毎年恒例、年末の夜の山中観察会を行いました。石垣島もそれなりに寒くずっと雨で、前日までの参加者は3人だったんですが、やはり皆さん天気を見ていたんでしょう。当日夜から雨がやむ予報になって、最終的に参加者は募集定員20名にチョッと足りないくらいまで増えました。
最初の生き物を見つけてみんなで観察している様子です。ちょっと明る過ぎるかな?撮影大会になってしまいました。
岩の凹みの中にオオハナサキガエルの卵塊が。真っ白でキレイですね。
滑りやすい沢沿いを気を付けながら上がって行きます。巨大なシダなどを掻き分け、ハブ太郎に気を付けながら、生き物を探しながら、慎重に進みます。
オオハナサキガエルが抱接していました。石垣島にいる在来種のカエルの中でも最大種です。この季節、産卵前のメスはお腹に卵をいっぱい蓄えて、外来種のオオヒキガエルに匹敵するくらいデカいです! このカップルはまだ産卵していなかったようで、この後抱接したまま岩陰にピョンピョンピョンと跳んで行きました。「邪魔してゴメンね」。
直前まで雨が降っていたんですが、観察会中はたまに小雨が降るくらい。日頃の行いが良い人ばかりだったんでしょう。↓下の画像は下見の時で、丁度満月でした。月光とライトに浮かぶ山道です。
今回の山は国指定の名勝地区、国立公園、石垣市指定保護地区にもなっていて、全ての動植物の採集禁止エリアです。法律で何重にも守られた大切な場所なんですね。それでも承知で違法採取者がたまに来るのですが、このような観察会で人がいると、それだけで抑止力になります。奄美沖縄西表が世界遺産になり付加価値が上がり、各地で採取者が非常に増えているとの事。残念ながらこのような活動を増やさざる得ないでしょう。
★この時に見られた生き物を、次回まとめて掲載します。
取り合えず、良いお年を (^^)/。
#リフトアップ石垣島エコツアー
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