goo blog サービス終了のお知らせ 

中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

持続化補助金の理由付けは箇条書きで検討しよう!

2016年01月08日 05時02分50秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)91ページ「小規模事業者持続化補助金の概要」をみましたが、今日は92ページ「採択事業者が取り組む「補助事業」」をみます。

下表から中小企業庁が実施した小規模事業者の採択事業者に対するアンケートを見ると、主要な取組としては、チラシ・カタログ等の作成配布(845 件、15.5%)、ホームページの作成・改良(787 件、14.5%)、設備等の導入(716 件、13.2%)などが多くを占めていることが分かります。

この結果を見て、では、うちもチラシを刷ろう、ホームページを作ろう、新しい機械を買おうと考えるのは良いですが、問題はその理由付けが重要です。

例えば、チラシであれば、なぜ必要なのか?誰に配るのか?どのようなことを伝えたいのか?・・・等を予め検討しておくことをオススメします。

また、漠然とした考えはあっても、それを文章にして落とし込むのは容易ではないですよね。

こういう場合は、無理に申請書に落とし込もうとせず、箇条書きにして、事前相談会の時に、専門家に渡してください。

このちょっとした情報が申請書にライブ感を生むので、何十本も書く専門家には非常に重宝します。是非、準備してくださいね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

100億円の「小規模事業者持続化補助金」に申請しよう!!

2016年01月07日 04時46分08秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)90ページ「経営計画の作成経験の有無」をみましたが、今日は91ページ「小規模事業者持続化補助金の概要」をみます。

下表は「小規模事業者持続化補助金」についての概要です。

これについて白書は、本補助制度は、小規模事業者が、商工会・商工会議所と一体となって、販路開拓に取り組む費用(チラシ作成費用や商談会参加のための運賃など)を支援しており、平成26年度補正予算においても、大幅増額している。

また、新たに複数の事業者が連携した共同事業を支援対象に加えるほか、中山間地域での移動販売などによる買い物弱者対策に取り組む事業者についても補助上限を引き上げ、より重点的に支援する。

また、小規模事業者の経営計画に基づく経営を促すため、本補助金の申請にあたっては、「商工会・商工会議所の支援を受けた経営計画書」及び「商工会・商工会議所が作成する事業支援計画書」の添付を要件としている、とあります。

平成27年度補正予算においてもなんと100億円が計上されているので、この後、2月から3月かけて募集が始まると思います。

今のうちから申請の内容を検討しておくと良いと思いますが、そのヒントについて、明日、書きたいと思います!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

自社の強みが明らかになった!

2016年01月06日 04時56分10秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)83ページ「同一企業規模間における売上高経常利益率の比較」をみましたが、今日は90ページ「経営計画の作成経験の有無」をみます。

下表は「小規模事業者持続化補助金」に採択された小規模事業者に経営計画の作成のきっかけを聞いたものですが、約6割が同補助金の活用をきっかけにはじめて経営計画を作成したと回答していることが分かります。

次に、下表から、経営計画の作成を経た後、事業者に考えの変化を見ると、聞いたところ、「自社の強み・弱みが明らかになった」、「新たな事業を企画できた」とする回答が5割を超えたほか、「事業の見直しを行うきっかけとなった」が4割になるなど、経営に向き合おうとする意識が生まれたことが分かります。

私もこの補助金への申請書を数多く書きましたが、その際の経営者とのヒアリングで、自社の強みを再認識している方が非常に多かったことが印象に残っています。

やはり自分の強みというのは、自分では気がつかないし、気がついていてもそれを積極的に書けない奥ゆかしさがある方が大半なので、ここをフォローするのが支援担当者の役割になるのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

低収益な小規模企業はさらに悪化している!

2016年01月05日 05時03分31秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)80ページ「事業が最も好調だった時期の経営者の生計」をみましたが、今日は83ページ「同一企業規模間における売上高経常利益率の比較」をみます。

下図から売上高経常利益率が上位・下位それぞれ25%の範囲に含まれる企業の利益率の推移(30年間(1983年~2013年))を企業規模別に見ると、同一企業規模内で売上高経常利益率が上位25%の「高収益企業」と下位25%の「低収益企業」の売上高経常利益率の平均を比較すると、どの規模で見ても全産業でその差が拡大傾向にあることが分かります。

また、低収益企業における大企業と中規模企業・小規模企業を比べると、大企業が底堅く推移しているのに対して中規模企業・小規模企業は悪化しており、特に小規模企業で大きく悪化しています。

これに対して、高収益企業においては、大企業、中規模企業・小規模企業ともに同様に高水準で推移しており、全体の平均値で見た際に観察される大企業と中規模企業・小規模企業の売上高経常利益率の差の拡大は、低収益の中規模企業・小規模企業の収益悪化によって生じている面もあるものと考えられる、と白書は言っています。

この状況を踏まえ、この章では小規模事業者の未来に向けた効果的な経営力の向上についてみていきます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

経営が不調になったらどこから収入を得るか?

