HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

追い込んだ男とデジャヴ

2010-05-24 18:20:08 | bike
ツアー・オブ・ジャパン2010富士山ステージ。1位サレルノ(デローザ)、2位ミズロフ(カザフ)、3位シュシェモイン(カザフ)。過酷な山登りを終え、山岳マン達が飛び込んでくる。ここまでの攻防は、実況放送で把握していた。さて、4位は?


思わず「ええっ!?」と声を上げてしまった。
なんとポイント賞ジャージ着用のスプリンター、マイケル・マシューズが戻ってきた!!


ゴール後、女性マッサーに介抱され…。


意識混濁状態で、ふらふらと路肩へ。


座り込む。


座っていることさえままならず、仰向けに。


マッサーに肩を抱かれ…。


何とか立ちあがり…。


退場する。


ゴールするなり倒れ込み、女性ソワニエに介抱される、という既視感。。。

そうだ。昨年のベイビージロの山岳ステージ(Stg. 7)で、ピーター・ケノーが総合5位から2位にジャンプアップした時のゴール後、ソワニエのペリーさん(※ 彼女もその後GBアカデミーからチームスカイへ)に介抱される図と同じだ。

ここ一番で出し切れる、集中力と勝負強さ。

+++

それにしても…。マシューズの体型は見るからに山登りには不向き。たっぱもあるが、全体的にがっちりとしている。大型犬の仔犬時代みたいな、すんなりと(?)立派すぎる太い脚。心肺機能が図抜けているのだろうが、よくもまあそんな体で富士山を登ってきたものだ(苦笑)。

しかし、意外な事実に気づいた。マシューズの昨年の富士山ステージは12位(タイム: 44分30秒)で、AISの中では最先着。1秒差だが、ボブリッジより速かった。そして、今年のタイムは43分28秒。

山も結構登れるスプリンター。TTも速い。今後、どんな選手になっていくのか楽しみだ。
 
(photos by kumataro)