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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

先代からは財務知識を引き継ごう!

2015年12月23日 06時39分02秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)58ページ「事業承継後の現経営者から先代経営者への扶養状況」をみましたが、今日は59ページ「現経営者による後継者の確保状況」をみます。

下図から現経営者による後継者の確保状況を見ると、後継者候補がいるかどうかはさておき、「事業を承継することを考えている」とする経営者は全体の約5割いることが分かります。

このうち、「後継者候補がいる」と回答した者は8割近くを占めていますが、「事業承継についてはまだ考えておらず、後継者候補もいない」と回答した者は全体の約3割を、「自分の代で廃業するつもりである」と回答した者は全体の2割弱を占めています。

次に、現経営者が先代経営者から事業承継をする際に、どのような引継項目が重要と考えているかを見ると、「事業に必要な専門知識・技術の習得」、「経営知識一般(財務・会計を含む)」、「販売先・仕入先・支援機関等との人脈」とする回答が多く、事業を行う上で必須となる、知識や人脈についての回答が際立っていることが分かります。

また、引き継ぎ前に実際に引継を受けてよかった項目については、「事業に必要な専門知識・技術の習得」、「販売先・仕入先・支援機関等との人脈」とする回答が多く、対照的に、「資金調達のノウハウ」、「事業の実態(会社の売上・利益の金額や推移、事業の好不調等)」、「会社の借入金や資産の金額」、「先代経営者の個人資産・借り入れの内訳・金額」のように財務に関する回答は総じて低いことが分かります。

財務に関する回答が低いのは、この分野を苦手とする方が多く、なんとかなるだろうと考えているからのような気がしますね。

しかし、経営者の仕事は営業、人策、金策ですし、教科書にも載っていないことが多いので、学んでおいた方が良さそうですね!

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事業承継と先代経営者に対する扶養

2015年12月22日 04時45分47秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみましたが、今日は58ページ「事業承継後の現経営者から先代経営者への扶養状況」をみます。

下図から事業承継後における現経営者から先代経営者への扶養状況を見ると、「現経営者は、先代経営者の生活費は全く支払っていない」とする回答が54%を占めており、半数超は先代経営者を扶養していないことが分かります。

次に、事業承継後における先代経営者から現経営者への資金援助の状況を見ると、「先代経営者から、資金援助を受けている」とする回答が約2割を占めていることが分かります。

この結果について白書は、現在の事業承継においては、先代経営者の「事業を引き継いだ後の、収入・生活面での不安」を後継者が払拭していないばかりか、先代経営者に頼り続けてしまっている実態がうかがえる、としています。

事業承継問題では、現経営者に対するフォローに注力してしまいますが、今回のテーマである扶養状況は大きなヒアリングポイントになるということを理解しておいた方がよいですね。

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事業承継は先代経営者への気配りが大事?!

2015年12月21日 05時05分10秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)56ページ「現経営者の事業承継の経験」をみましたが、今日は57ページ「現経営者が事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因」をみます。

下図から現経営者が後継者に事業承継を行うことを躊躇する個人的な要因について見ると、特に多い回答は、「厳しい経営環境下で事業を引き継ぐことへの躊躇(後継者候補の人生への配慮)」、「事業を引き継いだ後の収入・生活面での不安」となっていることが分かります。

この結果について白書は、事業を経営していく中で、後継者へ引き継ぐことへの気遣いとともに、現役引退後の経営者自身の生活や経済的な安定が大きな関心事になっていることが分かる。

したがって、後継者候補としては、先代経営者と円滑にコミュニケーションを図り、引き継いだ後の経営について心配いらないこと、及び先代経営者の引退後の生活を支えることを明確に、かつ、できる限り具体的に伝えることが、円滑な事業承継にとって極めて重要な要素となっていることが分かる、としています。

確かに事業を継承したからと言って、全てがリセットされるとは思ってはいないものの、事業だけでなく先代経営者に対しても十分に気配りしないと行けないということですね。

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事業承継をしたきっかけは??