2016年01月04日 05時01分07秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)79ページ「事業が好調だった要因」をみましたが、今日は80ページ「事業が最も好調だった時期の経営者の生計」をみます。

下図から事業の好調期・不調期の生計について、経営者に聞くと、事業の好調期に「事業の収入のみで、生計を立てていた」とする回答は83.9%に及ぶが、事業の不調期には63.6%と約2割低下いることが分かります。

この結果から白書は、事業の不調期にも持続的な経営を行うために、他の生計の途を念頭に置くことが重要といえよう、としています。

次に、事業の好調期の生計手段は、「事業以外の勤労収入(家族が他の会社で働いて得た給与等)」、「所有する不動産の賃料」とする回答が際立ちますが、他方、事業の不調期には、これらが若干下がり、代わりに「年金」、「貯蓄の取り崩し」が生計手段として加わる様相となっていることが分かります。

この結果について白書は、好調期には、家族の勤労収入や所有不動産からの賃料収入が生計の源泉となっているのに対し、不調期には、経済全体の動向も厳しくなる傾向にあることから、家族が他の会社で働いて得る給与や所有不動産の賃料も減少し、年金や貯金の取り崩しが、生計手段の中で重要なウェイトを占める様子がうかがえる、としています。

本業で収入が得られなくなったらどうするか・・・これは経営者であれば誰もが考えることかと思いますが、他の生計の途を念頭に置くことが重要とは現実的で良いアドバイスかと思います。

またこの内容から思い出したのが、宮大工の西岡常一さんの著である「木のいのち木のこころ」です。超一流の職人であっても自分が納得できる仕事をするために他の生計の途を持っていたと書かれていた記憶があります。経営者にとって他の生計の途は普遍的なことかもしれませんね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

他律的な経営から脱する!

2016年01月03日 05時24分33秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)78ページ「事業が最も好調だった時期、不調だった時期」をみましたが、今日は79ページ「事業が好調だった要因」をみます。

下図から事業が好調だったとする要因を見ると、順に47.5%の経営者が「経済全体が右肩上がりに成長していた」、44.8%が「消費者の購買意欲が旺盛だった」などを挙げており、他方、事業が不調だったとする要因としては、順に59.3%が「経済全体が停滞・悪化している」、38.8%が「消費者の購買意欲が減退した」などを挙げていることが分かります。

この結果について白書は、外部環境である経済全体のマクロ的な好調・不調の動向に自らの事業の好調・不調も左右されるという、他律的な経営となる傾向が強く見られる。

他方、個々の事業者の創意工夫・努力によって解決を図ることが可能なものであり、他律的な経営から脱するためにも、もう一度、消費者や取引相手のニーズや期待に応えた事業になっているかどうか、見つめ直すことが極めて重要であるといえる、としています。

これほど景気対策や金融緩和を行っているのに経済成長は依然として起こらないことを踏まえると、他律的な経営から脱することがより求められているというなのでしょうね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

事業が好調だった時期は?不調だった時期は??

2016年01月02日 06時11分51秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

一昨日は小規模企業白書(2015年版)76ページ「起業家の年齢別構成の推移」をみましたが、今日は78ページ「事業が最も好調だった時期、不調だった時期」をみます。

下図から小規模事業者に「事業が最も好調だった時期」と「事業が最も不調だった時期」について尋ねた結果を見ると、「1980年代以前に創業した小規模事業者のグループ」を見ると、「事業が最も好調だった時期」は1980年代、1990年代とする回答が際立ち、「1990年代以降に創業した小規模事業者のグループ」では、事業の好調、不調を認識する経営者は、年代が直近になるに従って、増加する傾向にあることが分かります。

この結果について白書は、

①全体としては、いわゆるバブル経済期が「事業が最も好調だった時期」とする事業者が最も多く、2000年代以降が「事業が最も不調だった時期」とする事業者が多い

②1990年代以降に創業した小規模事業者については、「事業が最も不調だった時期」が2000年代以降に増えている一方で、それと同数程度「事業が最も好調だった時期」とする事業者が増えており、小規模事業者の間で認識が分かれている

