大きな「蓼」が見事な花房を垂らしていた。
単にうろ覚えの「蓼」であったが、念のため調べたら、蓼の中で最も大きな「大紅蓼・おおべにたで」、別名「大毛蓼・おおけたで」と判明した。
最も小さな「アカマンマ」は「犬蓼・いぬたで」、房がもう少し大きいのが「大犬蓼・おおいぬたで」との区別もあるらしい。
その昔は「アカマンマ」の花をしごいて、子供達は「オママゴト」の赤飯に見立ててよく遊んだ。
最近は、子供達の「オママゴト」遊びをついぞ見かけなくなって久しい。あの「アカマンマ」は、花粒も花房もはるかに小さくて垂れないが、この「蓼」は草丈も、花房の大きさも、そして花の色も見事だ。
子供の頃に一緒に遊んだ、あの子達は今頃どうしているだろうか・・・。
夕陽さす大紅蓼の花粒に
「ままごと」想ほゆ幼き頃を
アカマンマは ごちそうだったあの頃は
ぼくはとうちゃん かあちゃんは お前だ
ともだちの たけちゃん ひろし なみえちゃん
ヨシコに みよこ タカジさ 元気か