先日は「八重山陸水研究会」での定期水質調査でした。一日で約10ヶ所を年に数回やっています。オイラ達は島中のアチコチで水質調査を行っていますが、こんな自然いっぱいの島でも場所にってはとんでもない悪い数値が出る場所もあります。
そんな場所ではその水質を改善するべく市役所他に働きかけたり、キレイな水が流れている場所ではそれを維持出来るように見守って行ます。まぁ別な言い方をすると、(モニター)監視している訳です(笑)。
亜熱帯・石垣島らしい自然満載のこんなジャングル内でも調査していますが、この場所はこのまま行くと無くなってしまう危機にさらされています。調査中も削岩機やユンボの物凄い騒音が鳴り響いていました。画像からは想像もつかないでしょ? 世界的に有名な白保のサンゴも、ミシュランで星を取った美しい川平湾も、もうチョットで巨大なホテルが建ちその自然が危ぶまれていましたが、地元住民の努力でなんとか回避出来ました。それくらい石垣島の自然は常に危機に瀕しているのです。
別の場所では川の直ぐ横で森林伐採がありヤードが出来ていました。さらにココからの赤土が直ぐ横にある川に大量に流出していました。こんな事も定期的に調査しているからこそ気付けた事で、何もしていなかったら「いつの間に?!」と言う事になっていたでしょう。 水質調査だけでなくその場所の地形や植生、生き物の観察なども毎回記録しているので、「いつもと違うな、前回と違うな」と言う点にもすぐ気づく事が出来ます。
オイラ達の調査は、CODや電導度など自分たちで(島内で)出来る範囲はもちろんやりますが、より詳しい分析となると難しいのが現実です。そこで大学研究機関などに送り分析して貰っている訳ですが、通常水の分析には一か所で1~2万円くらいかかります。「へぇ~、そんなお金があるなんて金持ちの集団なんだな」と思うかも知れませんが違います。メンバーの知人や繋がりのある大学にご好意で無料で分析して貰っているのです。さらに違う大学の研究機関と繋がっている仲間も複数いるので、「環境DNAや雨水」の分析も行う事が出来ています! こうやって石垣島だけでなく日本中のあちこちでオイラ達を支援してくれている=(イコール)石垣島の自然を守ろうとしてくれている方々がいるのです。感謝!
#リフトアップ石垣島エコツアー