小林秀雄ってハンサムだったんだね

ＢＳプレミアム「極上美の饗宴」という番組、このあいだは『小林秀雄　沈黙を強いる美』でした。

小林秀雄って、若い頃はなんとなく退屈かつ難解な気がして流してましたが、近年の白洲夫妻ブームで、小林の娘さんと白洲家の息子さんが結婚したということを知り、白洲正子展とか青山二郎展とか行くと必ず出てくる重要人物として小林の存在があって、でもなかなかあの膨大な著書には近づこうとも思いませんでした。

なので、小一時間ほどのテレビ番組っていうのはすごくお手軽な気がして、録画して見たんだけど…
いやぁ～やっぱり難解だったわー
途中寝てしまったよ。

ボーっと見てたくせにこう言うのもなんだが、面白かった。
だいたいタイトルがいいね。
‘沈黙を強いる美’
これは、まぁ、小田和正の‘ことーばにーできなーいー♪’みたいな感じと解釈したらいいのかな？
文章によって思うところを表してきた小林が、圧倒的な美の前には沈黙してしまう。
李朝の壺、鉄斎の絵、ルオーのピエロ…

さあて、本を手に取るところまで行けるだろうか？！
活字ばっかりのはちょっとつらいかな…

「本」といえば面白いことがあった。
図書館で借りてきた本を仰向けになって読んでたらページの間からハラリ～とレシートのようなものが顔の上に落下。それは病院の受付票で、名前も日時も書いてある。なんと、友人のＭさんのものでした