③1990年代以降に創業した小規模事業者にとって、「事業が最も好調だった時期」が2000年代以降増えている傾向を踏まえると、1980年代
以前に創業した小規模事業者にとっても、いわゆるバブル経済期の特異な時期を除けば、近年、事業が好調となっている事業者が一定数存在するといったことがいえる、としています。

事業が成功している人は、景気は関係ないとか、景気が悪い時がチャンスとか言いますが、大きなうねりに飲み込まれないためにもブルーオーシャンを形成しておくことが大事なのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

今、1度目の世代交代のタイミングなんです!

2015年12月31日 05時21分50秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)70ページ「経営・中小企業施策に関する情報の入手方法」をみましたが、今日は76ページ「起業家の年齢別構成の推移」をみます。

下図から、起業家の年齢別構成の推移を見ると、1987年と1992年は起業家のうち約半数が30歳代までの若手経営者であることが分かります。

この結果について白書は、当時から20年~30年が経過し、現在は40~60歳台の経営者が中心であると推測できる。

したがって1985年~1994年に設立された小規模事業者については、50~60歳台の経営者から1度目の世代交代のタイミングにさしかかりつつあると捉えることができよう、とあります。

1度目の世代交代のタイミングの背景が、こういう流れがあったとは知らなかったですね!


ということで、2015年最後のブログになりました。例年、年末は普通の月末と変わらないのですが、今年も大晦日だというのに、お仕事全開モードです。

この一年も多くのお客様とお会いし、たくさんのことを学ばせていただきました。
そして無事に大晦日を迎えられたことを皆さまに深く感謝しております。

本当にありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎えください。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

経営情報はどこから入手しますか?

2015年12月30日 05時47分09秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)67ページ「資金調達の方法」をみましたが、今日は70ページ「経営・中小企業施策に関する情報の入手方法」をみます。

下図から、小規模事業者の具体的な「経営・中小企業施策に関する情報の入手方法」について見ると、「仕入先、販売先、顧客等との
日常的なやりとり」が最も高く、次いで、「業界や地域の経営者等の会合」、「施策のチラシ・パンフレット」、「ホームページ」が高くなっていますが、その一方で、「官公庁の施策説明会」や「メールマガジン」は回答割合が低いことが分かります。

この結果について白書は、小規模事業者は、日頃から様々なコミュニケーションの中で有用な施策情報を得ていることが分かる。

したがって、国や自治体及び商工会・商工会議所をはじめとした中小企業・小規模事業者支援機関等の施策の提供側の主体は、いかにして、これらの小規模事業者の日常的な様々なコミュニケーションの中に、施策の広報や説明を展開していくかが肝要であると言えよう、としています。

確かに、持続化補助金では口コミで情報を入手したという声が多かったので、この方向性は良いと思いますが、具体的にどのようにやっていくのか、ここに更なる知恵が求められますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

借入先の金融機関をどこにしているのか?

2015年12月29日 05時11分29秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)67ページ「資金調達の方法」をみましたが、今日は67ページ「借り入れ先の金融機関」をみます。

下図から、借入先の金融機関について見ると、「運転資金」、「設備資金」、「新商品開発/新事展開に関する資金調達」のいずれも、「地方銀行」、「信用金庫・信用組合」、「政府系金融機関(マル経融資)」が多く、資金調達先の大宗を占めていることが分かります。

また、マル経融資(小規模事業者経営改善資金融資)とマル経融資以外を合わせて過半数が政府系金融機関を利用していますが、これについて白書は、今回のアンケート調査が商工会と商工会議所の会員企業を対象に実施している点を考慮しても、小規模事業者の資金調達面において国の融資制度が一定程度の機能を担っているといえるいることが分かる、としています。

次に、資金調達について資金目的別に調達難易度を見ると、いずれの資金種類においても著しい調達の困難性は見られなかったが、事業活動のために必要な「運転資金」や「設備資金」よりも、「新商品開発・新事展開に関する資金」を調達することの方が、わずかな差ながら難しいとする回答が多いことが分かります。

借入先として地方銀行と政府系金融機関の存在が大きいのが小規模事業者の特徴といえるのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

新商品開発の資金調達の方法は??

