日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

無残 薔薇に種牛に鳩山首相

2010-05-24 09:35:41 | Weblog
薔薇の世話を自分でし始めて2年目になる。それまでは勝手に生えていた。薔薇の育て方を少しずつ勉強して水や肥料のやり方、剪定の仕方など徐々に覚えてきた。そのせいもあってか今年は沢山花が開くようになった。昨日の朝は早くから雨で風も強く、薔薇の枝が風に大きく揺れており、すでに地表には薔薇の花びらが無残にも散らばっている。風が弱まり、動きが停止する一瞬を狙って写真に残した。これは正解だったようで、日中外出して夕方に帰ってくると、左側の二辨は散り去り、右側は鉢ごと倒れて新芽が折れていた。薔薇を育てるにはまだまだ気配りが欠けているようである。


昨日朝刊に『口蹄疫 宮崎県知事種牛49頭延命を要請 国は困難の姿勢』と見出しが大きく出ていた。

 東国原県知事は22日、県庁での記者会見で、県家畜改良事業団で飼育していた種牛55頭のうち、避難させた「エース級」6頭以外の49頭についても殺処分しておらず、「経過観察させて欲しい」と政府に求めた。
 家畜伝染病予防法では、口蹄疫に感染した疑いのある牛が見つかった場合、農業の牛はすべて殺処分対象となる。東国原知事は「このままでは宮崎県から一頭も種牛がいなくなる。法は法だが、6頭は特例で(移動を)認めて貰った。何とか競技の余地は内だろうか」と、国と協議したいとの姿勢を示した。
(朝日朝刊 5月23日)
 
万全の予防措置を講じて種牛の経過観察をすればいいではないかと思う。現地の山田正彦農林水産副大臣は「特例を認めていいとは思っていない」と消極的であるが、これこそ官僚的発想であろう。政治家主導を標榜するのであれば専門家の協力を仰いだ上、東国原知事の要望に応えたらどうなのだろう。と思ったものの、これは科学者としての発想で、法は法、当事者の恣意的判断で法を犯すのはいかがなものかとも考えてしまう。

私は日ごろ血統書付き種牛の血を引く由緒正しい牛肉とはそもそも無縁の生活を送っている。食卓の常連はオージー・ビーフなのである。不慮の災難で命を絶たれる動物こそ無残であると思うものの、すきま風のようなものがもう一歩先の考えを妨げる。

 鳩山総理大臣は23日の2度目の沖縄訪問で、普天間基地の移設先を名護市の辺野古周辺とすることを初めて明言しました。

 鳩山総理大臣:「国内、及び日米の間で協議を重ねた結果、普天間飛行場の代替地そのものは、やはり沖縄県内に、辺野古の付近にお願いせざるを得ない。断腸の思いで下した結論でございます」「私自身の言葉『できる限り県外』だと、この言葉を守れなかったということ。そして、その結論に至るまで、その過程のなかで県民の皆様方に大変、混乱を招いてしまいましたことに関して心からお詫び申し上げたいと…」
(テレ朝ニュース 05/23 17:30)

一国の総理に対してきわめて失礼ではあるが、テレビに鳩山首相の顔が映ると『蛙の面に小便』とひとりでにつぶやいてしまう。私人としたら面白い方なのかも知れない。しかしその言葉に信がおけないと国民に見放されてしまった今、公人としていかに身を処すべきなのか、正常な判断を下せるだけの理性は失っていただきたくないと願うのみである。

今朝もまだ雨が続いている。なんとなく陰鬱。