おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の30ページ「小規模事業者における個人事業者数と法人数」をみましたが、今日は31ページ「小規模事業者の1事業者あたり売上高と付加価値額」をみます。
下図から小規模事業者の従業者1人あたりの売上高と付加価値額を業種別に見ると、小規模事業者の1事業者あたり平均売上高は3,640万円、平均付加価値額は998万円となっており、従業者1人あたり平均売上高は1,021万円、平均付加価値額は280万円となっていることが分かります。
業種別に見ると1事業者あたりの売上高が最も高いのは「鉱業,採石業,砂利採取業」の1億2,248万円であり、次いで「卸売業」の1億1,255万円、「運輸業,郵便業」の7,705万円となっています。
また、1事業者あたりの付加価値額が最も高いのは「鉱業,採石業,砂利採取業」の2,868万円、次いで「金融業,保険業」の2,330万円、「運輸業,郵便業」の2,310万円、「製造業」の1,872万円となっていることが分かります。
平均売上高は納得できます。しかし、付加価値額は、「付加価値額 = 売上高 - 費用総額(売上原価+販売費及び一般管理費) + 給与総額 + 租税公課」ですので、経常利益とほぼ同じと考えると、この一人当たりは高すぎるような気がします。
脚注に「電気・ガス・熱供給・水道業」は企業数が少なく売上が多きいため企業あたり売上高が億円を超える、とあります。これが平均値を高めているのかもしれませんね。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の30ページ「小規模事業者における個人事業者数と法人数」をみましたが、今日は31ページ「小規模事業者の1事業者あたり売上高と付加価値額」をみます。
下図から小規模事業者の従業者1人あたりの売上高と付加価値額を業種別に見ると、小規模事業者の1事業者あたり平均売上高は3,640万円、平均付加価値額は998万円となっており、従業者1人あたり平均売上高は1,021万円、平均付加価値額は280万円となっていることが分かります。
業種別に見ると1事業者あたりの売上高が最も高いのは「鉱業,採石業,砂利採取業」の1億2,248万円であり、次いで「卸売業」の1億1,255万円、「運輸業,郵便業」の7,705万円となっています。
また、1事業者あたりの付加価値額が最も高いのは「鉱業,採石業,砂利採取業」の2,868万円、次いで「金融業,保険業」の2,330万円、「運輸業,郵便業」の2,310万円、「製造業」の1,872万円となっていることが分かります。
平均売上高は納得できます。しかし、付加価値額は、「付加価値額 = 売上高 - 費用総額(売上原価+販売費及び一般管理費) + 給与総額 + 租税公課」ですので、経常利益とほぼ同じと考えると、この一人当たりは高すぎるような気がします。
脚注に「電気・ガス・熱供給・水道業」は企業数が少なく売上が多きいため企業あたり売上高が億円を超える、とあります。これが平均値を高めているのかもしれませんね。