昨日の告別式に続いて、今夜は通夜と、不祝儀が続いている。これも気候の寒暖の差が、大きい事が原因かも知れない。ご年配の方は、体調を崩しやすいから、特に注意が必要である。さて、今日のお通夜の法話で、若い住職さんが、心に沁みるいいお話をされたので、紹介したい。拝む際に合掌(手を合わせる)が、これには、色々な意味があるとの事である。①、手を合わせる時、自分を信じる気持ちを忘れない。②、自分を取り巻く、周りの全ての事に感謝をする。どうしても自分一人で思い通りならない事に、気付くのも大事である。さらに人間同志の挨拶や、太陽・山・海等の自然界に、手を合わせることも大切である。その時、その時に、自分の思いを込める。具体的に言うと、右の手を相手に置き換える。例えば、墓参りに行った時は、お寺は右手であり、反対の左手は自分である。お墓だけでなく、本堂へも、お参りをする。その他、全てに当てはまる。それが日常のあるべき姿である。それが自分の考え方で、残念ながら壁を作ってしまう。大きい・小さい・広い・狭いなど。目の前のことは、何も変わらないのに---。
余計なことに囚われないように~。只ひたすら手を合わせる。忘れずに実行してほしい。その都度行う、何度も繰り返す様に、とのお話であった。正にその通りであると思った。このお坊さんは、福島でも有数の古刹であり、福島県での第1回県議会が行われた、由緒あるお寺である。ここの若いお坊さんの真情溢れる、清々しい法話を聞けるのは、密やかなる楽しみである。明日から実行しようと感じた夜でもあった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます