「湯沸かし器事故」で業務上過失致死傷罪に問われたパロマ工業の元社長と元品質管理部長の二人が、それぞれ執行猶予つきの禁固刑の有罪判決を受けた。12日の朝日朝刊第一面の解説記事に『製品そのものの欠陥ではなく、消費者が購入した後の修理業者の不正改造による事故をめぐり、企業トップの刑事責任が問われたのは異例』とあったが、私はこの裁判官が特捜検事なら小沢一郎も鳩山由紀夫もとっくの昔に起訴してくれただろうにと瞬間的に思った。責任の範囲を止めどなく広げる能力をお持ちだからである。
たとえ家庭用品であってもガス器具である以上、生命が危険にさらされる恐れがあることを、国民にあらためて周知させるぐらいの効果はあるだろうが、それは罪人をこのような形で作るのではなく別のまともな手段で行えばよいことである。
このニュースのせいであろう、私の以前のブログ記事へのアクセスが増えた。かれこれ4年前の記事であるので何を書いているのやら気になったので読んで見たが、結構まともなことを言っているようである。危険性のある器具を使うには利用者が頭を働かせないと、と言っているのである。危険性のある器具に100%近い安全性をメーカーに求めようとすれば、製品価格の高騰を招くことは必須で、いままで庶民が気軽に手にすることが出来たものでも高嶺の花になってしまう。頭ををちょっと働かせば危険を避けることが出来るのに、である。4年前の記事のタイトルだけを見ると、いかにもメーカーに肩入れしているようであるが私は意見を変える必要を感じないので、ここにそのままを再掲(時間順)しておく。お目通しいただければ幸甚である。
①『パロマ器事故』のどこにメーカー責任があるのか?
②『パロマ器事故』に使用者の心得をおもう
③理不尽な経産省のパロマに対する回収命令
①で現時点でもしメーカーの製造責任を問うとすれば、『不正改造』を許すような製品を作ったことが悪い、ということになるのだろうかと述べているが、まさかそこまでの判断はするまい、との思いを込めていたのである。ところが朝日新聞の記事によると、『判決は「欠陥」とまでは言わなかったが、簡単に改造できた点で製品自体にも問題があったと認定した』と、その「まさか」に踏み込んだものだから驚いたのである。このことだけは付け加えておきたい。
自分の周りにある危険にどう対処するのか、それを教えるのが親であり教育である。メーカーにまかせることではない。
たとえ家庭用品であってもガス器具である以上、生命が危険にさらされる恐れがあることを、国民にあらためて周知させるぐらいの効果はあるだろうが、それは罪人をこのような形で作るのではなく別のまともな手段で行えばよいことである。
このニュースのせいであろう、私の以前のブログ記事へのアクセスが増えた。かれこれ4年前の記事であるので何を書いているのやら気になったので読んで見たが、結構まともなことを言っているようである。危険性のある器具を使うには利用者が頭を働かせないと、と言っているのである。危険性のある器具に100%近い安全性をメーカーに求めようとすれば、製品価格の高騰を招くことは必須で、いままで庶民が気軽に手にすることが出来たものでも高嶺の花になってしまう。頭ををちょっと働かせば危険を避けることが出来るのに、である。4年前の記事のタイトルだけを見ると、いかにもメーカーに肩入れしているようであるが私は意見を変える必要を感じないので、ここにそのままを再掲(時間順)しておく。お目通しいただければ幸甚である。
①『パロマ器事故』のどこにメーカー責任があるのか?
②『パロマ器事故』に使用者の心得をおもう
③理不尽な経産省のパロマに対する回収命令
①で現時点でもしメーカーの製造責任を問うとすれば、『不正改造』を許すような製品を作ったことが悪い、ということになるのだろうかと述べているが、まさかそこまでの判断はするまい、との思いを込めていたのである。ところが朝日新聞の記事によると、『判決は「欠陥」とまでは言わなかったが、簡単に改造できた点で製品自体にも問題があったと認定した』と、その「まさか」に踏み込んだものだから驚いたのである。このことだけは付け加えておきたい。
自分の周りにある危険にどう対処するのか、それを教えるのが親であり教育である。メーカーにまかせることではない。