2015年12月28日 05時23分44秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)66ページ「保有する事業用資産の価値」をみましたが、今日は67ページ「資金調達の方法」をみます。

下図から、資金調達の方法を見ると「運転資金」、「設備資金」ともに「銀行借り入れ」が最も多かったが、「新商品開発/新事業展開に関する資金調達」では、「資金調達は不要」と回答している者が約5割を占めていることが分かります。

これについて白書は、その要因については明確ではないが、日頃、本業の事業活動にはしっかり取り組んではいるものの、日々の本業に軸足を置くあまり、そもそも「新商品開発や新事業展開」にまで取り組む事ができていないことが可能性の一つとして考えられる、とあります。

私は軸足ではなく、「新商品開発や新事業展開」が回収できる見込みがあるならば「銀行借り入れ」するが、その見通しが弱い場合には自己資金の範囲内で行うという経営者のリスク回避の姿勢が見て取れるように感じます。いかがでしょうか?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

事業用資産はどのくらいですか?

2015年12月27日 06時43分47秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)65ページ「事業用資産の把握状況」をみましたが、今日は66ページ「保有する事業用資産の価値」をみます。

下図から、小規模事業者が保有する事業用資産の価値について業種間での比較を見ると、「受取手形・売掛金」では、生鮮食料品や日用品といった現金決済が多いと考えられる小売業では、この保有額は他業種と比較して小さく、「土地」を見ると、卸売業や製造業では、商品保管のための倉庫や工場等の用地を必要とすることが考えられ、保有額が他業種と比較して大きいといった特徴が見受けられることが分かります。

今、企業には、できるだけ少ない事業用資産で、多くの利益を上げることが求められているので、このグラフと自社を比べて見て、自社の方が上回っている場合には、資産の圧縮を検討された方が良いかもしれませんね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

小規模事業者の資産活用について

2015年12月26日 04時54分05秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)62ページ「現経営者が先代経営者に対して抱いている感情」をみましたが、今日は65ページ「事業用資産の把握状況」をみます。

下図から、小規模事業者に対する事業用資産の把握状況を見ると、いずれの資産についても把握しているとする回答がほとんどであることが分かります。

次に、小規模事業者が保有している事業用資産の価値について見ると、価値の高い順に、「土地」、「建物・構築物・建物付属設備」、「現金・預金」などとなっていることが分かります。

では、事業用資産の価値について、業種間ではどのような違いがあるのでしょうか?明日、見ていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

先代経営者に対してどのような感情がありますか?

2015年12月25日 05時03分19秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)60ページ「事業承継をする以前に、先代経営者から事業に関する引継を受けた現経営者の経験」をみましたが、今日は62ページ「現経営者が先代経営者に対して抱いている感情」をみます。

下図から、引継を受けた現経営者の先代経営者に対する感情を見ると、「特段の感情は抱いていない」とする回答も3割弱もあるが、「先代経営者としての経験・手腕に敬意を持っている」、「人間として尊敬している」とする回答が4割超と際立って高くなっていることが分かります。

「疎ましい」「不満」という声もありますが、「先代経営者に対して何らかの敬意がないのであれば、後継者にはなっていないのでしょうね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

先代経営者と現経営者との間で密接なコミュニケーションを!

2015年12月24日 04時52分38秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)59ページ「現経営者による後継者の確保状況」をみましたが、今日は60ページ「事業承継をする以前に、先代経営者から事業に関する引継を受けた現経営者の経験」をみます。

下図から、事業承継をする際に現経営者は先代経営者からどのような形で引継を受けていたのかを見ると、「先代経営者と同じ会社で働きながら、事業の引継や指導を受けていた」とする回答は8割を超えており、多くの事業の引継が同じ職場環境に身を置き、顔を合わせながら、日常的な仕事や業務を通して行われていることが分かります。

次に、事業承継をする前に行われる引継が実際の経営にどのような影響をもたらしているかを見ると、「先代経営者と同じ会社で働きながら、事業の引継や指導を受けていた」場合、経営に「非常にプラスに働いている」、「どちらかと言えばプラスに働いている」とする回答が合わせて約8割を占めています。

対照的に、「先代経営者と同じ会社で働いた経験はなく、経営や事業に関する会話も殆どしたことはない」場合、それらの回答は2割弱に落ち込むことが分かります。

この結果について白書は、事業の引継に際し、先代経営者と現経営者との間で、常日頃からの密接なコミュニケーションを取っておくことが、経営に好影響を与える、とあります。

最近はプロ経営者と呼ばれる人がいますが、彼らはこのようなこともするのかな、と思いながら、この結果を見てしまいますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