2015年12月20日 04時58分01秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)54ページ「経営者年齢別の経常利益の状況」をみましたが、今日は56ページ「現経営者の事業承継の経験」をみます。

下図から経営者に対し、事業承継の経験の有無、及び誰から事業承継を受けたかを見ると、「親から事業承継をした」とする経営者が約半数(49.1%)となっており、「親以外の親族から事業承継をした」(4.0%)と回答した者を含めると、過半数(53.1%)が親族から事業承継をしていることが分かります。

また、自らが「創業者であり事業承継の経験は無い」と回答した者は4割超(44.6%)であったことも分かります。

次に、下図から、経営者に対し事業承継をしたきっかけを見ると、先代経営者が引退後も経営・事業に関与しているかどうかはさておき、「先代経営者の経営・事業からの引退」とする回答が最も多く、全体の約6割を占めていることが分かります。

このうち、「先代経営者の経営引退後も役員・従業員として事業に関与している」とする回答は約半数であり、この他、「先代経営者
の死去」や「先代経営者の体調悪化」をきっかけとする回答が合わせて全体の約4割を占めています。

この結果を見ると、事業承継はそのタイミングや計画性が求められていながらも、それは非常に難しいということが分かりますね。

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経営は70歳までと考えると・・・??

2015年12月19日 05時08分53秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)53ページ「経営者の 1日の実労働時間」をみましたが、今日は54ページ「経営者年齢別の経常利益の状況」をみます。

下図から経営者の近年の経常利益の傾向を年齢別に見ると、経営者の高齢化とともに、利益が減少(減益)傾向にあると回答する者が多くなっており、特に70歳以上になると、約7割が利益は減少傾向と回答していることが分かります。

次に、年齢別の人口動態の推移(1990年、2000年、2010年)と経営者の平均引退年齢を見ると、小規模事業者の経営者の平均引退年齢は1990年に68.1歳だったものが、2000年には69.8歳、2010年には70.5歳と、高齢化の進展に伴い、経営者の平均引退年齢も上昇傾向であることが分かります。

これらを踏まえ、白書は、経常利益が減少傾向にあるとの回答が増加する年齢(70歳以上)に引退する様子が浮かび上がる、としています。

経営者に引退はないと考えがちですが、実際には、70歳になると難しいということですね。70歳までの残りの期間で何ができるのか、逆算して考えていくのも面白いかもしれませんね!

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経営者は一日何時間働くか??

2015年12月18日 05時01分32秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)51ページ「創業した時期」をみましたが、今日は53ページ「経営者の 1日の実労働時間」をみます。

下図から経営者の1日の実労働時間を見ると、実労働時間は8時間とする回答が最も多く、次いで10時間、9時間となっていることが分かります。

この結果について白書は、規模が比較的小さい事業所に勤務する労働者の平均実労働時間(7時間42分)と比べると、やや長い実労働時間となっている、とあります。

次に、下図から経営者本人について定休日を業種別に見ると、土日、祝日のカレンダー通りとする業種は、ものづくり系の業種である「製造業」、「建設業」が多く、それぞれ約6割を占め、対照的に、接客が中心の業種である「小売業」、「サービス業」では、平日の特定曜日、不定休とする回答が7割前後を占めていることが分かります。

白書は、不定休と回答した者の中には、ほとんど休みを取得していない者も含まれることが考えられるが、本アンケート調査では調査を実施していない、とあります。

私の労働時間は11月から3月にかけて長時間化し、それに伴い休みも少なくなって行きますが、経営者はオンとオフを自分で切り替えることができる特権を活かして、無理のないワークライフバランスに取り組んでいきたいですね!

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創業時期は1970年代が多い!

2015年12月17日 04時58分27秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)50ページ「人材の採用方法」をみましたが、今日は51ページ「創業した時期」をみます。

下図から小規模事業者の創業時期を見ると、創業した小規模事業者数が最も多い時期は、直近では1970年代ですが、創業した時期が1940年代以前、業歴にして60年を超える老舗の小規模事業者も数多く存在することが分かります。

次に、下図から、近年創業した小規模事業者の特徴をみると、現経営者に占める女性の比率が高まっていることが分かります。

では、経営者の年齢層や一日の労働時間はどうなっているのでしょうか?明日、見ていきます!
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人間関係を重視した採用を選択している!

