おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「食品産業の環境保全に向けた取組」についてみましたが、今日は、「世界の食料ロス・廃棄の状況」をみます。
この図はスウェーデン食品・生命工学研究機構がFAO(国際連合食糧農業機関)の要請により行われた世界の食料ロス・廃棄に関する調査研究結果です。
この表の最右にある当初生産量を100とした場合に、フードサプライチェーンのどの段階でどの程度ロス又は廃棄されているかが地域別に把握できます。
日本が含まれる「アジア先進工業地域」は44.5で世界ワーストとなっており、農業生産では最も低いが「収穫後の取扱・貯蔵」で最も高いのが特徴といえます。
また研究結果によると、世界全体で毎年生産食料の3分の1(13億t)の食料ロス・廃棄が発生しており、消費者1人当たりの食料ロス・廃棄量は欧州と北米では95~115kg/年であるのに対し、サハラ以南アフリカや南・東南アジアではわずか6~11kg/年であると推計しています。
では日本人はどれくらいなのかと思いますが、残念ながら、農水省の「食品ロス統計調査」では基準が違うようで比較はできないようです。
しかし規格外や供給過多の食料を廃棄する日本の商慣習がアジア先進工業地域をワーストにしていると考えると、欧米人以上に食料ロス・廃棄をしていると思った方がよさそうですね。
昨日は「食品産業の環境保全に向けた取組」についてみましたが、今日は、「世界の食料ロス・廃棄の状況」をみます。
この図はスウェーデン食品・生命工学研究機構がFAO(国際連合食糧農業機関)の要請により行われた世界の食料ロス・廃棄に関する調査研究結果です。
この表の最右にある当初生産量を100とした場合に、フードサプライチェーンのどの段階でどの程度ロス又は廃棄されているかが地域別に把握できます。
日本が含まれる「アジア先進工業地域」は44.5で世界ワーストとなっており、農業生産では最も低いが「収穫後の取扱・貯蔵」で最も高いのが特徴といえます。
また研究結果によると、世界全体で毎年生産食料の3分の1(13億t)の食料ロス・廃棄が発生しており、消費者1人当たりの食料ロス・廃棄量は欧州と北米では95~115kg/年であるのに対し、サハラ以南アフリカや南・東南アジアではわずか6~11kg/年であると推計しています。
では日本人はどれくらいなのかと思いますが、残念ながら、農水省の「食品ロス統計調査」では基準が違うようで比較はできないようです。
しかし規格外や供給過多の食料を廃棄する日本の商慣習がアジア先進工業地域をワーストにしていると考えると、欧米人以上に食料ロス・廃棄をしていると思った方がよさそうですね。