたことがない」と回答する割合が 5割を超えていることが分かります。

白書は、こうした経営者については、早期に事業承継に向けた意識を持つ必要があるといえるとあります。これは会社は経営者一人のものではなく、従業員や取引先等にも関係してくるという意識を持たなければならないということですね。

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