2015年12月16日 05時00分06秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)49ページ「経営者から見て従業員は会社や事業に貢献しているか」をみましたが、今日は50ページ「人材の採用方法」をみます。

下図から人材の採用方法について見ると、「知人からの個人的紹介」と「個人的な勧誘」という個人的なネットワークを通じた採用方法を回答した者が際だって多く、これに「ハローワークでの募集」が次いでいることが分かります。

この結果について白書は、親族従業者の割合が高いことも影響している可能性もあるものの、経営者と従業者が密接な関係にある小規模事業者においては、採用後の人間関係を重視した採用方法を選択しているものと思われる、とあります。

それほど多くの人数を必要とするわけではないのでこういう結果になると思いますが、地元で確実に雇用してくれる会社が存在するということが若者にとっては心強い存在となるのでしょうね。

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自社の従業員は会社や事業に貢献していますか?

2015年12月15日 05時06分13秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)47ページ「経営者としての満足度」をみましたが、今日は49ページ「経営者から見て従業員は会社や事業に貢献しているか」をみます。

下図は小規模事業者の経営者が自社の従業員をどのように見ているのか問うた表です。これを見ると、従業員が会社や事業に「とても貢
献している」、「貢献している」とする回答が合わせて9割を超えているのに対し、「あまり貢献していない」、「殆ど貢献していない」とする回答は合わせて1%に満たないことが分かります。

この結果について白書は、地元出身で高等学校を卒業したというような人材が小規模事業者の従業者として大きな戦力になっていることがわかる。

言い方をかえれば、小規模事業者は、こうした地元出身の人材の働く場として、大きな受け皿となっているといえる、とあります。

地元人材を活用することで地域に貢献することが経営者の役割ということと捉えなくてはいけませんね。

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経営に満足していますか??

2015年12月14日 05時01分16秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)45ページ「経営者の手取り年収(個人事業者、法人別)」をみましたが、今日は47ページ「経営者としての満足度」をみます。

下図から経営者の満足度について見ると、「仕事のやりがい」や「生活との両立」において、「とても満足している」、「満足している」とする回答が合わせて過半を大きく超えていることが分かります。

白書はこの結果について、「収入」においては物足りなさを感じるとする回答が目立つが、総じて、自身の仕事に誇りを持ち、取り組んでいる姿勢がうかがえよう、とあります。

私もこのアンケート結果と同様、経営者として「仕事のやりがい」や「生活との両立」において満足していますが、物足りなさは「収入」だけではなく、「自社の存在意義」や「ビジネスモデル」、さらには「経営者として」にも強く感じています。

ですが、この物足りなさはどうしたら埋まるのか、アクセク感じながら経営することも面白いので、やはり、私は経営者に満足しているということですね。

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経営者の年収はいくらか?

2015年12月13日 05時25分29秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)40ページ「小規模事業者における取組と効果(小規模事業者の声)」をみましたが、今日は45ページ「経営者の手取り年収(個人事業者、法人別)」をみます。

下図から経営者の手取り年収について見ると、個人事業者では300万円未満までの層で約6割を占めており、法人においては400万円未満までの層で5割を占めていることが分かります。

この結果について白書は、経営者本人の手取り年収のみでは家計を支えるのに必ずしも十分ではないが、家族・親族も従業者として事業に従事し、それぞれの収入を合わせて、全体として家計を支えている姿がうかがえる、とあります。

また白書は、所得税法においては、例えば、現金主義による所得計算の特例の適用を受けることができる「小規模事業者」は、事業所得と不動産所得の合計額が300万円以下の者とされている点に留意が必要である、ともあります。

経営者になったら儲けたいという願いは誰にでもあると思いますが、1,000万円以上の経営者は一握りですね。

これは役員報酬はその年に儲かったからといって年収をアップすることはできないので、安定した金額にしているということも理由のように感じますね。

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「中小会計要領」を活用した効果とは?

