HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

Marked the Favourite

2011-03-29 18:23:11 | bike
トラックのマススタートレースで、優勝候補の選手がマークされるのは織り込み済み。しかしここまで激しく、徹底的にマークされるとは。今回のトラック世界選でそれを目の当たりにした。

キャメロン・マイヤーはスクラッチレースでもポイントレースでもラップを許されず、チャンスを逃さなかった伏兵が優勝をもぎ取った。

「束になってかかってくる敵と、一人で戦うカンフー映画のようだ」と形容した人もいたほど。でもカンフー映画では、一人の方が勝つんだけど(苦笑)。まさに“大勢に手なし”状態だった。

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世界選最終日のマディソンレース。

前半、本命であるキャメロン・マイヤー - リー・ハワード組は動こうとしない。否、動けないのか?

いぬたろうの無慈悲な一言。「駄目だこりゃ。優勝どころか、メダルもなしだな」。当然、レース後、しばきましたが(鬼)。

しかしその時は「マークされるから、皆が疲れてくる後半から動くんだよ。たぶん…」と力なく反論するのが精一杯だった。

ハワード: 「激しくマークされるのは分かっていた。冷静に行こうと二人で話した。逃げを潰され、苛つけば負け。僕らは我慢強く待って、チャンスを掴んだ」

まず、伏兵チェコが残り67周でラップ。ポイントは僅か1。ポイントを多く持っているのは、スペイン、オランダ、フランス。

そしてオーストラリアが第7スプリント後にアタック。走りにキレがある!! 「第8スプリントの前にラップしちゃ駄目~!!」(←第8の5ポイントを獲らなきゃ)と絶叫しつつ、勝負の行方を見守る。見事、5ポイントをゲットし、その後ラップ完了。

ハワード: 「これがマディソンの戦略なんだ。僕らはラップするのに10~12周必要とする。長い時間だ。その間、ポイントも戴く」

オーストラリアがラップした後は、誰もラップ出来なかった。そして、ゴールスプリントで、オランダ、スペイン、フランスの熾烈な銅メダル争いが繰り広げられた。

そりゃテオ・ボスにスプリントさせたら誰も敵わんつーの。第4スプリントではテオ様、1着入線も、斜行して2着入線のスペイン邪魔をし、1・2着入れ替えのペナルティ、なんてこともあった(苦笑)。それにしても…、スプリント、ケイリン、1kmTTの元・世界チャンピオンが、マディソンの銅メダリストになるなんて、前代未聞というか、不思議な感じ。

CN: March 27, Men's Madison: 50km Meyer and Howard repeat Madison win


Cameron Meyer (L) & Leigh Howard World Madison champions for two consecutive years!!
賞品はオランダらしくオレンジ色の木靴♪
靴を履こうとするボケギャグをやった選手がいた(※ この二人ではありません)


(photos: Yahoo! Sportsより)

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