木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

武士とサムライ

2004-03-10 09:09:13 | インポート
 武士の世の中は明治十年に終わりを告げた。しかし
武士というものがいなくなったのかと言えばそうでもない。
 ここでいう武士とは、身分の武士であり、今日でいえば
公務員に相当する。
 刀や髷という目に見える形での武士は消えたが、安定した
身分としての武士は形を変えて公務員として残っている。

 武士は農民や町人からの年貢で暮らしていた。いわゆる
消費者であった。公務員も同じである。住民や市民、国民
の税金で暮らしている。身分が安定している代わりにいざ
事が生じたら、身体を張って難局に臨むのがまた身分として
の武士であったが、今日の公務員はどうだろうか。

 江戸期には刀の使い方も知らず、馬の乗りこなし方も知ら
ない武士も多かった。お上に逆らわなければ先ずお家断絶
などの失業もなかったことで軟弱な存在になったのである。
 勿論、武士でも気骨ある人々も少なからずいた。

 さて、武士と侍(さむらい)は違うと思っている。
侍は今日でいえばアスリートである。アスリートも今日、世
界各地に存在している。従って、こちらも姿や形を変えただ
けで、侍も存在しているといえる。

 アスリート精神をもって政治に臨むことが大切であろう。
アスリートはアスリートを知る。アスリートにはアスリート
が集う。そういう所から、世の中に活気が生まれる。

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