BMCを解雇されたスイス人、トーマス・フライの告白記事(CN)に、HTCのティージェイ・ヴァンガードレンは怒り心頭、腸が煮え繰り返る思いだ。
CN: Frei explains the motivation behind his doping←フレイのあっけらかん告白
Twitter: tvangarderen88←ヴァンガードレンの怒りの呟き
フレイは言い訳することなく、しれっと正直に語っている。乱暴にまとめると。。。
金と名声のためにやった。
見つからなかったら、勿論やり続けただろう。
お金の誘惑。人間ってそんなもんでしょ。
春の好成績のおかげで、来季の契約は好条件で交渉中だった。
いろいろあった2007アスタナでプロ生活が始まったが、自分は雑魚だから、人のドーピングについては知らなかった。
最初はやってなかったんだけど、皆がやってるからやった。
アシスト人生で終わるなんてイヤだし。
チームぐるみじゃなくて、自分でやった。
監督にも他の選手にも、突然速くなったなんて怪しまれなかった。
特に突っ込みどころもない、あっけらかんとした、罪悪感も感じさせない告白だが、これはクリーンな選手にとっては堪らないでしょう。自転車競技への敬意の欠片もなく、こんな人と同じスポーツをやってるなんて、屈辱的と思って当然だ。
+++
以前読んだ、「スイス人若手選手のドーピング意識調査」の記事を思い出した。
swissinfo: ドーピングに無防備
「スイスの若い自転車競技選手はドーピング薬に対し無防備」、「道徳的にも関心が薄い」、「ドーピングを行うことにそれほどためらいがない」…。フライの件とあまりにも合致していている。
まあ、憂鬱な溜め息が出るような話だが、最近の自転車競技界は、フライのような人だらけ…ではなく、確実にヴァンガードレンみたいな選手も増えていることが救いだろうか。
CN: Frei explains the motivation behind his doping←フレイのあっけらかん告白
Twitter: tvangarderen88←ヴァンガードレンの怒りの呟き
フレイは言い訳することなく、しれっと正直に語っている。乱暴にまとめると。。。
特に突っ込みどころもない、あっけらかんとした、罪悪感も感じさせない告白だが、これはクリーンな選手にとっては堪らないでしょう。自転車競技への敬意の欠片もなく、こんな人と同じスポーツをやってるなんて、屈辱的と思って当然だ。
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以前読んだ、「スイス人若手選手のドーピング意識調査」の記事を思い出した。
swissinfo: ドーピングに無防備
「スイスの若い自転車競技選手はドーピング薬に対し無防備」、「道徳的にも関心が薄い」、「ドーピングを行うことにそれほどためらいがない」…。フライの件とあまりにも合致していている。
まあ、憂鬱な溜め息が出るような話だが、最近の自転車競技界は、フライのような人だらけ…ではなく、確実にヴァンガードレンみたいな選手も増えていることが救いだろうか。
南米や東欧の自転車界のマイノリティ選手が好きなのでヴィノが大好きだっだけに自転車界の隅っこのほうでの復活は実は少し嬉しかったのですがトレンティーノで優勝してLBLで優勝となると・・・そこまで活躍されるとちょっと困ったなってのが正直なところで、まぁ私が困ろうがヴィノは知ったこっちゃ無い訳ですが(笑)只海外メディアでの贖罪羊的な扱いには若干辟易してますが・・・フライもそうですがやはり涙ながらに謝罪しないとダメなのかなぁ。
いえいえ、ご丁寧に返信をありがとうございます。
ドーピングについては考えるところが多々あって(苦笑)、自分勝手な思いをブログに書き散らかしていますが、常に堂々巡りな上に、煮詰まってしまうので、コメントを頂けると、なんとか気持ちを纏めようと私の為にもなっているので非常にありがたいです。
>リッコ系
確かに…(苦笑)。
「フライはバレたことは後悔してるけど、やったことは反省していない」とヴァンガードレンが補足していましたが、その通りで、バレてすぐ反省できるのなら、まずやらないだろうし…(←堂々巡り)。
2008年に奈良で開催されたトラックアジア選のカザフスタンナショナルチームなのですが、ハンドルはガムテープだらけ(修繕?)、クリートが壊れて、足とペダルをガムテープでぐるぐる巻きして応急処置、選手の中には、リバティセグロスやTモバの自転車・ジャージの人がいて、こういうのは全部ヴィノクロフの寄贈なのかなぁと、お国事情を垣間見た気がしました。
これだけ国を背負っていると、何があっても口を割ることはないのかもしれないと、複雑な思いがしました。。。
本来なら、各国車連が選手が若い頃からアンチドーピング教育をして、反禁止薬物の意識を根付かせるのが第一歩なのでしょうが、なかなか車連の規模も考え方も違って…(←またまた堂々巡り)。
「皆がやっているからやった」、「チームじゃなくて、自分でやった」。
この2点に目がいきました。まず、まだまだ薬剤を配給する仕組みやネットワークが存在し、個人でアクセスできる事。これがある限り、いくら選手を取り締まろうが、甘い蜜はコンコンと湧き出てしまって、近寄る虫をさえぎれません。
また、皆がやっている、すなわち狭い世界では手を染めている人間に簡単に行き着いてしまうって事です。しかも、雑魚でも手がだせるくらいの費用で可能になっている。いくら啓蒙しても、まだまだ近寄っていく輩はいるでしょう。しかも、雑魚でも出来るのなら、大金を積めば、より高度な薬物が処方できるとも考えられる(汗)。
と考えている側から、またまた大物を含むクロな選手がUCIに釣り上げられているし。今のシステムがまだ続くのであれば、いたちごっことして見るしかないのかなと思えてきます(諦)。
Fumyのtwitterで、女子クロスカントリースキーの石田 正子選手とWADAのADAMSネタのやり取りを見かけましたが、やはり自転車競技選手に対する抜き打ち検査は厳しすぎる気がしました。しかし、その検査を当面でもかいくぐれてしまう手法や対策が存在すると思えてしまうのが、ほんとうに腹立たしいです。
お久しぶりです~。
プロトンで、クスリについての情報交換などが“美味しいレストランの情報交換”(苦笑)のようにおおっぴらに行われていた時代とは大分変わってきているようですが、影の口コミは今でも少なくないのでしょうね。
チームぐるみじゃなくとも、チームは“見て見ぬふり”っていうのはほんの数年前…(今も?)。
>雑魚でも出来るのなら、大金を積めば、より高度な薬物が処方
ですよねー。。。(あと敏腕弁護士も重要?)
輸血ドーピングなんて、EPOと違って個人では無理そうですし。
自己輸血も今は判別できるなんて言われてますが、実際はなかなか判定は難しいのではと思います。
次に流行りそう(!?)なのは、遺伝子ドーピングでしょうか。
「実験にうちの選手をつかってもいい」なんて輩もいるようで(恐)、これも時間の問題か。。。
>ADAMS
あらー、、、競技外検査、やはり競技によって頻度が随分違うのですね。
日本人ってだけで、クリーンと思われてるとか(自転車競技は別格?)聞いたことがあるのですが、まあ確かに怪しそうな競技や選手、やりそうな時期に行った方が効率はいいでしょうし。
リー・ハワードは寝坊が出来るオフ日の早朝に叩き起されたそうで、がっかりしたそうです(苦笑)。
ADAMS、シャペロン…、検査は厳しくなっても、抜け穴を見つけ出す悪知恵には開いた口が塞がりませんです。