木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

コミュニケーションを巡る環境

2015-06-25 20:05:41 | インポート
 先日、コミュニケーションの大切さやコミュニケーションによる人
の温もりを話し合う場に参加した。
 コミュニケーションは人と人とを結ぶ大切な要素であるが、最近
ではSNSやネットを通じたコミュニケーションに重きが移り、実際
に人と人とが交わり向き合い意思疎通を行う本当のコミュニケー
ションが希薄になっている状況に懸念を持っている人々の勉強会
であった。

 昔は食卓を囲んで2世代3世代が食事をしながら団欒をする時間
が自然だったが、最近は核家族化が進行し、かつその核家族ですら
互いが時間がバラバラで夫婦であっても食事を共にしないできない
家庭も増え、コンビに弁当をそれぞれが買って帰り食べているような
事例が増えている。
 まさに夫婦であってもそれぞれの個食になっている事例である。
 そうなれば当然ながら家族の会話、夫婦の会話自体が無い状態に
なってしまう。
 家庭のコミュニケーションが不足する事から起因する子供達の情緒
面の歪みや情緒の未発達、対人関係を築いていく事に苦痛や困難を
きたす子供達や大人の増加はまさに今の時代特有の現象だと感じて
いる。
 上記の環境要因に加えて今は食品添加物まみれの食品ばかりが溢
れ、化学物質の成分やワクチン等に含まれる物質が子供達を蝕んで
いる。昔は自閉症や引きこもり、ニートは限りなく存在しなかったと推察
している。
 何故、今の時代に自閉症や引きこもり、ニートが増加しているのだろ
うか。ともすれば最近の子供達は根性が無いとか、やる気が無い、だ
らしが無いからだという結論に至りがちだが、そうではないと見ている。
 果たして昔の子供達に自閉症や対人恐怖症というものがあっただろ
うか。多少の引っ込み思案な性格の子供や照れ屋、恥かしがりやの
子供はいたが、対人恐怖症という症状は限りなく存在しなかったと見て
いる。
 これは食品添加物や化学物質に含まれる成分やワクチンに含まれる
水銀や防腐剤が子供達の脳や中枢神経を犯してしまう事に起因する
という事が様々な専門家により検証されている。
 日本のメディアやマスコミが報じないために多くの日本人だけが知ら
ないだけである。
 従って食品添加物を限りなく廃止し化学物質を正しく規制し不必要な
ワクチンを廃止すれば次第に自閉症や引きこもり、ニートは減少してい
くものと推察している。
 先日、私はある場で上記の内容のスピーチをした。

 また人間関係を構築するには何らかのスポーツをする事も良い作用
をもたらせる。
 例えばキャッチボールをするだけでも互いに打ち解け、言葉は無くても
動作を通じたコミュニケーションになる。
 また何かの種目で共に練習をする、試合に臨むという場面の経験が互
いのコミュニケーションを育み人間形成においても有意義である。
 スポーツをする事は他人とのコミュニケーションだけでなく、自分自身と
向き合う中での自己との対話、自己の内面とのコミュニケーションにもな
り、更には自身を客観視する感覚であるメタ認知も備わり良い教育効果
を生じて良いものである。
 様々なコミュニケーションの必要性を感じないではいられない。

 今の大学生や若い社会人の方々は初対面の人と話す事に緊張したり
苦に感じたりする人が多いと聞く。
 小学校、中学校、高校の頃に多くの人にありがちな「仲間内で固まる」
「同じグループのみの内輪で仲良くする」という行動ばかりをしてきた人
にとっては大学のような開かれた場所で初対面の場面や機会が増えて
戸惑うのかも知れない。
 ましてや社会人になったら職場でも初対面の方々も多く、また営業職
で外回りをすれば毎日が誰かやどこかの会社の担当者との初対面ばか
りである。
 初対面の人と話すのが苦手だ、初対面は嫌だというのは社会人として
もったいない。
 私は初対面を楽しむタイプである。
 名前も背景も全く何も知らない真っ白な相手だからこそ、興味が湧き相
手を知りたいと色々と会話をしたものである。
 特に大学生になると全国から色々な人々が集ってくるのでお互いが初対
面である。初対面を楽しむ性格の人と初対面を苦にする人とでは大学生生
活、ましてや社会人になってからの日常に大きな違いが生じてしまう。
 高校生まではクラスという囲いがあるために、その囲いの中で同じ中学校
出身の者同士や同じ仲良しグループで仲良くするようなパターンが多いが大
学生や社会人になれば高校生の頃までのクラスのような囲いは無くなり、そ
の人に応じて限りなくフリーであり多様な場になっていく。
 40歳を過ぎればグッと年上の人でも仲良くしている人もいれば、グッと年下
でも仲良くする人もいる。年齢に関係なく波長の合う人や共鳴できる人とは
30歳年上でもプライベートで酒を飲むこともあり、かなり年下でも交流する。
 そのような人々も最初は知り合った時は全くの初対面であった。
 初対面だったからこそ話が弾み、仲良くなりプライベートでぶらりと立ち寄っ
ては時に酒を交わすようになる。
 初対面を苦にするのはもったいないし、社会人としての可能性を自分で狭め
てしまうことになる。

 私が20代の頃、スポーツジムでトレーニングをしていると同じフロアにいた
初対面の女性と器具の使い方を巡って会話になり、それがきっかけで仲良く
なり、時々トレーニングを共に重ねるようになり交際一歩手前まで仲良くなった
ものである。
 他にも20代の頃に出場したマラソン大会の試合前のウオーミングアップ中に
初対面の人と準備運動中に仲良くなったり、初対面の女性と使用しているスポ
ーツジムが同じ系列だった事からそれがきっかけで会話が弾み試合後も仲良く
なり、2年程「交流」した方もいた。
 何事も初対面から全ては始まる。
 初対面を苦にする若者は自分で独り相撲で限界を設けているように思えて
仕方が無い。
 これも全てコミュニケーション感覚の無さから起因するものであろう。
 コミュニケーション環境の重要性を感じないではいられない。

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1 コメント

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Unknown (うぼで)
2015-06-26 18:14:35
コミュニケーションを大事にされて下さい。私は人を攻撃ばかりしてたので裸の王様になりました…(苦笑)。
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