今回はオキナワウラジロガシ(ブナ科)の落ち葉です。注目して頂きたいのは色です。裏白樫と言うくらいですから裏が白いですね。「ウラジロ」と付くものは皆こんな感じです。裏が白いと何なの?って感じですが、裏が白いと日光を透し難くなります。だからウラジロと付く樹の影の方が夏なんか涼しいですよ。
植物自体の利点は? 日光を透し難い、白い、と言うのは空から入って来た日光があっさり抜けずに葉の中で何度も乱反射します。それだけ葉の中の葉緑素に沢山日光が当たるので、沢山光合成が出来てエネルギーが作れます。裏が白くない葉の植物より光合成の効率が良いと言う訳です。
実は裏が白くない葉も表側と裏側で細胞の密度や形を変える事によって葉の中で光を乱反射させる仕組みになってるんですが、さらに裏が白い事によって日光をより効率よく反射(使う)、「一度捉えた日光はそう簡単に逃しませんよ」、と言う仕組みが裏が白い葉なんです。ですが日光を一番効良く吸収する色は黒ですよね、それなのに葉が緑色に見えるのは、葉緑体が赤や青の光を好んで(吸収して)光合成をするので、あまり(3割位ほどしか)使わない緑色の光が反射されるので緑色に見える訳です。 もし緑の光も使って光合成をしていたら植物の葉は今頃みんな真っ黒です。そしたら森に行って「緑が気持ち良いねぇ」、何て言う会話は無かったでしょう(笑)
★ウラジロガシ茶
腎結石・尿管結石の排出促進に効くそうです。副作用は人によって胃のムカつきとかがあるそうです。
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