リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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オキナワキョウチクトウ

2013年10月18日 | 何でも

石垣島にはこのオキナワキョウチクトウ(キョウチクトウ科、夾竹桃)の木が道路沿いに植えてある所が結構あり、石垣に来た頃からこの実を見ては、「美味しそうだなぁ」と思ってました。 まだ青いのもこの熟した色のも本当に美味しそうです。 なにせ名前に桃という字が付くくらいだから。 

海流分散で実をバラ撒くんですが、モダマやサキシマスオウなどと同じように山中のキョウチクトウが生えてる場所はやはりそういう意味(昔の海のライン)かも知れませんね。

このキョウチクトウ科という植物は猛毒で、沖縄ではミフクラギ(目が膨れる、腫れる)という意味の名前が付いてます。 アルカロイド系の毒で、外国では「自殺の木」とか毒殺に使われるくらいで、日本でも旧日本軍がこれで毒ガスを作ってたと聞きます。 オイラが以前、仕事の都合でとある公園にいた時に、辺りの人達がみんな頭が痛い、目が痛い、気持ちが悪いと言い出した事があって、よくよく周囲を見渡してみると公園掃除をしていたシルバー人材のおばちゃん達が集めた落ち葉を燃やしていました。 あの煙だけでこんなに具合が悪くなるだろうか?、と思って近づいていったら、何とこのオキナワキョウチクトウの落ち葉を燃やしていたんです! そのせいで毒ガスが発生し、そこにいたみんな具合が悪くなってたんですね~。 恐るべし、夾竹桃。 

他にも、「オイラは自然派」って感じで格好つけたかったのか、枝をナイフで削って箸や串を作ってBBQをやっていた人が中毒起こしたなんて話もあります。 とにかくこのキョウチクトウの仲間は恐ろしいので皆さんも気を付けて下さい! でもハワイ等のホテルではウエルカムとしてこの仲間のプルメリア(キョウチクトウ科)の花をお風呂に浮かべますね。 確かにキョウチクトウよりは毒成分は弱いらしいけど大丈夫なのかなと? お風呂程度の温水で毒が消えるって事でしょうか? 昔は魚毒にも使ってたくらいだから、やはり熱を加えると毒成分が無くなるのかも知れませんが、詳しくは分からないのでやはり気をつけて欲しいのと、魚毒漁は今の日本では法律で禁止されてるのでやらないように。 

ただ殺虫剤にも使ったりするそうなので、少しの落ち葉を風向きに気をつけて、数分だけ蚊取り線香代わりに燃やしてみたらどうなるかな?、と思ったりもしますが良い子は止めておきましょう。 責任は取れません!

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