2015年12月12日 05時16分37秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)39ページ「小規模事業者における「中小会計要領」の有用性」をみましたが、今日は40ページ「小規模事業者における取組と効果(小規模事業者の声)」をみます。

下表は「中小会計要領」を活用した効果について白書が示したものです。

これを見るとコスト削減・収益拡大面では「投下コスト確認の精度が高まり原価抑制に効果が出た」、「曖昧な支払や入金処理を回避」、「不採算部門を明らかにした」などの効果や、資金調達力の強化面では「金融機関に月次決算表を出せるようになり、融資が円滑に受けられた」、「金融機関の評価が高まり、税務当局からの信頼も得られた」などの様々な効果があることが分かる、とあります。

「中小会計要領」は、小規模事業者を含む全ての株式会社を対象としており、経理人員が少なく、高度な会計処理に対応できる十分な体制が整っていない事業者を想定してつくられた会計ルールとあります。

どんな内容なのかチェックしてみようと、ホームページをみると、いくつかのパンフレットとともにセミナーを開催しているようです。

こういうのは我々の税金で実施されているので、パンフレットだけではなくセミナーを活用したいですね。

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「中小会計要領」と会計が苦手な経営者

2015年12月11日 05時01分42秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)38ページ「個人事業者と法人の「事業承継」上の違い」をみましたが、今日は39ページ「小規模事業者における「中小会計要領」の有用性」をみます。

白書によると、中小企業・小規模事業者の実態に即して、経営者が容易に理解できる新しい会計ルールとして「中小会計要領」が策定されたそうです。

非上場企業である中小企業にとって、上場企業向け会計ルールは適用されないが、中小企業・小規模事業者でも簡単に利用できる会計ルールがこれまでなかったことから、中小企業・小規模事業者の会計処理の実態を考えて作られた新しい会計ルールとのことです。

まず、中小企業・小規模事業者の会計処理の実態が以下になります。

これを踏まえ、中小会計要領では税制との調和や事務負担の軽減を図る観点から、多くの実務で必要と考えられる項目に絞って、簡潔な会計処理等を示しています。それが以下になります。

教育・勤労・納税が国民の三大義務であるし、何より、私は電機メーカー勤務時代に経理業務も行っていたので、会計にはそこそこ自信があったのですが、弊社において上表の勘定科目は設定していません。

それはこれらを計上する際の留意点が多く、過剰に計上していると判断されることが煩わしいからです。

経営者の多くは経理・決算・会計処理が苦手です。会計の必要性をより理解するための要領、これは難しいですよね。

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事業における終活に向けて

2015年12月10日 05時00分48秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)37ページ「個人事業者と法人の「税務」上の違い」をみましたが、今日は38ページ「個人事業者と法人の「事業承継」上の違い」をみます。

下表は、個人事業者と法人の「事業承継」上の違いを示したものです。

この表について白書は、事業承継時において、法人は「法人格」がそのまま継続するのに対し、個人事業者は事業者自身の死亡により「廃業届」を提出し、事業を承継する後継者は新規に「開業届」を提出することとなることから、形式上は新規事業として取り扱われる。

また、事業用資産については個人事業者、法人ともに、原則として相続又は売買で取得し、法人の場合、会社そのものの承継は自社株式の相続又は売買となる。

そのほか、事業用資産とそれ以外の資産の区分が明確ではなく、それを客観的に区分することが困難である点や個人事業者の場合、事業専従者への退職金が経費とはならない点が法人と大きく異なる点である、としています。

この説明を見る限り、個人か法人のいずれかで有利ということはないようですが、今、後継者がいない、事業承継が行えないという話題が頻繁に挙がります。

経営者はいずれかの段階でこの終活に向けて取り組むことが求められるのでしょうね。

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都合の良い「税務」を選択する!

2015年12月09日 04時59分37秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)36ページ「個人事業者と法人(資本金 1 億円以下)の税制の違い」をみましたが、今日は37ページ「 個人事業者と法人の「税務」上の違い」をみます。

下表は、個人事業者と法人の「税務」上の違いを示したものです。

この表をみると、個人と法人の違いで気になるのは、「事業主の家族の給与」でしょうか。法人には適正な額であれば損金算入を認めるとありますが、個人には配偶者やその他の親族等条件があります。

また事業年度ですが、個人の場合は2月16日から3月15日までの間に確定申告を行うことが求められますが、法人は決算終了後2ヶ月以内となっています。

私の場合、確定申告時期から年度末にかけて業務が繁忙期になるので、事業年度は4月末にしています。

このように法人と個人を比較し、自分の業務と都合の良い「税務」を選択することも、重要な選択と言えますね。

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