木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

相互の理解に向けて

2009-11-07 23:21:23 | インポート
 先日、東京の音羽にて日中友愛交流会に出席した。
 多くの様々な皆様のご尽力で、このような交流と友好
を温める場が初めて開催された。
 このような場に臨めたことを嬉しく思う。

 ビール、ワインを交わしながら在日中国大使館の公使
参事官としばし談笑した。この公使参事官には昨年冬に
植林事業で中国に渡航し、植林と式典を終えた後の武漢
での晩餐の際にお世話になった。久しぶりの対面で懐か
しさを覚えた。
 今後、機会あれば在日中国大使館にも立ち寄って等身
大の中華人民共和国の様々な現状や考えを聞いてみたい。
 その他、参事官や一等書記官、二等書記官、三等書記
官の方々とも談笑し、素朴でかつ温かい時間を過ごした。

 ある書記官は日本は発展のモデルだと述べた。日本は
過ごしやすいかと私が尋ねれば皆が皆、街が綺麗で過ご
しやすいと答えた。彼ら彼女らの目には現在の現実の等
身大の日本の各地の姿が映っていることだろう。ある書
記官は北海道に感動したとも言い、また宮崎県の風景に
も感じ入ったと述べていた。東京だけでなく時間があれ
ば日本列島の各地を訪れて風光明美で多様な日本の良さ
を知って欲しいと私は伝えた。交わすワインが旨かった。

 日本と中華人民共和国、アジアの隣人として友好が進
み、相互理解が進めばこれにこしたことはない。勿論、
お互いに礼節を守りけじめやエチケットを守り言うべき
ことは言う。超えてはならない一線は越えず、失っては
ならない筋は失わないことに留意すれば、本当の意味で
の友好が継続するものと私は思う。
 向き合う中で幾つもの感覚の違いに気がつく。
 しかし、その違いこそが異国同士である証拠でもある。
 その違いをいかに認め合い、認識し、互いが良き関係
としてあり続けるか、共存していくことができるか、私
はそれが友愛精神の一つだと思った。

 中華人民共和国の指導層の方々や留学生、知識層の方
々に実際に現在の日本に来てもらい、等身大の日本を見
聞してもらい認識してもらう、そして彼ら彼女らと等身
大に語りあい、会話し、交流していくことを重ねていく
事こそが、例えば中国内にある中国を出たことのない人
々によって煽動されている反日という煽動を越えていく
力を生む実直な道ではないだろうか。
 2度訪れた中国では私は反日という空気に触れること
はなかったが。

コメント
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