木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

クラシック音楽を聴きながら

2024-09-14 00:22:25 | 随想
クラシック音楽を聴いていると若い頃とは
違い、何か胸の奥から共振するような感覚に
なります。
意識が格調高くなります。

モ―ツファルトは偉大な作曲家だったと言われ
ていますが、私としてはバッハの音楽のほうが
魂の上昇を感じて心地良いですね。

よく考えるとクラシック音楽のほとんど全ては
1500年代から1600年代にかけて作曲された
ものです。
今の時代において尚、色褪せる事なく皆が聴き
今の時代において尚、クラシック音楽を超える
音楽が作曲されていません。
これは何を意味するのでしょうか?
今の時代に様々に音楽教育を受けている方々も
素晴らしいですがクラシック音楽を演奏している
のが関の山で、自らがクラシック音楽を超える音楽
を作曲するまでには到りませんね。
自らがクラシック音楽を超える音楽を作曲する
事はできていません。

そう思うとクラシック音楽が生まれたあの時代
の作曲家の方々をどう見るべきか。
感性が研ぎ澄まされていたのか。
人類の音楽としての最高到達点に達していたのが
1500年代から1600年代の時代だったのか。
霊性が高かったのか。
高次元界や天上界から音階や旋律が作曲家に
降ろされていたのか。

モ―ツファルトはほとんどの楽譜を即興で修正なく
一筆書きで仕上げていたと伝わります。
そのようなモ―ツファルトはいつしか支配階級から
白羽の矢を立てられ宮廷などでの演奏を任されたり
していきます。
天才モ―ツファルト。
誰もが若くして次々と神がかった旋律を生み出す
モ―ツファルトを讃えました。
そのような時にモ―ツファルトは35歳という
若さで急逝してしまいます。
天才は早く天に召される運命なのか・・・・・。
違います。
モ―ツファルトはいつしか自分は支配階級に利用
されていた事に感付き、オペラ「魔笛」の中で
支配階級を批判した事が支配階級の逆鱗に触れた
ために消されたと見るのが妥当です。

作曲家や芸術家もいつしか支配階級に利用されたり
飼い慣らされたりしますが時として作品の中に
支配階級を批判したり揶揄するメッセージを含んだ
り直接的に批判するようになる作曲家や芸術家が
現れます。
支配階級は音律まで支配コントロールして人類の
精神や脳に好影響を与える音律を妨げてきました。

クラシック音楽を超える音楽が数百年が経過した
今でも現れない理由は支配階級が人類にとって
素晴らしい音楽や音域、旋律が生まれる事を
絶えず妨げてきたからではないか、と考えるように
なりました。
それとも現代人類の霊性や感性が退化したために
いまだにクラシック音楽を超える音楽を作り出す
事ができないのか。

流れる車窓にクラシック音楽を聴き流しながら
ふと、そのような事を考えました。


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1 コメント

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Unknown (三毛猫)
2024-09-15 02:01:26
今晩は。
バッハの末息子とモーツァルトは、仲良しでした。
バッハ一族とは違い、末息子は、オペラに憧れ、イタリアやイギリスに行きました。
モーツァルトが、フリーメイソンに入会したのは、仕事が、欲しかったからでしょう。
時代は、違いますが、個人的には、モーツァルトよりも、バッハの方が好きです。
バッハの音楽の方が、天界に近い様に思えるからです。
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