「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「大紅蓼・おおべにたで」

2006-08-12 23:01:17 | 和歌


 大きな「蓼」が見事な花房を垂らしていた。

 単にうろ覚えの「蓼」であったが、念のため調べたら、蓼の中で最も大きな「大紅蓼・おおべにたで」、別名「大毛蓼・おおけたで」と判明した。
最も小さな「アカマンマ」は「犬蓼・いぬたで」、房がもう少し大きいのが「大犬蓼・おおいぬたで」との区別もあるらしい。

 その昔は「アカマンマ」の花をしごいて、子供達は「オママゴト」の赤飯に見立ててよく遊んだ。
最近は、子供達の「オママゴト」遊びをついぞ見かけなくなって久しい。あの「アカマンマ」は、花粒も花房もはるかに小さくて垂れないが、この「蓼」は草丈も、花房の大きさも、そして花の色も見事だ。

 子供の頃に一緒に遊んだ、あの子達は今頃どうしているだろうか・・・。






             夕陽さす大紅蓼の花粒に
   
             「ままごと」想ほゆ幼き頃を



             アカマンマは ごちそうだったあの頃は 
  
             ぼくはとうちゃん かあちゃんは お前だ   



             ともだちの たけちゃん ひろし なみえちゃん   
             ヨシコに みよこ タカジさ 元気か