HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

世界チャンピオンは来日しないけれど

2010-05-03 18:49:00 | bike
TOJの参加チーム、暫定スタートリストが発表されている。

ツアー・オブ・ジャパン公式サイト: 参加チーム

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チームジェイコスキンズ(旧チームAIS)の2010トラック世界選団体追い抜き世界チャンピオン、ローハン・デニスとマイケル・ヘップバーンの名前がないことにガッカリ。。。 おそらく、日程がかぶっているオリンピアズツアー(若手登竜門レース@オランダ)のほうに出場するのだろう。

しかし“台風の目”になりそうなスプリンター、マイケル・マシューズは参戦予定。マシューズの最近の実績。オセアニア選はRR、TTとも1位。オーストラリア選U23ではRR、TTとも3位。ツール・ド・ランカウイ、ステージ2勝。U23フランドル一周2位。

今回のジェイコスキンズのメンバーは、トラック、ロード両刀使いのグレン・オシェイを除きロード専門選手。

≪チームジェイコスキンズ TOJ暫定スタートリスト≫
1. Michael Matthews(マイケル・マシューズ)19歳
2. Richard Lang(リチャード・ラング)21歳
3. Glenn O'Shea(グレン・オシェイ)20歳
4. Patrick Lane(パトリック・レーン)18歳
5. Nick Aitken(ニック・エイトケン)19歳
6. Aaron Donnelly(アーロン・ドネリー)19歳

Team Jayco Skins 公式サイト

(photo: Cycling Auatraliaより。4月25日にイタリアで行われたGran Premio della Liberazione。マシューズは2位だった)

雑魚の告白

2010-05-03 18:45:41 | bike
BMCを解雇されたスイス人、トーマス・フライの告白記事(CN)に、HTCのティージェイ・ヴァンガードレンは怒り心頭、腸が煮え繰り返る思いだ。

CN: Frei explains the motivation behind his doping←フレイのあっけらかん告白
Twitter: tvangarderen88←ヴァンガードレンの怒りの呟き

フレイは言い訳することなく、しれっと正直に語っている。乱暴にまとめると。。。

  • 金と名声のためにやった。
  • 見つからなかったら、勿論やり続けただろう。
  • お金の誘惑。人間ってそんなもんでしょ。
  • 春の好成績のおかげで、来季の契約は好条件で交渉中だった。
  • いろいろあった2007アスタナでプロ生活が始まったが、自分は雑魚だから、人のドーピングについては知らなかった。
  • 最初はやってなかったんだけど、皆がやってるからやった。
  • アシスト人生で終わるなんてイヤだし。
  • チームぐるみじゃなくて、自分でやった。
  • 監督にも他の選手にも、突然速くなったなんて怪しまれなかった。

    特に突っ込みどころもない、あっけらかんとした、罪悪感も感じさせない告白だが、これはクリーンな選手にとっては堪らないでしょう。自転車競技への敬意の欠片もなく、こんな人と同じスポーツをやってるなんて、屈辱的と思って当然だ。

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    以前読んだ、「スイス人若手選手のドーピング意識調査」の記事を思い出した。

    swissinfo: ドーピングに無防備

    「スイスの若い自転車競技選手はドーピング薬に対し無防備」、「道徳的にも関心が薄い」、「ドーピングを行うことにそれほどためらいがない」…。フライの件とあまりにも合致していている。

    まあ、憂鬱な溜め息が出るような話だが、最近の自転車競技界は、フライのような人だらけ…ではなく、確実にヴァンガードレンみたいな選手も増えていることが救いだろうか。