リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

オオジョロウグモ

2008年10月08日 | 山が好き!

これまた沢を歩いていたらオオジョロウグモイワサキゼミを食べていました! 見てても気にせずムシャムシャと口を動かしています。 以前にも書いたと思いますが、沖縄等にいるオオジョロウグモは大きいのだと5cm位になり、ツバメを食べている姿が目撃された事があると言うくらい凄い奴です。と言うか、ツバメが突っ込んでも切れない網が凄いですね。

オイラは今までクモの食事は獲物に毒を注入した後、体液だけを吸って吸い終わるとポイッて亡骸を棄てるんだと思っていたんですが、そうではありませんでした。体液は勿論、内臓も消化液で溶かしながら飲み込んでいくと言うやり方をしてるんだそうで、これを体外消化と言います。そして中身がスッカラカンになった亡骸はやっぱりポイッ!です。 クモの種類・捕った獲物によっては外側も咬み砕いて咀嚼みたいにしてドロドロになったところで飲み込む、と言うのもあるそうです。ちなみにホタルの幼虫なんかも体外消化の肉食性ですよ。 

ついでにもうチョッとクモの面白い話しを書いておくと、クモの子は生まれてしばらくは「まどい」と言う集団生活をします。まぁクモに限らず他の生き物も生まれてしばらくは集団でいるの多いですよね。ただ夜になるとバラけて自由行動をとるんだけど、朝になると「あちまれ~!」と言った感じで再び集合するんだそうで、何だか面白いですねぇ。遅れると叱られるのかなぁ?(笑) で、何度か脱皮した後、一人立ち出来るくらいに大きくなると、お尻から天に向かって糸を出し、その糸を風に乗せて新境地に飛んで行く(これをバルーニングと言う)のです。 だから上図のように海の中でポツンと生えている様なヒルギにもクモが住んでいたりする訳ですね。 

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冬までに沢を

2008年10月06日 | 山が好き!

オン・シーズンも過ぎて悲しいかな暇な時もあり、今年もまたお勉強の季節がやってきました(これが意外と大事)。デスクワークは勿論、実際に現場に行って見ないと分らない事は沢山あるし、まだまだ石垣島の知らない所も沢山ありますから、新たな発見=探検です! 数年前に気合を入れていた沢歩きを、今年は復活!(以前は一本一本川を見つけては登って行きノートにデータを書いていました)、と言う事で最近また良く行っているんですが、その内の一つで先日ハチに刺されました(前に書いたかな?)。 直ぐに吸引器で毒は吸い出したので全然痛くは無いのですが、刺されたあたりの皮膚が何故かカチカチに硬くなってしまいました。それが毒のせいか吸引器で吸ったせいなのかは分りません。しかもその後何故か無性に痒くなってきて、皮膚は普通に戻りましたが今も時々痒いです。
これはいったいどう言う訳?

これがオイラを刺した、ヤエヤマキアシナガバチです。非常に攻撃性が強いそうです。こんなにいるのに「何で気付かなかったさ~?」、と思われそうですがこの反対側から来たオイラは葉っぱの影に隠れていたのと、慣れた場所で一人の時は走るように下山するので知らずに肩がバサッ!と当たってしまい、しかも怒って近寄って来たハチを何だ?と思いながら見て(観察して)しまい、「ブブブブブブ~、ブスッ!」、と自分が刺されるのも観察してしまったという訳です(アホ!)。 
直ぐに「痛てぇ~!」となり、心の中で叫びながら何時もカバンに入れてある吸引器を取り出し「ちゅぅ~!」っと2~3回吸い出しながら車道に出てホット一息。 「持ってて良かった吸引器!」、と言うCMの以来が来るんじゃないかと少し期待してしまいました(ウソ)。

で、これは同じ場所にあり、先日「紅葉」と言うタイトルで書いた時に載せたのと同じアコウですが、たかだか2週間くらいでもうこんなに葉っぱがワンサカです。凄いですねぇ~。 肝心の沢ですが、追々画像もUPして行きたいと思います。

あっそうだ、何でハチが葉の裏にあんなに群がっていたか? 残念ながら勉強不足で良く分かりません。 種類によって色々なパターンがあるそうで、若い女王蜂ばかりが集まってそれぞれ新たな巣を作るまで一緒に過したり、何匹かの働き蜂を連れて自分の巣を作るまでこうやってホームレスになったり、毎年古い巣を放棄するタイプもいます。 さらに、親の女王蜂が亡くなったらそのまま後を継ぐ場合、そして実は巣を作らないハチの方が圧倒的に多く、中には他のハチの巣やハチその物に寄生するタイプもいます。 他にも色んなパターンがあると思いますが、詳細が分ったらまた報告しますね。

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こんなに

2008年10月03日 | 生き物

もう10月になると言うのにまだヤシガニラが出ました。温暖化のせいかオイラが知らなかっただけか、おかしいですね。それにしても小さい子しか見ない!この子は5~6歳かな? 先日NHKでも特集が流れたそうですが、ヤシガニが極端に減っていて、八重山高校生物部の子供達が夜な夜な定期的に調査しているそうですが、本当に小さい固体しか出会わないと言ってたそうです。 これでもヤシガニを天然記念物にするとか制限をかけようとはしないのでしょうか?

さらにネット等でペットとして売買もされているそうです。天然記念物のセマルハコガメや、これも数が少ないマルバネクワガタ等、人間の欲は何所まで行っても尽きる事が無いようですね。 「買わなければ良いんでしょ!」と言う人もいますが、「花が大好きなの」、と言って折って持ち帰る人、可笑しいですよ! 違法な生き物を売っているショップの中には暴力団経営も多々あります。捕まえたり、売ったり、買ったり、全て同罪だと言う事を忘れずに。 

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台風、直前・直後

2008年10月01日 | 山が好き!

オイラのお母んの出身地と同じ徳島県からお来しのOさんです。本当は日曜日にご予約頂いていたんですが、ヤバそうなので前日の土曜日が空いていたので変更です。多少フィールドの制約はありましたが、もしかしたら何時もより楽しめたと思います。

台風って生き物に対してどの程度影響があるんでしょうか? 例えば、「台風前だから今日の内に食べておかないとダメだ!」とか、「台風が来るからワクワクする!」とか、感じてるんだろうか? この日も結構色んな生き物に出会えたし、夜回りでは何時も以上に蛇が出たし(安全な所に避難中?)、この間は台風の翌日だと言うのに、「台風の間は、ご飯が食べれなかったから!」、と言う理由なのか、生き物が何時もより近づいても気にせずバクバク食事してたり、何時もより多く見れた種類もいました。その辺の関係性を解明!とまでは行かなくてもある程度論文が書ければ博士号、貰えるかな?!

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